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悪魔と子供  作者: 戌尾 昴
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悪魔と子供~三強と巨獣~ 第一章

特殊逃走犯捕縛班の戦いが苛烈していく! 特殊逃走犯捕縛班の能力の殆どが銭湯向きじゃない中で特殊逃走犯捕縛班は勝つことが出来るのか!?

          悪魔と子供~三強と巨獣~


第一章…怨族と速妖

徳魔達の同窓会から一週間以上が経過していた。(次月に変わっていず、当月の下旬に当たる)

今回は特殊逃走犯捕縛班の戦――

鮫熊 山海VSザントマン

ザントマンが袋を上空に飛ばしたのを確認した山海は後退した。袋からは砂が拡散して飛び散った。山海は砂に当たらない様に後退した。山海は何とか砂を一粒も当たらなかった。

(山海)(危なかった。袋の中にある砂は全て催眠作用が在るから当たるなって言われていたからな)

だが、ザントマンの周囲には砂が一面に敷かれていて山海は近付けずにいた。山海は一呼吸して山海は電柱に走って忍者の如く登って行って電線を走ってザントマンの真上に来ると山海はザントマンへ飛び下りて右ストレートを放とうとするがザントマンは懐から袋を取り出して山海に投げつけようとすると山海は左手で指パッチンをするとザントマンが急に慌ててパニックに陥った。それでザントマンは袋を投げるが山海とは全く違う方向に投げて山海に外れた。山海はそこに右ストレートをザントマンの頭頂部に当ててザントマンは戦闘不能になった。

ザントマン戦闘不能――

(山海)「…これで――」

山海は眠ってしまった。

右ストレートを当てた瞬間に周囲の砂が舞って山海は微量だが砂を浴びてしまった。

喜未 完素VSジン

ジンはロープで捕らえられていたが砂場(野球場などの砂)を舞い上がらせ砂嵐を発生させた。ジンを捕らえていたロープは砂嵐の砂が強く当たって刃物の様にロープを切断した。完素は砂嵐から身を守るために檻(全面防弾ガラス製)を出現させて身を防いだ。だが、ジンは完素の足元の砂を操り檻の中でカマイタチの特性を持つ砂嵐を巻き起こして完素は傷を負った。完素は直ぐに檻を解除したお陰で深手を負わずに済んだがジンの砂嵐は未だに巻き起こっていた。ジンは砂嵐から砂の弾丸を完素に放った。完素はジンの攻撃を最小限の動きでかわし続けた。

(完素)「はぁ…はぁ…これが思獣のみでの動きなのか?」

完素はかわしながら策を考えて一つだけ思い付いた。完素は一度、ジンとの距離を離れて助走を付けて走った。ジンはそこに特大級(操っている砂を全部、圧縮)の砂の弾丸を完素に放った。

(完素)「…何も、檻は人物だけを捕らえる物では無い!」

完素は前に手を翳すと檻を出現させて特大級の砂の弾丸を檻で受け止めた。更に完素は檻を出現させて檻を二重にして砂を外に出さない様にした。

(完素)「…これで、砂は使えねぇなぁ」

完素が睨みつけるとジンは怒りを露わにしたその時、ロープが飛んできてジンを拘束した。

(完素)「…喜未一族の技術力を舐めるなよ!」

完素はジンを戦闘不能にした。

ジン戦闘不能――

濃怒 淡堕VSディーナ・シー

淡堕とディーナ・シーは刀と剣の勝負になっていた。

淡堕は防戦一方で刀を用いてディーナ・シーの剣戟を受け止めていた。

(淡堕)「はぁ…はぁ…、こいつ、動きが早すぎる!」

ディーナ・シーは一瞬で眼の前から消えて後ろに一瞬で移動して淡堕に攻撃を仕掛けるが淡堕はギリギリで追い付いて刀で受け止めた。

(淡堕)「ギリギリか…」

淡堕は刀をもう一本創り出して二刀流にした。ディーナ・シーが攻撃を仕掛けて淡堕の右から突っ込んで来るが淡堕はギリギリで気付き右手の刀で受け止めて左手の刀でディーナ・シーに攻撃した。だが、ディーナ・シーは攻撃を受ける直前に音速の速度で距離を取った。

