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悪魔と子供  作者: 戌尾 昴
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悪魔と子供~機械と可法~ 第三章

特殊制裁班は其々の場所に向かった! 黒幕の目的とは一体何なのか!?

           悪魔と子供~機械と可法~


第三章…修理と混沌

徳魔達は豪邸に来ていた。

(徳魔)「やっぱり、健在か」

(裏表)「此処って――」

(天雲)「作古さんを陥れようとした最悪の根源にして鳫疚弁護士に裏表さんを襲わせた衆議院の沖瑞おきみず 使露しろう議員の自宅」

(裏表)「ああ、覚えているさ」

(獰子)「それで、どうやって攻める?」

(徳魔)「前回と同じで四つの方向から攻める!」

(三人)「了解!」

三人は沖瑞議員の自宅の四方に散らばった。

その頃、沖瑞議員の自宅内では一人の十三歳の子供が優雅に紅茶を飲んでいた。

(子供)「それで…鳫疚弁護士は如何なった?」

(執事)「はい、やられました」

(子供)「まあ、十分に役立った。後で殺しておけ!」

(執事)「は!」

(子供)「…それで、外に居る奴等は如何だ?」

(執事)「既に用心棒を配置させて置きました」

(子供)「お父様を追いやった男も馬鹿だよねえ、同じ策が通じると思っているのかえ」

その時、天井から徳魔が現れた。

(徳魔)「予想通りだったよ…くそガキが!」

(子供)「僕はくそガキじゃ無い!」

執事が徳魔に突っ込むが徳魔は右ストレートで執事を壁まで吹き飛ばした。

(徳魔)「…やっぱり、沖瑞議員の息子の沖瑞おきみず 導多どうた君!」

(導多)「…お前が…お前がぁぁぁ!」

導多は懐から拳銃を取り出して徳魔の左胸を狙って銃弾を発砲した。

(徳魔)「…君まで…」

徳魔は導多に向って歩き始めた。導多は徳魔に銃弾を放った。徳魔は避けずに全て受け止めた。徳魔が導多に近付くと導多に抱擁した。

(徳魔)「…君まで…同じ道を辿るな!」

(導多)「は、放せ!」

導多は徳魔を振り解いて距離を取った。

(導多)「お前の所為でお父様とお母様は自殺したんだ! お前が――」

(徳魔)「…君は一つだけ誤解している。 お前の両親は……」

徳魔は導多に一瞬で近付いて顔を近付けた。

(徳魔)「…権力に飲み込まれて死んだ!」

導多は直ぐに距離を取った。

(導多)「僕達は正義の為に――」

その時、徳魔の真上の天井が壊れて落ちて来たのは天雲、裏表、獰子の三人だった。

(徳魔)「意外と早く終わったな?」

(導多)「そんな!? 彼等を倒したっていうの!?」

(天雲)「ええ! …って言うか、弱過ぎるわよ! 私は空手家だったけど、十秒も持たずに勝てたわよ」

(獰子)「私は狙撃手だったけど、下手にも程があるわね!」

(裏表)「俺の方は剣士だったけど余裕だったな」

(徳魔)「…雪、此処まで来る間は如何してた?」

(天雲)「ずっと、徳ちゃんの上に居たわよ」

(徳魔)「まあ、そうだろうな」

(導多)「そ、そんな…彼等はお前らの実力を――」

(徳魔)「…お前は唯の阿保か?」

(獰子)「私達が全力を出すと思っていたの?」

(導多)「ま、まさか、前回の奇襲は全力では無かった?」

(天雲)「今回もだけどね」

(裏表)「俺達はあんたの権力よりも上の権力の下で動いている!」

(導多)「僕達は陛下から――」

(天雲)「私のお父さんは陛下と同等の権力よ!」

(徳魔)「…俺達の権力は【他人が面白く楽しい事に使って大事な命を愚弄せずに扱う様に使い、自然を重んじて使い、最も楽しく面白い国に変える】のが俺達の権力者だ!」

(導多)「そんなの……権力じゃ無い!」

(徳魔)「だったら、お前が理想とする権力と夢を教えてくれるか?」

(導多)「僕は――」

その頃、獅血と淨櫳は機械工場と船工場に向い壊滅させていた。

機械工場――

機械工場は淨櫳が《ユニコーンの槍》だけで工場を壊した。

(工場長)「何をする!?」

(淨櫳)「命令だからやってるだけだ」

淨櫳は背後から狙撃手に狙撃されるがユニコーンが角で弾いた。ユニコーンは狙撃手の所に、真正面から突っ込んだ。

(淨櫳)「…お前らに訊くがお前らの《お偉いさん》は何を考えている?」

(工場長)「知るか!」

淨櫳は《ユニコーンの槍》を工場長の右腕を突き刺して持ち上げた。

(淨櫳)「教えないのなら更に痛くなるぞ!」

(工場長)「本当に知らない!」

(淨櫳)「だったら、噂は聴いて無いのか!?」

(工場長)「確か……【国を変える】とか言っていた」

淨櫳は工場長を下ろして槍を右肩から抜いた。

(淨櫳)「…だったら、あの狙撃手が持っているライフルは何だ? 俺達が知っているライフルとは形状が酷似していない」

(工場長)「あれは、我々が制作した試作品で本番には使わない様に弾は製造していない!」

(淨櫳)(…まあ、此処はサバゲー装備の製造をしている場所だから銃弾は扱ってはいないよな)

