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悪魔と子供  作者: 戌尾 昴
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火事と創鎖2

淨攏の恋人の獰子の職業が遂に明らかに! 更にそこでの悲劇が! 淨攏はどう動く!?

   悪魔と子供~火事と創鎖~


第二話…格闘技と医術

第一話の事件から数日後――

特殊制裁班の本部の書庫棚(趣味用)では淨櫳が聖獣の図鑑を読み漁っていた。

(獅血)「最近は趣味専用の書庫棚に入っているな」

(心究)「仕方ないだろ…」

数日前――

特殊制裁班の本部に全員が集結していた。

(淨櫳)「あのさぁ、数時間後には予定(獰子との訓練)があるから早く終わらせてくれる」

(徳魔)「まぁ、数十分位で用件は済むから大丈夫だ …さてと、本題に入るが母校で起きた強盗犯侵入の件で俺達が犯人を警察に渡していた時に冷たい殺気を感じた! それも淨櫳に向けられた物だった! それで昨日の早朝に囲治吾弟児誓小学校の周辺全ての監視カメラの映像を確認した! すると、守護霊が憑いていない男が映っていた! …淨櫳が関わった時効事件…詰り、悪魔との出会った事件を調べた! 俺の予感は的中した! …それがこの男だ!」

徳魔はそう言うとモニターにある男を映し出した。

(徳魔)「こいつは【あの炎上事故】の真犯人だ!」

現在に戻る――

(徳魔)「…人生の運命を決めた一つの出来事だったからな」

それから数日後――

淨櫳は獰子と自由広場の椅子に座っていた。

(獰子)「昨日の試合で私が《ドーピング》しているのではないかって噂が出たの」

(淨櫳)「…若しかして、この記事か?」

淨櫳はある週刊誌を見せた。

(獰子)「えぇ…それで次の試合で八百長をして負ければ無実だと公表するって…」

(淨櫳)「まぁ、獰子がやりたい様にやれば良い…取り敢えず、今は練習だ!」

(獰子)「え、ええ」

試合当日――

獰子は楽屋で考えにふけていた。

(獰子)(淨ちゃんは私がやりたい様にやれば良いと言ってくれたけど…)

少し経つと楽屋の外が騒がしくなった。獰子は直ぐに通路に出た。

(獰子)「どうかしたのですか?」

(スタッフ1)「先程、試合場に若者が乱入して来て――」

(スタッフ2)「おい、行くぞ!」

(スタッフ1)「は、はい!」

(獰子)(若者……ってまさか!)

獰子は何かを思い出して試合場に向って駆け出した。

試合場(リングの上)では謎の若者がマイクを取り観客達に叫んでいた。

(謎の若者)「…お前らは鎖矢選手がドーピング…詰り、薬物を使っていると言う事で鎖矢を疑っているがそれは……誤報だ!」

(責任者)「何を言っている! この様に薬物を使っている画像が週刊誌の記事に載った!」

責任者は会場のモニターに薬物を使っている画像を映した。

(謎の人物)「…これには違和感があるヴァッサーゴ!」

(ヴァッサーゴ)「了解!」

何処からか声がモニターには加工された画像だと証明する物が全て提示された。

(謎の人物)「あの記事は誤報である事が真実です! あれはこの記事を載せた記者と週刊誌編集長が面白半分で作った――」

その時、試合会場で銃声が聴こえた。

(獰子)「銃声! 淨ちゃん!」

獰子が試合場に着くとリングの中央で淨櫳が血を流しながらうつ伏せに倒れていた。

(獰子)(淨ちゃん! 嘘でしょ!)

獰子がリングの中央に行こうとすると青い鎧を着た忍者が目の前に立って獰子を止めた。

(獰子)「如何して止めるの!?」

(青い鎧を着た忍者)「心配をするな!」

すると、何処からか悲鳴が聴こえた。

(獰子)「!」

リング上に現れたのは倒れていた筈の淨櫳と銃を持った男だった。

(淨櫳)「記事は時には面白く書くのは大事だが…それが真実か嘘かを判別出来ずにいる場合は大人では無い! この会場から出て行け! …その前に今のお前らが正しいと言うのなら今から出現させる鏡を見ていられるのかぁ!?」

