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悪魔と子供  作者: 戌尾 昴
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悪魔と子供~幕魅と悪診~ 第二章

殻魔病院とは別に特殊制裁班は動いていた! そして、新たなキャラクターが登場する!

           悪魔と子供~幕魅と悪診~


第二章…童心と混沌

淨櫳と獅血はとある豪邸の敷地内の別々の物影に隠れて居た。

(淨櫳)「さてと、仕事までまだか?」

(獅血)「家主は今も帰って来てはいないから待機だ」

(淨櫳)「…暴れたいなぁ」

(獅血)「珍しいな、お前が暴れたいとは?」

(淨櫳)「いや、俺じゃ無くて獰子が」

(獅血)「そう言う事か」

(淨櫳)「完璧に暴れたいと」

(獅血)「…連絡が来るまで待機だってば!」

その時、硝子が割れる音がした。

(獅血)「何だ!?」

(獅血)(…と言うか大体の予想はつくが……)

(淨櫳)「獰子!」

(獅血)「やっぱり、……淨櫳、俺達もやるぞ!」

(淨櫳)「良いのか?」

(獅血)「遅かれ早かれ行動すべきだったし、構わないさ」

(淨櫳)「…じゃあ――」

(獅血)「暴れて引きずり出す!」

獅血と淨櫳は豪邸に突っ込んだ。

その頃、地泉は東京湾に浮いている船の中にいた。

(地泉)(こんな所で…常識が在るが故だな)

地泉の目線の先には国会議員の斬谷きるたに 章令しょうれい議員がラフな服装の男性と話していた。

(地泉)「…そろそろ、出るか!」

地泉は船内に強風を発生させた。

(地泉)「そこまでですよ」

(斬谷)「何者だ!?」

(地泉)「特殊制裁班 陸海 地泉! てめえらに判決を言い渡――」

その時、地泉は背後から銃弾に貫かれて倒れた。

(斬谷)「…驚かせやがって」

斬谷は地泉の体を蹴りまくった。その時、斬谷の手の甲に銛が刺さった。

(地泉)「甘いのはそちらだ!」

(斬谷)「今の銃弾で如何して生きていられる!?」

(地泉)「…化け物だから」

地泉は斬谷達を睨みつけた。斬谷はその場から逃走を図った。地泉は追わずに眼の前の男性達に突っ込んだ。

その頃、殻魔病院の手術室では休憩無しで心究が患者を救っていた。(一人、30分以内に手術を終わらせていた)

(院長)「…早すぎる。他の病院の入院患者はあとどれ位かね?」

(婦長)「残り、8,267,194人はいます」

(院長)「…噂が流れて早、5年だから……後、今月一杯まで時間を稼げれば誰にも我々を裁くことは出来まい」

(婦長)「ええ、見つかったとしても“贄”にすれば良いのですから」

(院長)「その通りだ」

その頃、復実は志略の検診を行うが異常は無かった。

(復実)「…特に大丈夫そうね」

(復実)(……タクちゃんは直ぐに治しておいて入院か…危険だけど、この子に協力してもらうのは悪くない策よ)