(淡堕)「まだ、足りないのか?」

淡堕とディーナ・シーの勝負は更に続く。

哀世 界男VS獏&グール&キキーモラ

界男が獏と睨み合っていると周りから唸り声が聴こえた。界男は周りを見渡すと細い糸が周囲を囲んでいた。

(界男)「糸!?」

界男が糸を見ていた。その上空からグールが界男の背後に音もなく降りてきた。界男は背後の気配に気付いてを振り向くとグールは拳を握って界男に右ストレートを放った。界男は直ぐに防御をするがグールのパワーは強く、後方に吹き飛んだ。界男は直ぐに「糸に捕まれば命が無い」と察しって界男は自分を檻で囲み、檻の壁にぶつかって糸に当たる事は防いだ。

(界男)「…危なかった」

界男が獏の方を見るとグールともう一体、キキーモラの姿が在った。

(界男)「…これが暴走中の思獣が織り成す…最凶の【思獣乱舞祭】か」

界男は意識が朦朧としている最中にグールが界男に突っ込んで来た。界男は気力で肉体を動かしてギリギリの所でかわした。界男は三体に幻覚を見させて一時撤退を余儀なくされた。

界男は近くの路地裏に身を潜めていた。

(界男)「はぁ…はぁ…、くそっ! 少し休まないと体が――」

(界男)(音での幻覚だから…少し経てば解けちまう! その間に一体ずつ倒さないと…こっちが――)

その時、上空からグールが襲って来た。界男は影で気付き直ぐに回避した。

(界男)「こいつ!」

界男は幻覚を見せて近くに在った鉄パイプを投げるが軽く薙ぎ払われた。

(界男)「如何やって――」

グールは界男の懐に突っ込んで界男の腹に右ストレートを喰らわせた。界男は回避する事が出来ずに直撃して後方に吹き飛んだ。

(界男)「…こいつ、眼を――」

界男はグールがどうやって自分の居場所を突き止めたのかに気付いた。グールは嗅覚のみで界男の居場所を突き止めて奇襲を仕掛けて来たのだった。界男は絶体絶命だったが一つだけ策を思い付いて一か八かに出た。界男はグールに幻覚を見せてグールは眼を閉じて嗅覚のみで界男に突っ込んだ。

(界男)(掛かった!)

界男は前に檻を出した。グールが檻の中に入ると檻の出入り口は塞がりグールを閉じ込めた。

(界男)「先ずは一匹」

グールは檻の中で暴れるが檻は壊せなかった。界男はその場から離れた。

(界男)「グールを閉じ込めている檻を壊さないのはあの場から離れるのが得策だ」

界男が少し離れた廃墟に向う途中で近くの教会の中を通った。その時、教会内に騒音が響き渡った。界男は耳を塞いだ。

(界男)(何だ!? この大きな騒音は!?)

界男が周囲を見渡そうと目を開けた瞬間、目の前にキキーモラが居た。キキーモラは界男の肩を噛もうとした。界男は噛みつかれるギリギリで後方に跳んで回避した。

(界男)「…丁度、これで俺の役目は――」

界男はその時、教会の鐘が鳴らない事に気付いた。

(界男)(可笑しい、此処の教会は鐘が存在していてあんな騒音が鳴れば少しは聴こえる筈だ。 …騒音は超振動による特大の音だ。その振動で鐘の音が消されていても微かには聴こえて反響して一度は耳に届く筈だ。其れが無いと言う事は鐘に何かが在ると言う事か!)

界男はキキーモラに幻覚を見せて教会の鐘の音が存在する天辺まで向った。その道中でキキーモラの騒音攻撃が響くが界男は耐えて鐘の音まで向った。

界男が鐘の音に着くとそこには糸で縛り付けれていた山海が居た。

(界男)「山海!」

界男は直ぐに糸を解こうとするが固くて切る事が出来なかった。

(界男)「くそっ! 如何なってやがるこの糸は!?」

界男が糸を細かく見てみると何重にも巻かれた状態だった。

(界男)「頑丈だな…この糸は!」

界男が糸を解く方法を夢中に模索していると背後から音も無く、暗緑色の犬が界男にゆっくりと距離を縮めて1mになっても界男は気付かなかった。暗緑色の犬は界男の首元を噛みつこうと飛びかかった。その時、山海が眼を覚まして界男に背後の事を教えた。界男は直ぐに背後を振り向くと暗緑色の犬が首元寸前まで来ていた。界男は暗緑色の犬に幻覚を見せて深く噛まれずに済んだが右腕を負傷した。

(山海)「界男、大丈夫か!?」

(界男)「ああ、何とか」

(界男)(…そろそろ、キキーモラの幻覚が切れる。それまでに山海を捕らえている糸を解かないと!)