淨櫳がそう言うとリングを囲う様に《巨大な鏡》が出現した。

(淨櫳)「お前らは鏡に映る自分自身…詰り自分の心の底を見て何も感じないのか!?」

(獰子)「如何して…淨ちゃんの能力は…」

(青い鎧を着た忍者)「俺の能力だ!」

青い鎧を着た忍者はそう言うと兜を取った。

(獰子)「後輩!」

青い鎧を着た忍者の正体は徳魔だった。

(淨櫳)「これで改心が無い場合…こいつと同じ手段を取るしか無い! だが、俺達はそう言うのは嫌いでな…」

そして、会場に居る全ての人間が崩れ落ちた。

(獰子)「! …って言うか如何して私の会場に居るのよ!」

獰子は鏡を割って淨櫳の首に回し蹴りを決めた。

(獰子)「あんた…私に言ったわよね…自分がやりたい様にやれば良いって!?」

(淨櫳)「確かにそう言った …でも俺が一番に大切にしてるのはお前だからな お前が傷つけられている事を簡単に放って置けるほど俺は機械では無いからな」

淨櫳は笑顔で言った。

その頃、獰子のドーピングと言う誤報した週刊誌の編集長がいる事務所の建物前に徳魔と天雲がいた。(青い鎧を着た徳魔は淨櫳が創った思獣だった)

そして、事務所内に居る編集長はTVで獰子の試合場の映像を見ていた。

(編集長)「あの馬鹿! …まぁ、トカゲの尻尾だから良いか」

そう言うと編集長はTVの電源を切った。

(編集長)「!」

編集長は何所からか現れた鏡に覆われていた。

(徳魔)「お前は既に壊れている!」

(編集長)「如何言う事だ!?」

(天雲)「記事とは面白半分で書くのではなく責任を持ち真実を上手く読者に分かる様に表現する技術が必要です! 鏡の中に居るお前は心の腐った貴方自身です! …私達の心を弄んだ気持ちを編集者さんも知りなさい!」

天雲がそう言うと鏡に反射している筈の編集者が自立して動き喋り始めた。

(鏡の編集者)「お前は最低だ! 何時も他人を弄んでいてまるで自分が神で他人は奴隷の様に扱う…お前こそ最低中の最低ナンバーワンだ!」

(編集者)「や、止めてくれ~!!!」

編集者は精神崩壊を始めた。

(徳魔)「これでも優しい制裁だと知りな! …後良い情報をテーブルに置いといた。お前が使いたきゃ使いな!」

徳魔は鏡を消して事務所内を元に戻すとテーブルの上に【警察の時効事件の数】と言うファイルを置いた。

次の日の早朝――

徳魔家のリビングで徳魔は新聞のある記事を読んでいた。

(徳魔)「どうやら…週刊誌は廃刊となって編集長は精神病院に搬送され、先輩の記事を書いたライターは警察に捕まり今までに書いた嘘の情報を語り始めたか」

その時、徳魔の携帯に電話が掛かって来た。

(徳魔)「もしもし…ひかりさん! …えぇ、時間は有りますが …はい、直ぐに天雲家に向います!」

徳魔は直ぐに家を飛び出して天雲家に向うと天雲あまくも ひかりは車に乗っていた。徳魔も車に乗った。すると、車は動き出した。

(電)「少し…話がしたくてね」

(徳魔)「何でしょうか?」

(電)「言うまでも無く雪の事だよ」

(徳魔)「はい」

(電)「実は…誰かの気配を感じると…」

(徳魔)「それに関しては俺も感じています…まるで俺達を監視している気配を…」

(電)「恐らく…」

(徳魔)「えぇ、俺達の組織の反対組織もしくは…雪の…」

(電)「その辺にしといてくれ! 前者なら報われるが後者だとすれば…」

(徳魔)「俺も後者だとすれば最悪の場合は雪の護衛を一時的に解除せねばならない事になるから…本気でやばい! …俺も流石にまだ雪と一緒に居たいですから」

(電)「雪を頼むよ」

(徳魔)「…分かっていますよ」

そう言うと電と徳魔が車から降りると電に向って銃弾が向った。だが、直ぐに徳魔が左手で車に触れて電の前に鉄の盾を創り出し、電を銃弾から護った。

(徳魔)「…銃弾はあそこから…ならば!」

すると、徳魔は左手を地面に触れると銃弾が放たれた方向にある地面を《200m》に亘って等分割に分けた。

(電)「……」

(徳魔)「…奴か!」

徳魔は銃を撃った犯人を見つけると近くにあった草花を取ると性質・平均長さを変えて鞭に変えて犯人を鞭で縛り引き寄せた。

(電)「…お見事!」

(徳魔)「まぁ、何時もの試験だと分かっていましたよ」

徳魔は犯人を押さえた鞭を解いた。(全てを元に戻した)

