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悪魔と子供  作者: 戌尾 昴
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要求と電車3

獅血の時効事件の決着です!

  悪魔と子供~要求と電車~


 第三話…愛名と共存

前回の話しの続き――

槍銛家のリビングには獅血と座縁がいた。

(獅血)「さっきのメールだが…俺を人質にとって逃走しようとした犯人がこの調布に来たと言う事が書かれていた。…そいつがこの町(調布市)に居るのは最低でも5日間だ。…俺は5日以内に俺が抱えている問題を解決する! …これが犯人の写真だ」

獅血はそう言うと座縁の携帯電話に写真を送った。

(獅血)「…いいか、若しも、こいつを見つけても深追いはせずに俺に伝えろ!」

(座縁)「…うん」

座縁は頷いたが獅血は完璧に信じていなかった。

数時間後――

獅血が時効犯の捜索(動物達に聞きながら)をしていた。徳魔と天雲は気楽に散歩をしていた。淨櫳は6体の思獣を創り出して監視を強化した。地泉は角花すみかとの約束で授業参観に行っていた。匠は近くの病院に時効犯が来てないか一件、一件尋ね回った。鏡魔は調布市内全域の監視カメラをハッキングして時効犯が映っていないか調べていた。

そんな日が3日続いた。

槍銛家のリビングでは獅血と座縁がいた。

(座縁)「…犯人は見つかったの?」

(獅血)「いや…見つかっていない」

獅血は時効犯が見つからない事に頭を抱えていた。

(座縁)「…少しだけ休憩したら?」

(獅血)「そんな、暇は…」

(座縁)「同じ方法で見つからないなら別の方法でやる為にも休憩した方が良いよ」

座縁はそう言うとリビングを出様とした。

(獅血)「何所へ?」

(座縁)「食材の買い出し…母さんは中学の同窓会に行っているし、昼食は私が作らないとね♡」

そう言うと座縁は食材の買い出しに向った。

2時間後…

(獅血)「座縁の奴…やけに遅いなぁ」

その時、獅血の携帯電話が鳴った。

(獅血)「もしもし?」

(電話の相手)「娘は預かった」

(獅血)「!」

(獅血)(この声を時効犯!)

獅血は電話の相手が時効事件の犯人だと分かった。

(獅血)「…座縁は無事なのか?」

(電話の相手)「しーちゃん! ごめんね」

(獅血)「座縁! 無事なのか」

(電話の相手)「しーちゃん…私…」

(獅血)(待てよ! 座縁は何時も俺の事を『たけちゃん』か『牙ちゃん』って呼ぶ筈だ! 『しーちゃん』って呼んだのは…あそこか!)

(獅血)「今直ぐ、助けに行くからな!」

そう言うと獅血は電話を切ると槍銛家から出て座縁と時効犯が居る場所に向う途中で徳魔達に連絡した。

数十分後――

獅血は座縁と時効犯の居場所に辿り着いた。

(時効犯)「…良く此処が分かったな」

(獅血)「…はぁ…はぁ…覚えていたからな」

(時効犯)「一応、言っとくが彼女の背中に俺は刃物を突き出している…お前がこれ以上近付くと彼女の背中を刺す!」

(獅血)「…これ以上…近付く必要は無い!お前は既に終わっている!」

(時効犯)「何!?」

そう言うと獅血の額から血が出て来た。座縁はそれに気付いた。

(座縁)(如何して血が? …!)

座縁は獅血の額から血が出ている事に疑問が生じて自分の額を見て驚いた。

(座縁)「きゃぁぁぁ!!」

そして、座縁は悲鳴を上げた。

(時効犯)「暴れるな!」

時効犯が座縁を押さえようとした。

(獅血)(今だ!)

獅血は時効犯の背後に待機させといた豹を時効犯の右手(ナイフを持っている手)に襲いさせた。

(時効犯)「いってぇぇぇ!」

時効犯は豹の噛み付きと座縁の強力な蹴り(男の大事な場所)に当たり悶絶していた。

(獅血)「座縁!」

(座縁)「しーちゃん!」

座縁が獅血の所に駆け寄ると獅血の頬に強烈なビンタをお見舞いした。

(座縁)「しーちゃん! 酷い事するじゃない! 私が虫を苦手なのを分かってやったでしょ?!」

(獅血)「…仕方ないだろ! あの状況で他に手は無かった」

(座縁)「…まぁ、助かったから…有難う」

座縁はそう言うと手を差し伸べた。獅血は座縁の手を借りて立ちあがった。

(座縁)「それにしても、しーちゃんの能力(生物を呼びだす能力)って血が出るっけ?」

(獅血)「…いや、これ(血)は淨櫳の思獣だよ」

獅血はそう言うと血らしき液体を掴んだ。

(座縁)「如何言う事?」

(獅血)「思う獣と書いて思獣だ…淨櫳は自分が思った獣を18体まで創り出す事が出来る…そこで俺の頭頂部に思獣で創った血に似せた思獣の一体を隠してタイミングを見計らって額に移動させただけ」

