火事と創鎖3
淨攏の時効事件に終止符が打たれる! その代償として二人が消える! 更に時効事件の真犯人は驚くべき人物!
悪魔と子供~火事と創鎖~
第三話…限界と超越
寅年のある月の18日…正午時にとあるマンションの2階で火災が発生した。その火災での死者は一人…2階火元の部屋の住人の昼鐘 灯火で重傷者は1名…発火場所の部屋の隣室の子供…当時4歳の像神 淨櫳の一人だけだった。事件当初は火元の部屋の住人が台所のガソリンの火を消して居ずに起きた事故だと判断した。だが、淨櫳が目を覚まし自分の一室で寝ていた所にベランダに見知らぬ男性が現れた証言した為に事故から他殺と放火に変わった。…15年以上経った今も容疑者は数人に浮上したが犯人を見つけることには至らなかった。byフェニックス
淨櫳は何者かを追い詰めていた。
(淨櫳)「…テメェがあの時の犯人か?」
(謎の人物)「その通り…俺の名は創道 火鎖だ。」
(淨櫳)「テメェが!」
淨櫳はそう言うと目を瞑り直ぐにユニコーンを呼び出しユニコーンの角を抜き槍に変えて創道に向けて一気に突っ込んだ。
(火鎖)「甘いな!」
創道は目を閉じた。
(淨櫳)「!」
淨櫳が槍で胸を突くと其処には玄武の盾があった。
(淨櫳)「お前は…」
(火鎖)「…その通りだ! 俺は像神の血筋の者だ! …因みに俺が一日に創れる思獣の数は千体だ!」
すると、淨櫳と火鎖の周りには火鎖が創りだした8体のドラゴンで囲まれていた。
(淨櫳)「…ドラゴン…! あの一瞬(火鎖が目を閉じた時)でこの数を…」
火鎖は自分の後ろに居るドラゴンに乗った。
(火鎖)「…一応、言っとくがこいつ等のブレスはマグマと同じ性質だから」
火鎖がそう言うとドラゴン達は淨櫳に向けて一斉にマグマのブレスを吐いた。
(淨櫳)(…本気で不味い! 幾ら死なないからだと言っても溶ければ死ぬ! 思獣を創り出すにしても間に合わない! …もう駄目なのか)
(謎の声)「諦めるな!」
その時、淨櫳の周りにあるコンクリートが淨櫳を護る様に壁になった。
(火鎖)「! 何者だ!?」
壁がコンクリートに戻ると其処には淨櫳だけだった。
(謎の声)「淨櫳とお前のステージは既に用意した!」
淨櫳の前に現れたのは徳魔と天雲だった。
(淨櫳)「徳魔! 天雲! 如何して?」
(徳魔)「お前が自由広場から慌てて出るのが見えて後を追って来ただけ…それと」
徳魔は笑顔で指を鳴らすと淨櫳と火鎖は地下に落ちて行った。
(徳魔)(…これは、お前の戦いだ! 勝って戻って来い!)
地下世界――
(淨櫳)「此処が俺とあいつ(火鎖)の決戦場!」
地下には大きな試合場に変わっていた。
(火鎖)「やはり、甘いな! あの男は…」
そう言いながら創道は刀(龍刀)を持ち淨櫳の後ろから現れた。
淨櫳は距離を取った。
(淨櫳)(…玄武の盾で身を護ったか!)
淨櫳はそう言うと目を閉じた。
(淨櫳)(…これからが本番だ!)
