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悪魔と子供  作者: 戌尾 昴
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黒色と灰色 第二話

遂に特殊制裁犯と異天使の総力戦が始まる! 徳魔の裁判が今、始まる!

         悪魔と子供~黒色と灰色~


第二話…公裁と事前

世界中の映像機器に法廷が映し出されていた。

(男性)【これより、この者(徳魔)の裁判を行う! 裁判長!】

その時、法廷に悪川 神海が現れた。

(徳魔)「お久しぶりです」

(悪川)「お主と会うのは十数年振りだな」

(徳魔)「あの時は本当に消されると思いましたよ」

(悪川)「あの時は他人が介入しかけてお前を消す事が出来なかった」

(徳魔)(既にその人は先月(7月)に亡くなった)

(徳魔)「公開裁判とは思い切った行動をしますね」

悪川は笑みを浮かべた。

(悪川)「…さて、これからお主…徳魔 陽の公開裁判を行うとしよう」

悪川は裁判長席に座った。

(悪川)「さてと、先ずはこれを見て貰おう」

法廷にモニターに映し出されたのはハワイで起きた異天使と徳魔の対決の一部始終だった。

(悪川)「こやつは最悪の悪党だ。人なぞ平気で殺す大悪人だ! 彼を生かす必要は在るだろうか? 地球に生きる皆に問う。この男はどうすべきかを!?」

其れを聴いていた特殊制裁班の雪は怒りを抑えられなくなっていた。

(心究)「落ち着け!?」

(雪)「と、徳ちゃんは大悪党なんかじゃ――」

その時、映像の徳魔は答えた。

(徳魔)『確かに俺は罪を犯した。だが、俺は大悪党じゃ無い』

徳魔の言葉で雪は怒りを抑える事が出来た。

(鏡魔)(徳魔君、雪が怒る事を予測して言った言葉には間違いない)

法廷に戻る――

(悪川)「…犯罪者とは認めるのですね?」

(徳魔)「えぇ、俺は罪を犯しその罪の償いを生きて償う覚悟があります」

(悪川)「だとすれば判決は一つですね……死刑を申し渡す」

(徳魔)「そう言うと思いましたよ」

徳魔は裁判長席までジャンプして右ストレートを放つが一瞬で悪川は背後に回った。

(悪川)「相変わらず、拳で戦おうとするのは行けないな」

(徳魔)「お前らの様な奴等とは戦いを行わない限り理解も何も出来ないだろうに――」

徳魔は笑みを浮かべた。すると、悪川は徳魔の心臓に自分の腕を突き刺した。

(悪川)「私を甘く見ないでね」

(徳魔)「……」

徳魔はそのまま倒れた。

(悪川)「これにて公開裁判一日目を終える。明日の7時にまた会おう」

そう言うと全ての映像機器から映像が切れた。

その頃、特殊制裁班では皆が焦っていた。

(獅血)「如何する心究!?」

(心究)「…なぁ、あいつが死ぬと思うか?」

(淨櫳)「あんな事じゃあ死ぬとは限らないけど――」

(地泉)「徳魔なら何か逆転の一手を必ず考えている筈だ。俺達がここで待っている様な奴じゃないと分かっている筈だ」

(鏡魔)「大変よ! インターネット交流掲示板で徳魔君の批判が激しい」

その言葉で雪は再度、怒りが頂点に達しようとしていたが心究はその時、雪が持っている携帯電話に見覚えがあった。

(心究)「天雲、その携帯電話は?」

心究の質問で雪の怒りが少し落ち着いた。

(天雲)「これは徳ちゃんの携帯電話だけど――」

(心究)(…若しかして)

(心究)「天雲! 徳魔の携帯電話の……恐らくメモ帳機能とカレンダーを詳しく調べてはくれないか?」

(天雲)「でも……」

天雲は自分の恋人の携帯電話を勝手に盗み見る事に躊躇していた。

(鏡魔)「…だったら、私が代わりに見るわ」

(天雲)「…作古さん、お願い」

(鏡魔)(…本当に私がやるとは)