界男は暗緑色の犬を睨みつけながら山海を捕らえている糸の弱点を探し出した。

(界男)(徳魔さんは言っていた『現状でやれることは全てやって余力は残さずに行動をして切り札が無くなれば相手の切り札を誘い込み使わせてそこに追い込んでこちらの手の平で踊らせる』…この現状で糸を解ける物は自分の手、あの《暗緑色の犬》の爪と牙の三つ位だ。他に糸を切れる物は――)

界男が考えていたその時、大きな揺れが教会を襲った。

(界男)(まさか! 騒音がこの建物の強度の限界を超えて――)

教会の建物の内部では亀裂が大量に出来ていた。

(山海)「…界男、俺の事は良いから急いで離れろ!」

(界男)「お前を見捨てられるかよ!」

界男は暗緑色の犬の攻撃を避けた。その時、揺れが大きくなり教会は崩壊した。最上階に居た界男と山海は地面に落下した。

(界男)(……今なら!)

界男は山海の元に近寄ると糸をいとも簡単に解いた。二人は態勢を立て直して瓦礫を踏み台にして無事に地面に着地した。

(界男)「何とか生きていたか」

(鮫熊)「…よく糸が解けたな?」

(界男)「簡単さ! 教会が崩壊したお陰で糸を拘束していた柱も崩壊したから糸の拘束は無くなったと考えただけだよ」

(山海)「…助かったよ、有難う」

(界男)「いや、大したことは――」

その時、近くで物凄い爆音がした。二人は驚き、周りを見渡すと日本とは思えない風景が広がっていた。そこは戦場と化した日本(東京)だった。

(山海)「急いで避難していない民間人を――」

その時、二人の近くに鎖矢 獰子が飛んで来た。

(界男)「貴方は!」

獰子は二人に直ぐに気が付いた。

(獰子)「あら、戦闘は如何したの?」

(山海)「一応、何体かは無力化しときました」

(獰子)「…そう、悪いわね。淨ちゃんの能力が迷惑を掛けたわ」

(界男)「いえ、其れよりも像神さんの体調は大丈夫なんですか?」

(獰子)「今の所はね」

その時、崩れた教会から唸り声が聴こえた。

(山海)「! まさか、無力化した――」

(獰子)「違うわ。あれは――」

獰子は戦闘の構えを取った。

(界男)「自分達も――」

(獰子)「駄目よ!」

(界男)「ですが! 女性一人で――」

(獰子)「…あいつは私が倒すべき相手なのよ! だから、君達は非避難民の避難誘導をお願いするわ!」

(界男)「ですが――」

獰子は二人に笑みを浮かべると崩れた教会に突っ込んだ。

(獰子)「さあ、戦闘再開よ! 私自信!」

獰子は笑みを浮かべて瓦礫にかかと落としを放ち砂煙が舞い上がった。獰子は砂煙の中に突っ込んだ。砂煙の中では激しい戦闘が繰り広げられた。外で見ている山海と界男は茫然と立ち竦んでいた。

(界男)「あれが…総合格闘選手の鎖矢 獰子の実力――」

(山海)「…俺達が手を出せば足手まといだ。俺達は非避難民の救出に行こう!」

(界男)「あ、ああ」

山海と界男は国民の救出に走り出した。

水楽 丹波VSシルフ(エアリアル)&サラマンダー&イフリート

丹波は上空から降下していた。

(丹波)(まさか、此処まで吹き飛ばされるとは――)

数秒前――丹波はシルフに攻撃を仕掛けたその時、シルフが強風で丹波を上空に吹き飛ばした。

丹波が着地の事を考えていると突如として雲とは違う煙が丹波を覆いつくすと下の方から炎風の音と臭いがした。丹波は直ぐに両腕を鳥の嘴に変形させて両腕をクロスした。煙から出ると炎の竜巻が丹波に襲い掛かるが丹波は腕を強く振るうと炎の竜巻が拡散して消えた。

(丹波)「これで――」

丹波が一安心したその時、丹波の背後にイフリートがいた。丹波は直ぐに気が付くがイフリートの右ストレートをもろに受けて丹波は落下した。だが、何とか意識が残っていて建物と同じ高度になると丹波は建物に嘴(両腕)を刺して速度を殺して何とか地面にぶつかる前に止まった。