淨櫳が目を開けると四つの球が上空に飛び、淨櫳の周りに落ちると其処には何も居なかった。
(火鎖)「不発か…間抜けだな!」
創道は刀を突き出して淨櫳に突っ込んだ。
(淨櫳)「不発ねぇ…」
淨櫳は持っていたユニコーンの槍を変形させて自分に纏わせて青き鎧を来た。
(淨櫳)「俺が今までに失敗をしたのは一度だけだ!」
淨櫳は獰子との出会いを振り返った。
(火鎖)「!」
淨櫳の周りに四つの光の球が落ちた。すると、淨櫳の右腕に青龍の刀・左手に玄武の盾・両足には白虎の足・背中には朱雀の翼が出現した。
そして、創道の攻撃を刀で受け止めた。
(火鎖)「如何言う事だ!? 思獣創召喚(思獣を脳内で創り現実に呼び出す事)には目を瞑り自分の世界に入る必要がある筈だ! 今の…如何考えても目を瞑ってはいない!」
(淨櫳)「…簡単な事だ! 俺が思獣創召喚は一切行ってはいないだけだ!」
淨櫳はそう言うと刀を構えると剣先が青龍の顔のオーラに変わった。
(淨櫳)「ブルー・ドラゴン…ストライク!!!」
そう言うとオーラだけが創道に突っ込んで行った。
(淨櫳)「ブラック・トータル…チェンジ…スネーク・ソード」
そう呟くと玄武の盾が蛇の刀に変わると淨櫳は朱雀の翼で低空飛行をして創道に突っ込んだ。
(火鎖)「二刀流と一刀流…面白い!」
創道はオーラを刀に吸収して淨櫳の二本の刀を刀一本で受け止めた。
(淨櫳)「…二刀流じゃ無い!」
(火鎖)「!」
淨櫳は前方宙返りを行った。それに創道は直ぐに気付きかわした。
(淨櫳)「ホワイト・タイガー…ネイル!」
淨櫳の足は白虎の爪が鋭利な爪に変わっていた。
(火鎖)(…ギリギリだった。刀はフェイクで本命は足の攻撃…)
(淨櫳)「レッド・スパロー…フェザー・ブロゥオーフ!」
淨櫳は間髪入れずに朱雀の羽を創道に向けて飛ばした。
(火鎖)「…今度は羽か!」
創道は淨櫳の羽飛ばしを全てかわした。
(淨櫳)「…成程ね…お前の攻撃パターンは全て分かった」
そう言うと淨櫳は眼球だけを右に向けた。創道は右を向いたが其処には何も無かった。だが淨櫳に目を見ていなかった為に見失った。
(火鎖)「何処だ!」
(淨櫳)「…レッド・スパロー・ウイング…チェンジ…レッド・スパロー・フォー・アーム」
(火鎖)「後ろか!」
創道が背後に刀を振るうと其処には腕が六つあり刀が四つある淨櫳だった。
(火鎖)「この刀の重みは本物の刀! 馬鹿な! 俺達の能力には無機物は創れない…どうやって…」
(淨櫳)「これは俺とお前の一対一の勝負だが…俺が地下に来て最初にやった行動は何だったのか思い出してみろ!」
淨櫳の言葉で創道は地下に来て最初に何をしたか振り返った。
(火鎖)「…!」
(淨櫳)「気付いたか…俺は最初に行ったのは思獣創召喚…お前には不発…詰り失敗だとしたと誤認したがあの創召喚は失敗などしていない! 俺はこの二体を創召喚しただけだ!」
淨櫳の鎧の隙間から小さい淨櫳と徳魔が見えた。
(火鎖)「馬鹿な! 思獣創召喚は人だけは絶対に呼び出せない…どうやって」
(淨櫳)「それは秘密だ!」
そう言うと距離を取った。
(淨櫳)(…次ので…決める!)
淨櫳は突っ込む態勢に入った。
(火鎖)(真直ぐに突っ込む気か…ならば、俺は…あれで決める!)
火鎖は目を閉じた。
(淨櫳)「四神・一角…一閃!」
そう言うと淨櫳の頭の鎧から角が出現した。そして、創道に突っ込んだ。
(火鎖)(名は火の鳥…火の鳥の内に秘めた火の温度は九千度…そして、色は青色…出現せよ!)
そう言うと二つの球が上空に飛び創道の所に落ちると火の鳥が出現した。
(淨櫳)「!」
(淨櫳)(…火の鳥か…だが、あれは思獣創召喚で呼んだ思獣だ。…俺は戦闘には絶対に情は入れない!)
淨櫳は臆せずに突っ込んだ。
(火鎖)「こいつの温度は九千度…火の鳥に勝てるのかぁぁ!!」
火の鳥も淨櫳に突っ込んで行った。
(淨櫳)(…九千度か…ならば!)
淨櫳は小さい徳魔を右手の真中(実際の手)に行かせると徳魔の左手が刀に触れると一瞬光った。そして、火の鳥と淨櫳がぶつかった。すると、淨櫳の右手の真中を振り落とした。
(淨櫳)「封刀!!」
すると、火の鳥が刀に吸収して行った。
(火鎖)「如何言う事だ!?」
淨櫳は更に創道の距離を縮めようと突っ込んだ。
(火鎖)「…ドラゴン・一閃!」
創道も突っ込んだ。
(淨櫳)(…あれは、一族が使う最強攻撃(ドラゴン系統)…ならば!)
(淨櫳)「ブルー・ドラゴン・ソード…チェンジ…ハワイブルー・ドラゴン・ソード!」
そう言うと刀の輝きが凄まじい光を放った。
そして、二人の強烈な攻撃が相対した。
二人の攻撃で地下世界が明るくなった。
(淨櫳)「…お前の攻撃が…最強ならこっちは俺の中で一番の攻撃力で勝負だ!」
数分間、刀と刀が相対したが創道の刀の刃が折れて淨櫳の攻撃力が勝った。そして、創道はその場に崩れた。
(火鎖)「如何して…一族最強の技が負けた?」
(淨櫳)「…お前は一族に過信し過ぎた! 俺は何時も鍛練だけは絶やさなかった! それがハワイブルー・ドラゴン・ソード…これはドラゴン・一閃を独学で研究して改良した技だ! ドラゴン・一閃は主に敵を殺す事が目的の技だ! だが、ハワイブルー・ドラゴン・ソードは敵を殺さずに相手の思いを殺す技であり…持っている者の思いの強さを具現化(輝き)する技でもある! 俺の勝ちたいと言う思いがお前の技を凌駕しただけだ!」
淨櫳はそう言うと体に纏った思獣を全て解いた。
(火鎖)「俺の強さは…一族の…」
(淨櫳)「…俺は自分の過信では無く思獣達の強さを信じて来た…それが勝敗を決めたと言える…」
(火鎖)「…そう言う事か…だがなぁ…勝負に勝ったとしても此処から出すと思うなぁ!!」
そう言うと周りからマグマが現れ淨櫳と火鎖の方に向って行く。
(淨櫳)(落ちた時に擬態系の能力を持った生物を使って地上に居た時のドラゴンを隠していたか!)