(淨櫳)「まあ、それでも、此処は壊す!」

(工場長)「や、止めてくれ!」

(淨櫳)「止めない! 証拠を残せばお前らは破滅だからな」

淨櫳は思獣達に工場の破壊を続けさせた。

船工場――

船工場では獅血が船を壊していた。

(工場長)「何故こんな事を!?」

(獅血)「命令でやっている」

(工場長)「部下を路頭に迷わせる気か!?」

(獅血)「俺の知る範疇じゃ無い!」

獅血は船を壊し続けた。

(工場長)「お前ら! あの男を――」

その瞬間、工場長の背後に獅血が現れて工場長を人質にして作業員の拳銃の引き金を引かせなかった。

(獅血)「…丁度良い、お前らの《お偉いさん》は何故、此処の経営に加担している?」

(工場長)「教えるか!」

(獅血)(…この男、何か知ってる!)

(獅血)「…だったら」

獅血は首を締め始めた。

(獅血)「喋って貰うぞ!」

(工場長)「教えない!」

(獅血)「あまりやりたくないが――」

獅血は溜め息を吐くと背後に回り込んで獅血の眉間を狙っていた作業員に精神獣が襲い掛かった。

(獅血)「お前が口を割らない場合は――」

(獅血)(容赦はするな!)

(精神獣達)『了解!』

周囲に隠れて工場長を助けようとしていた作業員達に精神獣達が襲い始めた。

(獅血)「お前の部下が死ぬぞ!」

その時、工場長の右頬に血が付いた。工場長が右を見ると一人の作業員が血を腹から流血しながら倒れていた。

(獅血)「如何する?」

(工場長)「…わ、分かったから全員を殺すな!」

(獅血)「先に教えてはくれないかお前らの《お偉いさん》が何を考えているかを?」

(工場長)「わ、分かった。 …彼は世界から戦争を無くさずに戦争を国民が自由に参加するイベント行事として考えておられる。そして、彼はこの国の一番上に立つ事を考えておられる。それに彼は徳魔と言う男と裏表と言う男に怨みを持っていた」

(獅血)「怨み?」

(工場長)「親の仇と言っていた」

(獅血)(…親のねぇ)