(座縁)「そう…良かった…? 一体って事は他にもいたの?」

(獅血)「お前なぁ…俺が本当に虫を呼びだす訳が無いだろ…お前の額にくっ付いたのは虫に似せた思獣だよ」

(座縁)「あぁ、良かった」

(獅血)「…さてと、あいつに制裁を与えるか」

そう言うと獅血は時効犯の元に駆け寄った。

(時効犯)「くそっ! テメェは一体何者だ!?」

(獅血)「俺は特殊制裁班の牙尾かびすえ 獅血たけのり…十五年以上前にお前さんに人質にされた子供だよ」

(時効犯)「まさか、お前だったのか」

(獅血)「さてと、一つ訊くが十五年以上前に起こした殺人事件の動機は何だ?」

(時効犯)「あの女が俺をふったからだ! 俺はあの女の恋人だった…事件が発覚する前日、彼女から別れ話が出て来た。理由を訊くと他の男性と交際していてそれが頭に来て殺害した」

(獅血)「…男性の方は如何した?」

(時効犯)「探したが見つからなかった」

(獅血)「…そうか…お前には時効事件の制裁を与える! お前の刑は…『人間不信・殺人衝動鎮静』だ!」

そう言うと獅血の後ろからバルバドスの分身体が現れて時効犯の首に制裁を与えた紋章が浮かび上がった。

(獅血)「お前はこれから生き地獄を受けるが天国には行けないからな! 覚悟しとけ!」

獅血はそう言うと座縁と共にその場を去った。

(座縁)「それにしても覚えていてくれたのね」

(獅血)「…まぁな、此処は俺とお前…いや、座縁と出会った公園(自由広場)だからな」

(座縁)「えぇ、中学生の頃にアンシシがしーちゃんに近寄って行って初めて会話してから付き合い始めた場所だから…」

獅血と座縁は談笑しながら自由広場を出た。すると獅血は座縁の方に倒れた。

(座縁)「たけちゃん?」

(獅血)「スゥ~…スゥ~…」

獅血は能力(生物を呼び出す能力)を使った反動で眠ってしまった。

(座縁)「…如何しよう…流石の私でも獅ちゃんを背負って家に帰るのは無理だし…」

(謎の声)『大丈夫だ』

(座縁)「誰?」

その時、獅血の背中からバルバドスの分身体が現れた。

(バルバドス)「我が家まで背負って行こう」

(座縁)「でも、その服装(弥生時代の狩人の服装)は…」

(バルバドスの分身体)『大丈夫だ』

そう言うとバルバドスの分身体は自分の服装だけを最近の服装に変えた。

(座縁)「…如何言う事?」

(バルバドスの分身体)『俺達には体を変える事が可能だ…服なんて楽生だよ』

そう言うとバルバドスの分身体は獅血を背中に背負って槍銛家まで歩いて行った。(座縁も一緒に…)

3日後――

槍銛家のリビング

(座縁)「…それにしても犯人が言っていた男性って誰だったのかな?」

(獅血)「……」

獅血は事件資料【深大寺元町殺人事件】をテーブルにそっと置いて台所に行って水をカップ(座縁と同じ柄)に注いだ。そして、座縁は事件資料を読んだ。

(獅血)「事件資料【深大寺元町殺人事件】には彼氏と言う存在の影すら見当たらなかった」

(座縁)「え!?」

(獅血)「俺が人質になった時に犯人を追っていた交番巡査さんに調べて貰ったら…被害者の女性が中学生の頃に恋人がバイクとの衝突事故で亡くなっていたらしい。それとバイクの運転手は今回の犯人だったと言う事が分かった」

(座縁)「それじゃぁ、別れるのは当然ね…」

(獅血)「まぁな…」

(座縁)「そうだ! もうすぐ、昼食時ね」

(獅血)「!…そうだなぁ」

(座縁)「用意するね♡」

座縁は笑顔で台所に向った。

(獅血)(…俺の食事は…)

獅血が少し怯えていると座縁が料理を持って来た。

(座縁)「はい、料理を持って来たわよ」

(獅血)(やっぱり)

獅血の目の前に置かれたのはドッグフードだった。(丼一杯分)

(座縁)「後これも用意したから」

座縁は獅血の目の前にペットボトル(ドッグフード入り)を置いた。

(獅血)(…俺は完璧に犬だな)

獅血は座縁が持って来たドッグフードを嫌もせずに食べた。(スプーンで)

数分後…

獅血はドッグフードを完食した。

(座縁)「ドッグフードだと家計費が節約出来るから助かるの」

(獅血)「…それなら、良いけど」

(座縁)「そうだった、後でこれを着けといてね」

(獅血)「…マジでか!?」

獅血の目の前には首輪(犬用)を持って来た。

獅血は驚くも座縁の思いが入っている首輪を受け取り首に着けた。


獅血の事件はこれにて解決した。そして、獅血の新たな人生(?)が始まる! 次は誰の事件が解決するのか?


悪魔と子供~要求と電車~ 第3話 完


悪魔と子供~火事と創鎖~ 第1話 続く――


二人の関係は酷い様に見えて実は先のストーリーで「なるほどな!」と理解するでしょう。呼び方は時にして居場所を教える暗号になる!

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