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悪魔と子供  作者: 戌尾 昴
13/58

誘拐と悲鳴~第1話~

徳魔と天雲のアメリカで起きた出来事! これが日米戦争に勃発!? 徳魔は計画を阻止できるのか!?

    悪魔と子供~誘拐と悲鳴~


第1話…見学と弱点

徳魔と天雲がアメリカに行って3カ月経った。

徳魔と天雲の家族はアメリカの特殊制裁班支部にいた。

(電)「後で大統領の秘書とお互いの情勢について情報交換して来るから二人を頼んだよ」

(徳魔)「はい!」

それから数時間後――

裏表が慌てて特殊制裁班支部の中に入って来た。

(徳魔)「裏表さん!」

(裏表)「大変です! 天雲さんと大統領…それにホワイトハウスに居る全員がテロリストに監禁されました!」

(天雲)「お父さんが!?」

(裏表)「えぇ」

(徳魔)「裏表さん…貴方は如何して此処に来られたのですか?」

(裏表)「……」

(徳魔)「テロリストから此処に居る者達に伝言があるからですよね?」

(裏表)「……」

裏表は徳魔達から目をそむけた。

(徳魔)(やはりか……テロリストは制圧した領域に居る人物は全員の位置を把握しているのが鉄則だ! 裏表さんだけが此処に来られたのは……!)

徳魔は急いで裏表の服を表側に左手を触れさせて調べた。

(徳魔)(……やはり)

(徳魔)「裏表さん…少しの間、じっとしといて下さい」

(徳魔)(上位物質変化!)

徳魔は服からある物(四角い物)の物質を変えた。

(徳魔)「はぁ、終わりました」

(天雲)「徳ちゃん、何があったの?」

(徳魔)「簡単に言えば爆弾だ」

(天雲)「爆弾?!」

(徳魔)「あぁ、裏表さんはテロリスト達に伝言を頼まれて此処に来た。だが、それはテロリスト達のフェイクだ! テロリストの本当の目的は特殊制裁班支部の破壊と天雲家の殲滅だ」

(天雲)「そんな!」

(徳魔)「残念だがそれで間違いないだろうな」

(天雲)「そんな事をして如何する気なの?」

(徳魔)「恐らく、戦争を引き起こすのがテロリストの目的だろうな」

(天雲)「如何言う事!?」

(徳魔)「戦争の引き金は色々あるが今回は日本人である天雲家がホワイトハウス内で死ねばアメリカに対する抗議が殺到する。其処に今回の特攻隊以外のテロリストメンバーが追い打ちを掛ける事で日本とアメリカの国交問題が更に加速する。それが絶頂に達する事で戦争への火蓋が開かれる」

(天雲)「それは日本を殲滅させる事が目的なの?」

(徳魔)「いや、戦争させてアメリカと言う国と日本の二つを危機的状況に陥れば他国から補助が来る事でアメリカと日本は世界中から晒し物の国として言われる様になる。だから、お前の親父さんとホワイトハウスの全員を人質にして裏表さんに俺達の所に行かせて伝言するのが目的で来させたが本当は爆弾で俺達を殺す事で計画の第一段階は達成する。第二段階はホワイトハウスを自分達毎自爆する…そうする事でホワイトハウスの安全性に疑問が生じる。そして国民達が暴動を起こす。第三段階はテロリストの生き残りが戦争の火蓋を抉じ開ける事でテロリストの目的は完了する。…だが、第一段階が失敗すれば計画は破綻する」

(天雲)「本当に?」

(徳魔)「まぁ、普通は安心出来るだろうが…」

徳魔が地面に触れて数秒後に特殊制裁班支部の扉の外から何か倒れる音と悲鳴が一瞬だけした。

(徳魔)「…予想通り」

(天雲)「今の何の音?」

徳魔が扉を開けて何かを特殊制裁班支部内に入れた。

(徳魔)「テロリストの一人だ」

徳魔が特殊制裁班支部内に入れたのは血だらけで武装したテロリストの一人だった。

(徳魔)「こいつの無線機を拝借するか」

徳魔はテロリストが持っているボロボロ無線機を左手に取った。

(天雲)「でも、それ動かないでしょ?」

(徳魔)「忘れたか俺の能力を?」

(天雲)「忘れる筈が無いでしょ?」

徳魔は右手をボロボロ無線機に触れさせた。

(徳魔)「一部修理!」

すると、無線機が修復されて行った。

(徳魔)「…これ位だな」

徳魔は無線機から右手を放した。

(徳魔)「盗視!」

徳魔は左手に持っている無線機を握ると監禁部屋の場所を調べた。

(徳魔)「二階の一室か」

(徳魔)(……)