(獅血)「成程ね、班長に後で教えとこ」

(工場長)「だから、皆を――」

(獅血)「それは却下だ!」

(工場長)「話しが違う!?」

(獅血)「俺とお前は何の約束をした? …それにお前らが居るとこの国の子供達が適度な安心が出来ない!」

獅血は工場長の首を絞めて気を失わせて精神獣達は作業員達を斬りつけて行った。

(獅血)「…さてと、後は――」

獅血は虎の目になると目の前の船を壊した。すると、船工場の中から獅血と船工場に居た工場長と作業員達が精神獣に運ばれて出て来た。

(獅血)「…俺達は決して生物を殺さない。それが掟で在って最後の一線だ! 俺達は外で裁くのだから――」

獅血はその場を離れた。

現在に戻り、沖瑞の豪邸内――

(導多)「――この国を自分の物として国を在るべき道に引きずり戻して世界を征服する!」

(徳魔)「…成程ね」

(獰子)「征服ね」

(裏表)「在るべき道……」

(天雲)「自分の物――」

(導多)「君達が権力者の下で動いているのなら分かるだろ? この国が死んでいるのは? だから――」

(全員)『ふざけるな!』

天雲は豪邸内に強烈な冷気を発生させて獰子は拳を強く握り、床を蹴って罅を入れて徳魔と裏表は全力で導多を殴った。

(徳魔)「良いか!? 権力は人を操るのではなく人を救いだす物だ! 人を操るのはれっきとした犯罪だ!」

(天雲)「私達は確かに権力者の下で働いている! だけど、命令は簡易的で表向きの責任は全て権力者が請け負う」

(裏表)「それが…権力者がやるべき大事な事だ! 権力者は民を救うべき存在だ! だが、それは権力者が幸福なのは駄目だ! 権力者は――」

(獰子)「不幸にして孤高で在り、英雄なのさ!」

(徳魔)「お前の権力は剥奪だ!」

(導多)「止めてくれ! 僕から権力が無くなったら――」

(天雲)「自分で考えなさい!」

(獰子)「あんたは子供じゃないのだから」

(裏表)「自分で考えて動け!」

(徳魔)「お前には……苦痛の刑を与える」

徳魔は手を前に翳すと背後からサタンが現れて導多に罰を与えると導多は悲鳴を上げた。

(徳魔)「…お前には今までに苦しんで来た人間達の苦痛を味わってもらう!」

(裏表)「それと、この家にある権力は全て剥奪させてもらう!」

(天雲)「後でお父さんに報告して全てを公にするわ」

(獰子)「この家は完璧に要らないから壊す!」

導多は気を失った。

(徳魔)「…さてと、俺と裏表さんは電さんの所に行くから雪と獰子さんは残って此処を――」

(天雲)「私も行く!」

(徳魔)「…分かった。 …獰子さん、一人で大丈夫ですか?」

(獰子)「私なら大丈夫よ」

(徳魔)「いや、家を壊す時に死人を出したら――」

(獰子)「大丈夫よ、やる前に安全な場所に避難させるから」

(徳魔)「だったら、一応、淨櫳を呼んでおきますか」

(獰子)「悪いわね」

(天雲)「じゃあ、後は任せます」

(獰子)「また、今度ね ゆきちゃん」

(天雲)「だから、私はゆきじゃなくてきよみです!」

(獰子)「そうだったわね」

徳魔達は獰子を残してその場を離れた。

数時間後、徳魔と天雲は特殊制裁班に戻っていた。

(徳魔)「流石に吃驚した。鳫疚弁護士が刑務所から出て来たことは」

(天雲)「本当は予測していたでしょ?」

(徳魔)「何でそう思う?」

(天雲)「徳ちゃんは私の隙に作古さんの様子を見に行った。これって徳ちゃんは私には内緒で何かをしている証拠よ! それに徳ちゃんは私と別行動をする時は絶対に捕まる事が分かっていたから、私が一緒に行けば私が怒って無茶苦茶になる。だから、別行動をすれば私の感情は最小限に抑えられる。徳ちゃんは絶対に私以外で驚く事は無いから」

(徳魔)「…確かに予測はしていた。 ……それにしても雪は鳫疚弁護士を欺いて証拠を見つけ出したな」

(天雲)「ああ、あれはね――」

数時間前――

鳫疚弁護士の事務所内、天雲と獰子は証拠の書類を探ししていると獰子が古い金庫を見つけて音を立てずに壊して中を散策すると秘密書類と契約書が見つかった。

(獰子)「ゆきちゃん!」

(天雲)「これで徹底的ね!」

獰子は手錠を軽くぶち壊すと扉を壊して脱出すると鳫疚弁護士と警察官が二人いた。

(鳫疚弁護士)「お前ら……」

(天雲)「私の鎖は一つだけよ! その人の思いに答える義務が私にはある!」

(鳫疚弁護士)「此処から出すと――」

その時、獰子が鳫疚弁護士の懐に潜り込んだ。

(獰子)「私の名は鎖矢 獰子……何をしても鎖には繋がらない! 何故なら楽しくて強い者が上に居るから! そいつらに追い付くには鎖を解き放つ――」

獰子は鳫疚弁護士に強烈な右ストレートを腹に当てて壁まで吹き飛ばした。

(獰子)「――必要が在る!」

警察官は獰子に拳銃を向けるが天雲が冷気で全体を冷やして警察官の身動きを封じると獰子が警察官二人を拳だけで倒した。

現在に戻る――

(天雲)「全部、獰子先輩がやって私の出る幕は無かったわね」

(徳魔)「いや、最初の方の演技が無ければ悪徳警官を捕らえるのは不可能に近かった」

(天雲)「でも、あれは――」

(徳魔)「ああ、氷山の一角でまだ――」

その時、鏡魔が逃走犯認証係の部屋から出て来た。

(天雲)「作古さん、どうかしたんですか?」

(鏡魔)「いや、ちょっと休憩を」

(徳魔)「例の組織の動向は?」

(鏡魔)「特に動きは無いわ」

(徳魔)「奴等は絶対に行動に出る! それを覆すかだ」

(天雲)「徳ちゃんは何時も危険が在ってもそれを最小限に動くわね」

(徳魔)「この国はあいつの言う通り、死んでいる。 …それは命を軽く見ているからだ。 だったら――」

(天雲)「――命を重く感じさせる事件を定期的に起こして国民に傲慢を与えずにする」

(徳魔)「そうすれば人を怨む限度が大きくても殺めようとする事は格段と減る!」

(鏡魔)(…だから、ツッチーが重傷を負っても隠したのね)

(天雲)「少し眠たい」

(徳魔)「何時もので良いか?」

(天雲)「うん」

徳魔と天雲は洋式のソファーに座ると天雲は徳魔の膝を枕にして眠った。

それから、導多氏の権力は天皇陛下によって剥奪された。導多氏の下で働いていた者達は全員が天雲 電の配下に加わった。(一時的で他の良い所の権力者を見つかるまでの間)


こうして、鏡魔に牙を剥く権力の一団は壊滅した。 権力の在り方は人によって違い生じるが徳魔の考えは否定が出来るだろうか? 次回は特殊逃法犯捕縛班との三つの共同捕縛劇!


悪魔と子供~機械と可法~ 第三章 完


悪魔と子供~未決と解決~ 第一章 続く――


特殊制裁班は一つの沖瑞家の議員としての職を剥奪させた! …願わくば導多君に幸を――

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