鏡魔は天雲から徳魔の携帯電話を受け取り調べたがメモ帳・カレンダー等を調べるが何も出て来なかった。

(鏡魔)「…何も残って無いけど」

(心究)「そんな馬鹿な!? あいつの事だから何かを携帯に残していた可能性が――」

(天雲)「…作古さん、4ボタンを押してくれない?」

(鏡魔)「如何したの?」

(天雲)「良いから!」

鏡魔は天雲の言う通りに徳魔の携帯電話の4ボタンを押した。すると、【最高裁判所】と出て来た。

(天雲)「其れをクリック(決定ボタン)して!」

天雲の言う通りにすると文章が出来た。

(鏡魔)「これって!」

(心究)「天雲、如何して分かった!?」

(天雲)「…徳ちゃんは携帯電話を机の中に隠していたの。それって見つからないようにと私達に何かを伝える為でしょ? 徳ちゃんは携帯電話を机じゃ無くても誰かに渡しておけば伝えたい事は伝えられる。でも、そうはしないって事は相手の方にもハッカーが居る可能性があるから隠しておいて私達の誰かに発見させる――」

(天雲)(私の性格を分かっていたから出来た芸当よ)

(天雲)「――相手だって携帯電話については調べている筈よ。見つからない方法は検索して居ない振りをする事で相手から隠す。徳ちゃんは絶対に見つからない方法を考案するのが一つの特技だけど私だけは絶対に徳ちゃんに隠し事はさせないけどね」

天雲の説明に全員は驚いた。

その頃、最高裁判所の地下の牢屋では心臓の辺りがくりぬかれたままの徳魔がいた。

(徳魔)「…本気で死ぬかと思った」

(サタン)「相手が“あれ”を使って来なかったのが不幸中の幸いだが皆(特殊制裁班メンバー)はお前の暗号に気付いたかねぇ?」

(徳魔)「…雪なら必ず分かる。……其れよりも次の法廷で決着を着ける!」

(サタン)「あぁ、我等の戦に終止符を打たねば色々と将来が大変になる」

その頃、悪川の方では――

(好井)「悪川様、本当に直ぐに消さなくてよいのですか?」

(悪川)「直ぐに消しては彼等が来ないでしょう…彼等なら一日で状況打破の作戦を練る筈。まんまと我等の策に掛かれば我等の作戦勝ちでしょう」

(宗海)「…彼等に隙は在るのでしょうか?」

(悪川)「甘い、彼等の中には徳魔 陽を好きでいる天雲 雪が居るのだ。彼女を連れて来なかったのは心が不安定になれば成るほどに彼女は徳魔 陽を求める。そうなれば特殊制裁班のメンバーも同行してこの場所に来る! そこに我等が一網打尽させれば世界のバランスは保たれるのだ! お前ら、他の者に警戒態勢を強めろ!」

(好井&宗海)『は!』

好井と宗海はその場から一瞬で消えた。

(悪川)「…明日は一番楽しい日だ。全滅させるにはこうするのだよ、大馬鹿なトカゲの尻尾達よ」

悪川は歪んだ笑みをした。

その頃、特殊制裁班メンバーは徳魔の携帯電話に残された命令を聴いて全員は驚愕した。

(心究)「俺達は徳魔家に行けってこれだけか?」

(鏡魔)「えぇ、内容は【最高裁判所に行く前に俺の家に行けそこで今回の一件が全てわかるだろう……取り敢えず、急いで俺の家に向いその後の行動はお前らに任せる!】としか書いていないわ」