(火鎖)「俺と一緒に死のうじゃねぇか!」
火鎖は淨櫳と共に死のうと言った。
(淨櫳)「…想定内だ」
淨櫳がそう言うと地面が水面に変わりマグマの進行を止めた。
(火鎖)「如何言う事だ!?」
(淨櫳)「…俺は自分に纏っていた思獣のみを消しただけだ! 小さな俺と小さな徳魔は消してなかった」
(火鎖)「如何して予測出来た?」
(淨櫳)「まぁ、お前の行動を予測が出来ていたのは落ちた時に音が二つだけだった…お前のドラゴンが落ちた時の音は一切聴こえなかった…それで、ドラゴンを隠したか消したかの二つだった…だが、刀がぶつかった時に風圧が飛び散った…その一瞬で可笑しな場所を見つけた…だから、小さい思獣のみを残しただけだ」
(火鎖)「くそっ!」
(淨櫳)「さてと、お前には時効事件の真相を言って貰う!」
(火鎖)「あの件か…あの男は闇金の社長でなぁ…俺は其処から借金をしていて返済要求が非常に酷過ぎた…ある日、俺の中で殺意が芽生えた。俺はあの日に社長を殺しにマンションに向った。そして、俺は借金の返済をすると嘘をつき社長の部屋に入って直ぐに社長を薬で眠らせた後に俺は思獣創召喚を用いて火の鳥を創召喚して俺は社長部屋のベランダを使い着地して大丈夫な隣のベランダに移動して其処から飛び降りた。そして、俺がやったと言う証拠が不可能な位置まで移動したら火の鳥を操り放火をした。これが真実だ!」
(淨櫳)「…真実は分かった。……さてと、お前に裁きを下す! お前の刑は【体中が激しく燃える様に熱くなり、お前は一生を病院で暮らす刑】だ!」
そう言うと淨櫳の背後からフェニックスの分身体が現れ創道の首元に制裁の印を付けた。
(火鎖)「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
創道は強烈な熱さに悲鳴を上げた。
(淨櫳)(…何を叫んでいる…大人気ない)
淨櫳は創道の悲鳴に呆れていた。
(徳魔)「終わったな」
すると、徳魔と天雲は降りて来た。
(淨櫳)「…あぁ」
(徳魔)「さてと、行きますか」
徳魔は左手を地面に触れると地面が動きだし地上に向い始めた。
次の日――
徳魔は特殊制裁班本部で新聞を読んでいた。
(徳魔)「…これで淨櫳の事件も解決した…残りは三人の時効事件か……」
班長(徳魔)のテーブルには三つの時効事件のファイルが乗っていた。
(徳魔)「…今日は平和だけど…何か嫌な感じがする」
徳魔は何か不吉な予感をしていると徳魔の携帯電話が鳴った。
(徳魔)「…もしもし…あぁ、先日はどうも…明日の朝から四カ月の間はアメリカに仕事の都合上の為に雪も一緒に行かないと行けない…分かりました…俺も一緒に行きます…はい、必ず奥さんと雪は護りますよ…自分の身を縦にしてでも!」
徳魔はそう言うと電話を切った。
(徳魔)(…これで…はっきりする筈だ…俺と雪が感じていた気配の正体が!)
徳魔は特殊制裁班本部から出た。そして、円卓の上には【天雲家のお嬢様誘拐未遂事件】と書かれた事件ファイルが置いてあった。
淨櫳の事件は解決した。そして、天雲と徳魔の二人は四カ月の間はアメリカで行動する事になった。そして…遂に副班長の事件が動きだす! 冷静さが物を言う戦も始まる!
悪魔と子供~火事と創鎖~ 第三話 完
悪魔と子供~薬師と思獣~ 第一話 続く――
今回のテーマは《解決策》でした! 決着を直ぐにするのではなくお互いの気力がぶつかって心の底から負けを認めた時こそ事件解決への兆しである! 直ぐに決めれば同じ事を繰り返すがタイミングが良ければ同じ事は繰り返す事は無くなる! 徳魔と天雲は海外に向かう事に! 彼らは何所に泊るのであろうか?




