進化・魔神の加護――
よろしくおねがいします!
あれから俺たちは洞穴を拠点に狩りをこなしていった。中部で育った俺たちにとっては浅部は過ごしやすいところだ。そうそう、ファンタジーでおなじみのゴブリンにも出会った。たしかあのステータスは――
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名前:ゴロロォブ
種族:レッサー・ゴブリン
L V :8/12
状態:空腹
ランク:G+
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であった。さすが3大雑魚の一角を担うだけある。それでも赤ん坊の俺たちと比べれば格上になるが。まぁ瞬殺したけど。ちなみにまずくて我慢すれば食えなくもないっていう感じだった。追い詰められていない限り食いたくない……。
そして兄ちゃんたちが一足先に進化した。3体ともみんな同じ種族だった。俺はまだあと1つレベルが足りなかった。こんな種族へと進化してた。
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名前:なし
種族:フォレスト・キラーウルフ(亜種)
状態:健康
L V :2/24
H P :53
M P :14
攻撃力:21
防御力:11
魔力攻:3
魔力防:5
素早さ:34
ランク:E
通常スキル:
【噛みつく:LV3】
【引っかく:LV2】
【逃げ足:LV1】
【嗅覚鋭敏:LV4】
耐性スキル:
【痛覚軽減:LV2】
【毒耐性:LV1】
称号スキル:
【狼王の息子:LV‐‐】
【狩りの名手:LV1】
【突然変異:LV‐‐】
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こんなステータスになってる。突然変異とかロマン溢れるね。
(亜種)とあるように普通の進化ではないのは明白。これは称号の【狼王の息子】が関係していそうだ。こうなると【魔神の加護】を持つ俺もかなり期待でそう。wkwkである。
だが兄弟で同じ数の獲物を狩ってるのに俺だけがレベルの上りが遅い。ちょっと兄たちに嫉妬しちゃいそうだ。はやく赤ん坊から抜け出したい。
そのために狩りを頑張ろう! あ、ウサギ発見。お肉お肉!
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ザシュ! 「ギョェェェェェェッッ!」
でかいカエルの首元を鋭く伸びた爪で引き裂いて息の根を止めた。だいぶ狩りの手際もよくなったような気がする。自画自賛になるけど。
倒したカエルを引きずって巣へと持って帰る。この森に棲むカエルは川の近くにいることが多く、その身の肉が鶏肉に似ていてコリコリとうまいから俺はよく狙っている。おかげで川の周囲にカエルは身をよく潜めて見つかりにくくなった。乱獲いけない反省。
無事、ついた。たまに鳥の魔物が獲物の横取りをしようとちょっかいだすから気を抜けない。前に横からかっさられたこともあった。あの鳥の特徴は覚えた。次に見つけたときがお前の最期と思え。フフフ……。
ともあれ、恒例のステータス確認に入る。おっやっとレベルがMAXになった! 進化できる! でもどうやったらいいんだろう? ステータスをまじまじと見ていたら何かが浮かび上がってきた。
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【進化先】
・フォレスト・ウルフ ランク:F
・マーダー・ウルフ ランク:F+
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おぉ? 【ステータス開示】持ちはこうして選べるのか? 兄たちはMAXになったとたんにすぐ進化したから選べないんだと思ってた。特権みたいなものか。
とはいえ、最初だからそんなに分岐がないな。あとマーダー・ウルフって物騒な名前だな。強そうだけど。まぁここは兄たちと一緒がいいかな? 俺も亜種になれそうだし。
というわけで、俺はフォレスト・ウルフになるぜ。
【進化を開始します】
【エラーが発生。介入を確認】
【介入により、進化先が変更されます】
【不自然エネルギーの流入を確認】
【対象の保護に入ります】
はぇっ?
俺は意識を失った。
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期待しているぞ、魔狼よ――――