(天雲)「…行きましょう、徳ちゃんの家に!」

(淨櫳)「だが、そこで何が――」

(天雲)「行けば分かる! 止まっていればその分後悔する!」

天雲は先に特殊制裁班を出て徳魔家に向った。

鏡魔以外の皆も天雲の後を追う様に徳魔家に向った。

数十分後、全員が徳魔家に着くと天雲が愛鍵で開けて中に入り二階に上がり陽の部屋に着くと仲は暗かった。

(獅血)「部屋が暗いなぁ」

獅血が灯りを点けようとすると心究が止めた。

(心究)「待て! 目の前に何かいる!?」

天雲は一歩前に出た。

(天雲)「貴方は何者ですか?」

(???)「我はルシファーだ」

そこに居たのは悪魔の長であるルシファーだった。其れを聴いた天雲達に取り憑いていた悪魔の半身体が驚いた。

(ルシファー)「そんなに固くなるな、我も半身体である」

(天雲)「貴方が今回の件を全て語ると徳ちゃんは伝えたけど本当?」

(ルシファー)「あぁ、徳魔の奴が何所に居るのかもこの先に何が起きるかも知っておる」

(獅血)「だったら、早く全てを話して――」

(ルシファー)「その前に何故、サタンが徳魔を助けた事について語らなくては――」

(淨櫳)「そんなの後で――」

淨櫳の言葉を天雲が止めた。

(天雲)「ルシファー、話してくれる。徳ちゃんが悪魔に選ばれた理由を!?」

ルシファーは笑みを浮かべて徳魔が悪魔サタンに助けられた理由を全て話した。心究達は驚くが天雲は驚く事は無かった。

(ルシファー)「お主らはそれでも助けるのか?」

(天雲)「…私は助けるわ。命を救われた者として……そして、好きな徳ちゃんが消えれば私も消える!」

(ルシファー)「ほう、天雲君は気合いたっぷりだな、他の者は如何だ?」

心究達も覚悟の目をしていた。

(ルシファー)「全員、救出に行くつもりなら悪魔の長として策を与えよう」

ルシファーの床からとある者達が現れた。

次の日の早朝6時55分に世界中の映像機器に法廷の映像が流れた。今回の映像には徳魔が十字架に磔になっていた。そこに悪川が入って来た。

(悪川)「これより、第二法廷…いや、最後の審判の時間だ!」

徳魔は口を動かした。(13文字)

その頃、天雲と淨櫳は上空1,000mを飛んでいた。(天雲は黒い翼で淨櫳は火の翼で飛んでいた)

(淨櫳)「空を飛べるようになってよかった」

(フェニックス)「良くも悪くもこれには制限時間が存在するのだ。それまでに――」

(天雲)「……」

(フルフル)「フェニックスの心配も分かるが一日は持つのだ。大丈夫だ」

(天雲)(徳ちゃんのこれからは大変だけど…私も一緒に――)

他のメンバーは心究の車で徳魔の場所に急行していた。

(地泉)「匠、急げ!」

(心究)「あれ、地泉居たの?」

(地泉)「最初から居たわ!」

(獅血)(存在感薄いのが此処で来るのはキツイが意外と活躍もしているからなぁ)

(ブエル)「確かに急がないとフルフルとフェニックスに先を越されるぞ」

(心究)「安全運転で走行しているのだぞ! 警察とかに捕まったら更にタイムロスだ!」

(獅血)「その心配は殆ど無いよね、だって鏡魔が信号機の赤と青を自然に変えているし」

(バルバトス)「こちらも烏が危険信号を出している。急げ!」

(アガレス)「バルバトス、車には速度に規制が掛かっているんだから仕方ないでしょ!」

(地泉)「兎に角、急ごう!」

(心究)「これでも、最高速度だ!」


徳魔の危機にルシファーが天雲達の前に現れた。徳魔が悪魔に助けられた真相が遂に明らかに!? そして天雲達は徳魔を救出させる事が出来るのか!?


悪魔と子供~黒色と灰色~ 第二話 完


悪魔と子供~黒色と灰色~ 第三話 続く――


遂に特殊制裁犯が徳魔を奪還に向かう!

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