その時。病室の扉が開いて徳魔が入って来た。

(天雲)「あら、徳ちゃん何所に行っていたの?」

(徳魔)「少しだけ散歩を」

(天雲)「私抜きで?」

(徳魔)「雪、お前は休んどけ」

(天雲)「はーい」

(志略)「…二人は付き合っているの?」

(徳魔)「そうだ」

(天雲)「もっと言えば婚約もしているしね?」

(徳魔)「自慢みたいに言わない」

(天雲)「はーい」

(志略)「…彼女を護れないなんて最低の人間だよ」

志略の言葉に室内の空気が一瞬だけ止まった。

(徳魔)「…少し外の空気を吸ってくる」

(天雲)「う、うん」

徳魔と天雲は暗い表情だった。徳魔は暗い表情のまま病室を出た。

(志略)「女性を守りきれない男に僕はならない!」

(天雲)「…優しいね、君は」

天雲は志略の頭を撫でた。

(天雲)「…でもね、徳ちゃんは私を3度…いえ、それ以上に救ってくれているから」

天雲は優しい頬笑みをしながら志略の頭を撫でた。

その頃、病室を出た徳魔は病院の公衆電話で鏡魔と連絡を取っていた。

(徳魔)「…それで、如何だった?」

(鏡魔)「怪しい場所はやはり、霊安室ね」

(徳魔)「助かった」

(鏡魔)「若しかして、一人でやる気?」

(徳魔)「まさか、これは二人の問題だから」

徳魔と鏡魔の会話を監視するように一人の看護婦が見ていた。

(徳魔)「…奴等の方は?」

(鏡魔)「未だに動きが無いわ」

(徳魔)「…行動に違和感は?」

(鏡魔)「特に無いわ」

(徳魔)「そうか」

(鏡魔)「…そう言えば、他のメンバーが動いたわよ」

(徳魔)「待機だった筈だが?」

(鏡魔)「フェンリルが動いて」

(徳魔)「成程、だったら、こっちも少し早めに動くか」

(鏡魔)「二人は絶対に無茶しない事」

(徳魔)「…分かっているよ」

徳魔が電話を切ると看護婦は既に姿を消していた。徳魔は病室に戻ると天雲にアイコンタクトをした。天雲は徳魔の頼みを理解した。

(天雲)「志略君、少し、病院内を見て回らない?」

(志略)「良いの?」

(復実)「大丈夫よ、異常(志略には症状の事に聴こえる様に…本当は病院内の状況の事)は見られないから、でも、絶対に何か症状が出たら病室に戻って来る事よ」

(志略)「はーい」

(復実)「よろしい」

志略は天雲の手を握って病室を出た。

(徳魔)(…後は任せたぞ)

(復実)「じゃあ……」

その時、復実は一瞬揺らめいた。

(徳魔)「大丈夫ですか?」

(復実)「え、ええ」

(復実)(…今の空気は…それに嫌な予感が)

(徳魔)(…さてと、奴等はどう動くかな?)

徳魔がベッドに座りながら窓の外を見て微笑んで居る時、斬谷議員の豪邸は業火に包まれていた。

(斬谷)「これは…一体」

斬谷の前に淨櫳、獰子、獅血が現れた。

(斬谷)「君等の仕業か!?」

(獰子)「だったら?」

(斬谷)「こんな事をして如何なる――」

(獅血)「それよりも娘さんや奥さんの事は気にしないのですか?」

(斬谷)「そんなの他に居るわ!」

(獅血)「…そうですか」

淨櫳はユニコーンを思獣創召喚してユニコーンの槍を持って、獰子は拳を強く握りしめた。

(斬谷)「大体、あいつ等は政略結婚だから愛してもいない!」

(獰子)「愛していないだと……」

獰子は怒りの表情を露わにすると淨櫳がユニコーンの槍を獰子に投げ渡して獰子は斬谷に突っ込んだ。斬谷は怯えてスーツの懐から拳銃を取り出して獰子に向けて発砲するが獰子はユニコーンの槍で全て弾き飛ばした。

(獅血)「……愛せずに産まれた娘さんは辛いよね」

(淨櫳)「…そうだな」

斬谷の妻と娘は近くの樹の所で眠っていた。

その頃、天雲と志略は地下2階を散策して居る時に逸れてしまった。

(天雲)「志略君、何所に居ちゃったのかな?」

(天雲)(計画通り)

天雲は声を出しながら志略を探していた。

その頃、志略は霊安室の目の前に居た。

(志略)「何だろ?」

志略は霊安室の扉を開けた。その時、背後に強い衝撃が当たって志略は気を失った。

その頃、心究は手術を1日で数100人終わらせていた。

(心究)「…これで結構な数を終わらせたか」

心究がそう言うと手術室を出ようとした。その時、助手の看護婦達は懐から拳銃を取り出した。

(心究)「…物騒な物をお持ちで」

(看護婦)「貴方を此処から出さない為です」

(心究)「…なんだよ、トイレにも行かせてくれないのか?」

(看護婦)「手術を待っている患者は今も途方も無く居るのに放棄する気ですか!?」

(心究)「…放棄はしないが担当医師を変えてでも手術を行う事じゃない……それに――」

その時、建物内に強力な揺れが生じて手術室内は停電に見舞われた。看護婦達が動揺している隙に心究は看護婦達を昏倒させて手術室内から脱出した。

(心究)「…此処から移送すべきだったな?」

心究は笑みを浮かべると病院内を走りだした。


遂に殻魔病院の所業が判明する! 志略君の運命は!? 心究の最後の言葉の意味とは!?


悪魔と子供~幕魅と悪診~ 第二章 完


悪魔と子供~幕魅と悪診~ 第3章 続く――


志略君の運命はどうなる! 遂に大きく事件は動き出す! 徳魔達はどう動く!?

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