(徳魔)「取り敢えず、俺一人でテロリストを制圧して来るよ」

(天雲)「私も行く!」

(徳魔)「! 良いか標的は天雲家の人間だ! 雪が出れば確実に標的になる! 俺一人で行った方が賢明だ!」

(天雲)「私も一緒に行った方が時間も短縮出来るでしょ」

(徳魔)「だから! 俺一人で行くから此処で待っていろ!」

(天雲)「いや! 私も行く!」

(徳魔)「無茶を言うな! 俺がお前の親父達を助けに行ってくるから!」

(天雲)「それで徳ちゃんが居なくなるのが嫌なの!」

(徳魔)「だったら、誰がお前のお母さんを護る!」

(天雲)「それは…」

(徳魔)「テロリストの狙いはなぁ…俺が君等天雲家と一緒に出て来るのを待っている! 俺と雪は銃弾を受けても死ぬ事は無いがお前のお母さんは普通の人間だ! 死んでしまう! …それに裏表さんも一緒に居てくれるから心配はしなくて良い!」

(裏表)「俺がお二人を護りますよ」

(徳魔)「裏表さん、頼みます!」

徳魔は特殊制裁班支部から出て行った。

(天雲)「……」

天雲は心配な表情だった。

(徳魔)(この事件を利用して誘き出す!)

徳魔は監禁部屋まで走っていた。

(徳魔)「早速一人目か」

徳魔は物陰に隠れた。

(テロリスト)「こちら…異常なしだ」

(徳魔)(…リーダーと連絡を……)

テロリストがリーダーと連絡を終えた。

(徳魔)「今だ! 窒息!」

徳魔は左手を強く握り締めた。

(テロリスト)(! 苦…る…し…)

テロリストは地面に倒れた。

(徳魔)「其処で大人しくしていろ」

徳魔はテロリストの持っていたライフルを左手で触り縄に変えた。そしてテロリストを縄で締めた。

(徳魔)「さてと、急ぐか」

徳魔は二階にある全速力で走った。

その頃、天雲は未だに心配な表情だった。

(天雲の母親)「雪…徳魔君は何か考えがあって一人で行ったのよ」

(天雲)「でも、テロリストの武装は私達の生死体でも粉々に……」

(天雲の母親)「徳魔君は馬鹿では無いわ…勝算が無く一人で行くと思うの…それに雪には怪我をさせたくないから此処に置いて行ったの…」

(天雲)「……」

天雲の顔は心配な表情だった。

その頃、徳魔は監禁部屋の扉の前にいた。

(徳魔)(……)

(徳魔)「さてと」

徳魔は監禁部屋の扉を蹴り飛ばした。

(テロリストリーダー)「何だ!?」

(徳魔)「お前を倒しに来た」

(電)「徳魔君!?」

(テロリストリーダー)「お前を待っていた」

テロリストリーダーは徳魔にライフルで銃弾を撃った。

(徳魔)「俺にはそんな物効くかよ!」

徳魔は避けずに受けて右肺に撃たれた。

(徳魔)「効かないねぇ……!」

徳魔は急に右肺を抑えながら地面に倒れた。

(電)「徳魔君!」

(徳魔)「これは…まさか!?」

(テロリストリーダー)「そうだ…SBだ!」

(徳魔)(シルバー・ブレッド……銀の弾丸)