(徳魔)「相変わらずの試練ですね …自分の身に態と危険な状態を創りだして俺の実力を測るこのテストは」

(電)「まぁ、これは守護霊が無くなることかな?」

(徳魔)「…いえ、相手を試す事ならば守護霊は消えません …それが大切な人の為なら…」

(電)「それにしても君の両手は不思議だね」

(徳魔)「遺伝子がもたらす性質です …特に俺の左手で使っていない力も有りますけど」

(電)「…そうか …では、これから仕事だ …雪を頼むよ」

(徳魔)「えぇ、俺が必ず護り抜きます! 雪の全てを!」

電は車に乗り仕事現場に向った。

(徳魔)(…後者なら初めての共同作業になる…だが、それは俺と雪が今までの様にいちゃつく事は出来ないだろう…)

徳魔はそう考えなら雪の迎えに向った。

その頃、淨櫳と獰子は自由広場に居た。

(獰子)「先ずは昨日の一件について説明して頂戴!」

(淨櫳)「…昨日の一件は俺が会場で暴れて徳魔が編集長に制裁を加える …これは阿吽の呼吸で俺は徳魔に作戦を伝えずに獰子が置かれている状況を伝えただけでああなった」

淨櫳は獰子に昨日の一件が起きた理由を簡潔に教えた。

(獰子)「…そう 取り敢えず、何時もの練習をお願いね! …今日は二人きりだし!」

(淨櫳)「…了解」

淨櫳が目を閉じると光の球が八つ現れ上空に上がり淨櫳の周りに光の球が落ちると淨櫳の右腕(青龍の頭)・左手(玄武の甲羅)・両足(白虎の足)・背中(朱雀の翼)が装備された。

(獰子)「では…」

(淨櫳)「行くぞ!」

そして、獰子と淨櫳の練習が始まった。

2時間の激戦をして自由広場の芝生の草花は全て無くなった。

勝敗は獰子の勝ちだった。

(淨櫳)「相変わらず…俺の負けか…」

(獰子)「でも、前回は一時間も持たなかったでしょ…」

(淨櫳)「まぁな、今回は…」

淨櫳は頭から流血していた。

(獰子)「淨ちゃん! 頭から血が!」

(淨櫳)「あぁ、さっきの戦闘の最中で地面に落ちていた小石がぶつかったんだろうな 俺には気付かない痛みが連続で当たっただけだろ」

(獰子)「取り敢えず手当てを!」

獰子は淨櫳を椅子に座らせて獰子は服の懐から応急処置の医療道具を取り出して淨櫳の手当てを始めた。

(淨櫳)「獰子はナースか医師にもなれたのでは?」

(獰子)「まぁ、そうだけど私は最初から格闘技の選手になるのが夢だったから …だから私は強豪だと隠している医闘いとう高校に入学したのよ」

(淨櫳)(医闘高校…医術と格闘に専念をしていてその二つで成績を決める強豪校…)

(獰子)「はい、手当ては完了したわよ」

(淨櫳)「済まないな」

手当てが終了して二人は談笑していた。

(淨櫳)「!」

淨櫳は何かの気配を感じた。

(獰子)「如何したの?」

(淨櫳)(…今の冷たい殺気は…若しかして!)

(淨櫳)「…済まないが…今日は此処までだ!」

淨櫳はそう言うと何所に向って走り出した。

(獰子)「ちょ、ちょっと!」

獰子の言葉は淨櫳には届かなかった。


遂に淨櫳の時効事件が解決の方に動き出す! そして、真犯人の正体は意外な人物だった。淨櫳の闇が光と混じり合った信念が本気を出す!


悪魔と子供~火事と創鎖~第二話 完


悪魔と子供~火事と創鎖~第三話 続く――



鏡は自分を映す物! それは物理的ではなく心の奥底の自分自身の方! そして、本当の事は記事にあるのだろうか? 今回のテーマ《自分自身》でした!

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