(丹波)「あぶねえ……死ぬかと思った」

丹波は何所かの路地裏に着地した。そして、丹波の目の前にシルフ、サラマンダー、イフリートが居た。

(丹波)「…こいつ等を何とかして無力化しないと!」

丹波はサラマンダーに突っ込むがシルフ達の三位一体の攻撃で丹波は後方に吹き飛んで近付けなかった。

(丹波)「…炎、煙、風の精霊…自分の能力は自分の一部分は嘴に変える能力…一体ずつなら、何とかなるけど、流石に三体同時は難しいか……だったら!」

丹波はイフリートに突っ込んだ。だが、再度、シルフ達の三位一体の攻撃が丹波に襲い掛かるが丹波は地面を蹴って更に壁を蹴ってイフリートの懐に潜り込んで右腕の嘴でイフリートの腹を刺して一時的に戦闘不能にさせた。

(丹波)「先ずは…一体!」

背後に熱風を感じて丹波はイフリートを盾にした。

(丹波)「…卑怯と思うなよ!」

(丹波)(こうでもしないとお前らは2分位で復活するらしいからな)

丹波はイフリートをゴミの様に捨てると二体と睨み合うと少しして逃げた。シルフとサラマンダーは後を追いかけた。丹波は近くの高層ビルに入った。シルフは後を追いかけて中に入った。サラマンダーは換気口から入った。丹波は二階の装飾店のレジ近くに隠れた。

(丹波)「…二体とは言え、相手は炎と風…どうやって戦闘不能にするかだ! 初歩的な戦法は効かないだろうし、先の戦闘スタイルが二度は通じない。…どうしたら――」

その時、店内に強風が舞い始めた。丹波は両腕を嘴に変えて立ち上がった。店内の品物(装飾品)が宙を舞っていた。丹波は当たりそうな装飾品を嘴で弾いた。

(丹波)(…一か八か、探して見るか!)

丹波は思獣の居場所を探し出した。丹波は辺りを見渡すと一ヶ所だけ装飾品が通過しない場所を見つけてそこに突っ込んだ。

(丹波)(こう言う超能力者は必ずとして自分の居場所には物を運ばない! だからこそ、そこに居る!)

その時、シルフは笑みを浮かべた。丹波の背後から箱が飛んで来きた。丹波は笑みを浮かべるとジャンプして箱の側面を足で蹴って一気に距離を縮めた。だが、丹波が予測した場所から炎が現れた。

(丹波)「しまっ!」

丹波は防御態勢に入ろうとしたその時、急に火災報知機が動いて炎が消えた。

(丹波)「何だ!?」

その時、店内放送が流れて聴こえて来たのは鏡魔の声だった。

(鏡魔)「え~、お客様にお伝えします。店内での点火は火災の元なのでおやめ下さい。それと、店内で勝手に風を流すのはおやめ下さい。では~~……」

そう言って店内放送は切れた。

(丹波)「鏡魔さんか! 助かった!」

丹波は隙が出来たシルフに突っ込んで腹を貫いた。

(丹波)「後は一体!」

丹波がサラマンダーの方を睨みつけるとサラマンダーは換気口から逃げた。

(丹波)「逃げたか!」

丹波は追いかけようとするが換気口は細く、子供(小学生ぐらい)が入れる程度だった為に諦めた。丹波は他の方法は考えた。丹波は床一面の水を見て一つの策を思い付き屋上に向う前に用品店からホース(特大)を持って屋上に向った。屋上に着くと換気口に繋がる蓋にホースの先端を差し込むと丹波は貯水タンクに特大の穴を開けると丹波はホースのもう片方の穴を貯水タンクの穴に差し込んだ。丹波は屋上から地上に降りた。(腕を嘴に変えて建物の壁を刺してゆっくり降りた)

(丹波)「後は――」

数秒後、外に繋がる換気口からサラマンダーが落ちて来た。丹波は両腕を嘴に変えて上に構えて狙いを定めた。サラマンダーは火を放った。丹波はかわさずに火の中に突っ込みサラマンダーの額を貫いた。サラマンダー戦闘不能――

(丹波)「…火の弱点は水と強烈な烈風だ! 最後に地の利はこっちに在った!」

丹波が休憩を取ろうとすると突如、周りが暗くなって上空を見た。

(丹波)「おいおい、あんなのをどうやって倒せって!」

丹波は上空に飛んでいる物の正体を見たが丹波が屋上に着くと姿が無かった。

(丹波)「どこに行った!? ……遠くには言っていない筈だ!」

丹波は辺りを見渡すが巨大な影が見当たらなかった。

暴泣 鬼孫VSゴブリン&スプリガン――

鬼孫は広い公園に移動してゴブリン達も鬼孫の後を追って公園に着いた。

(鬼孫)「少しは暴れ――」

スプリガンは地面を叩いて振動を起こして鬼孫に隙を与えてゴブリンが突っ込んで鬼孫の腹に拳の連打を放った。鬼孫は直撃して後方に吹き飛ぶが態勢を立て直した。

(鬼孫)(…こいつ等、非常に頭が良過ぎるし、連携が上手過ぎる! 暴走状態とは考えられない! 急いで無力化して非避難民の誘導を再開させないと!)

鬼孫がゴブリン達に突っ込もうとすると近くから手榴弾が飛んで来た。鬼孫とゴブリン達の目の前で手榴弾が爆発した。鬼孫は直ぐに後方に後退して爆発に巻き込まれずに済んだ。

(鬼孫)「何だ!?」

鬼孫は公園の外を見ると機動部隊の車両と機動部隊が居た。

(鬼孫)(……)

鬼孫は一度、樹の上に身を潜めた。機動部隊がゴブリン達にありったけの銃弾を放った。公園内は砂塵が舞ってゴブリン達が無力化したと機動部隊は高を括った。だが、ゴブリン達は無傷で移動せずに立っていた。機動隊が手榴弾を投げようとしたその時、スプリガンが地面を叩いて振動を起こした。機動隊は地面の振動で手榴弾を地面に落そうとしたその時、樹の上に隠れていた鬼孫が飛び出して手榴弾全てをゴブリン達の方に蹴り飛ばした。ゴブリン達は爆発に巻き込まれるが無傷だった。

(鬼孫)「ちっ! 武器は無いのか!?」

(機動隊員)「後はこのナイフだけで――」

鬼孫は機動隊員が持っているナイフを見て良策を思い付いた。

(鬼孫)「そのナイフ! お借ります!」

鬼孫は機動隊員からナイフを受け取ると鬼孫は近くの木の枝を切って先端を尖らせて右手に持った。鬼孫はゴブリンに突っ込んだ。スプリガンが盾になろうとゴブリンの前に立つが鬼孫は構わずに突っ込んだ。スプリガンは鬼孫に右ストレートを放つが鬼孫はギリギリでかわしてスプリガンの口内に木の枝を突っ込んでそのまま奥まで刺し込んだ。

(鬼孫)「…どんな、生物にも弱点は存在する。それが内部だ!」

スプリガン戦闘不能――

ゴブリンは姿を暗ました。

(鬼孫)「何所に行きやがった!?」

鬼孫が辺りを見渡すがゴブリンの気配が消えていた。

(鬼孫)「逃げたか……」

鬼孫が携帯電話を取り出して他のメンバーと連絡を取り合おうとしたその時、前方から先端が尖った小枝が飛んできて鬼孫の右肩を突き刺した。鬼孫が膝を地面に着いた瞬間に全方向から先端が尖った小枝が鬼孫目掛けて飛んで来た。鬼孫は懐から小刀を取り出し、小枝を全て弾いた。

(鬼孫)「…小刀【鬼刀】…」

鬼孫の目付きが変わった。鬼孫は右肩に刺さっている小枝を抜いて投げ捨てると前方に突っ込んだ。鬼孫の背後から小枝が飛んで来た。鬼孫は小刀で弾き飛ばして鬼孫は樹に突っ込んだ。鬼孫は高くジャンプすると小刀を高速で振るうと木々の枝部分が全て切り落とされた。

(鬼孫)「これで、近くの木々の枝を飛ばす事は出来ない! …そして――」

鬼孫は公園の茂みに小枝を投げつけるとゴブリンが姿を露わした。鬼孫はゴブリンの間合いに入ってゴブリンの口内に小刀を突き刺した。ゴブリンはその場に倒れた。

(鬼孫)「…悪戯小僧はお前だけじゃ無い!」

ゴブリン戦闘不能――

鬼孫が小刀をゴブリンから抜いて懐に戻して機動隊員に駆け寄ろうとしたその時、公園全体を覆い尽くす大きな影が上空を横切った。鬼孫と機動隊員は上空を見上げた。影の正体を見た二人は驚愕した。

(鬼孫)「あ、あんなものまで呼び出せるのかよ!?」

(機動隊員)「ば、化け物!?」

(鬼孫)(いや、さっきまで戦っていた相手も化け物でしょうに!)

鬼孫は表情を軽くして機動隊員に駆け寄った。

林寸 日太VSシルキー

日太は時を止めてシルキーに応戦するがシルキーは時を止めても動き続けていた。

(日太)(くそっ! 耐性が付いてるのか!?)

日太はシルキーに翻弄されていた。日太は一度、時を動かした。すると、シルキーはポルターガイストで室内の物を全て宙に浮かせて日太に向けて飛ばした。日太は持っていたロープを天井に引っ掛けてシルキーの攻撃を回避した。

(日太)「アブねぇ~、《ぺちゃんこ》になるとこだった!」

日太はロープを外して降りようとしたその時、突如としてロープが揺れ始めた。日太は必死に掴まっていた。そこにポルターガイストで室内の全ての物が宙に浮き上がって日太に飛んで来るが日太はロープを掴んで居る手を放して地上に降りた。シルキーはポルターガイストを解除して日太の上の天井で止まっている物を全て落下させた。日太はギリギリの所で後方に跳んで回避したが腹に破片が飛んで来て負傷した。日太は直ぐに破片を抜いて捨てた。

(日太)(抜かなかったら…ポルターガイストの力で死んでいたな!)

シルキーは未だに高速で動いていて日太はシルキー本体を目視出来なかった。

(日太)(…早すぎて目視出来ない! 徳魔さんはこいつと戦って一分も経たずに勝負を決めたと聴いたがどうやって……)

その時、日太の背後の扉が揺れ始めたのを感じた。

(日太)「まさか!?」

日太が何かに気付いた瞬間、扉が壊れて日太に向って飛んで来た日太は直撃を受けて壁まで吹き飛ばされて扉と壁に挟まれて更に扉が壁に近付こうとして日太の肉体は肉塊に変わり果てそうとしていたが日太は根性で扉を押して壁に足を着いてシルキーの攻撃を防いでいた。

(日太)「こんちくしょー!」

日太は気合いで扉と壁の隙間から飛び出た。日太の服はボロボロになっていた。だが、日太は良策を思い付いて日太は一呼吸して部屋の中を走りだして壁や天井を蹴って動いた。シルキーはポルターガイストで室内の物を全て宙に浮かせて日太の動きを封じようとするが日太は全て回避したのだが一瞬だが痛みが走ってよろめいた。シルキーは見逃さずにポルターガイストで攻撃を仕掛けるが日太に当たる直前に物の動きが止まった。

(日太)「…何も時が止められるのは空間だけじゃ無い! 物の動きを止めることだって可能だ!」

日太はポルターガイストで浮いている物全てを両腕で壊した。

(日太)「これで――」

シルキーは怒りを露わにして粉々になった物の破片を宙に浮かせて室内を攻撃しはじめた。

(日太)「――予想通り!」

日太は既にシルキーの懐に潜り込んでいた。日太は右腕を上から下に振り落とした。シルキーは気を失って戦闘不能になった。

シルキー戦闘不能――

(日太)「相手の怒りを露わにすれば必ず、綻びが現れる! …これ徳魔さんの教え」

日太が建物から出ると大きな影が日太を覆い尽くした。日太は上空を見上げるとそこには雲の上に巨大な羽が生えている虫らしき姿が飛んでいた。

(日太)「マジかよ!?」

日太は驚愕して足が竦んでいた。

上空の存在は大気圏を出て宇宙に存在していた。


特殊逃走犯捕縛班の戦場はこれで終結! 濃怒は無視して下さい 日太達は何とか思獣との戦を終えた 次回は特殊討伐班の戦場! そこでは英雄と激しい戦闘を繰り広げられていた


悪魔と子供~三強と巨獣~ 第一章 完


悪魔と子供~三強と巨獣~ 続く――


特殊逃走犯捕縛班の戦いは特殊逃走犯捕縛班の勝利を収めるが最後の大きな影とは!?

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