(テロリストリーダー)「俺達はお前らの事を一番に迷惑だからな、テメェらの弱点を探した。そして見つけたのさ! SBなら辛うじて効く事に!」

(徳魔)「確かに効くが……これでは死なない」

(テロリストリーダー)「確かにそうだがこれなら如何だ!?」

テロリストリーダーはライフルを両手に持ち銀の弾丸を70発放った。

(徳魔)「物質変化!」

徳魔は左手を前に翳すと強風が部屋の中に舞い銃弾を全て吹き飛ばした。

(徳魔)「言っとくが俺は死ぬ事は無い!」

徳魔は左手を自分の右胸に触れると撃たれた穴から剣が現れて取りだした。

(徳魔)「俺には銀の弾丸は通用するが痛みだけだ…これ位、何時もの痛みより軽い!」

徳魔は剣を構えてテロリストリーダーに突っ込んだ。

(テロリストリーダー)「まだ、SBはまだあるぞ!」

テロリストリーダーは徳魔に向って100発のSBを放った。

(徳魔)「物質変化! 風車!」

剣が風車に変わり風車の羽の部分が超高速で回転して銀の弾丸を弾き飛ばして行った。

(徳魔)「お前の計画は全て把握している! お前には計画を遂行出来ない!」

(テロリストリーダー)「何だとぉぉぉぉぉぉ!」

テロリストリーダーはバズーカを取り出してバズーカを発射した。

(徳魔)(あれも銀の弾丸か! 物質変化で止めるのは無理か…なら)

(徳魔)「重力倍増!」

徳魔は左手の剣を右脇腹に刺して左手を下に向けた。すると、銃弾が地面に落ちた。

(テロリストリーダー)「何!?」

(徳魔)「重力倍増は俺の左手が触れている重力を倍増させる! 次で決める!」

徳魔は右脇腹から剣を抜き構えた。

(テロリストリーダー)「重力は物じゃない!」

(徳魔)「確かに物じゃないがそれはお前の固定概念に過ぎない! 固定概念を変えれば俺は何だって物と捉えられる!」

徳魔は一瞬でテロリストリーダーの懐に潜り込んだ。

(テロリストリーダー)「何!?」

(徳魔)「言ったよな、固定概念でお前は見ていたと…」

徳魔は剣でテロリストリーダーの右脇腹に当てた。そしてテロリストリーダーは床に倒れた。

(徳魔)「峰打ちだ。死なせはしない」

(テロリストリーダー)「死なせないだと……俺達は死んでも良い人間だ!」

すると、ホワイトハウスが急に揺れた。

(電)「何だ!?」

(徳魔)「爆弾ですよ」

(電)「爆弾!?」

(徳魔)「こいつ等の目的をアメリカと日本を戦争させる事です」

揺れが更に激しくなり始めた。

(徳魔)「……」

徳魔は冷めた目でテロリストのリーダーを見ていた。

(テロリストリーダー)「一緒に死のうぜぇぇぇぇ!」

(徳魔)「言った筈だ…お前らの計画は既に破綻していると」

(テロリストリーダー)「何!?」

すると、揺れが治まった。

(テロリストリーダー)「如何言う事だ!?」

(徳魔)「此処に来る前……裏表さんが俺達の所に来た後にお前らの仲間を一人捕らえた時に同時に物質変化で建物の全ての強度を核爆弾でも壊せない強度に変えた。それとなぁ、お前らが死んで良いと言うのならそれは違う…お前には一番大切な事を忘れている…俺達は宇宙で生きている生物・細菌全ては仲間だ。絶対に見捨てないのが道理だろ」

(テロリストリーダー)「……」

(徳魔)「電さん…皆さん助けます」

徳魔は剣を右手に持ち換えて左手を電達の前に掲げると電達を縛っている縄が解けた。

(徳魔)「さてと、黒幕に会いに行きますか」

徳魔はそう言うと監禁部屋から出て行った。

(電)「……」

数分後――

(徳魔)「貴方が黒幕だとは驚きましたよ」

徳魔はホワイトハウスのある一室に入った。

(黒幕)「まさか、私の所まで来るとはね」

(徳魔)「大統領のSPの一人…通称…シャチ」

黒幕は大統領のSPだった。

(シャチ)「お前らの事は調べ上げた弱点も全てを!」

(徳魔)「俺と雪の弱点か……それは好都合だ!」

徳魔はにやけると左手を強く握った。

(シャチ)「…!」

シャチは急に倒れた。

(徳魔)(SPでも窒息は弱点になる……弱点を調べるのでは無く相手の行動パターン…詰り、相手の技を把握して技に対処すれば良かっただけだ)

徳魔は左手でシャチの服を掴み、服を縄に変えてシャチを縛った。

(徳魔)「これで……」

徳魔は意識が朦朧し始めた。

(徳魔)(やべ…限界…)

徳魔はその場に倒れた。

それから数時間後、徳魔はホワイトハウスの近くの病院に運ばれた。

(徳魔)「…はぁ…眠い」

徳魔は目を覚ました。

(徳魔)(…取り敢えず…これで…作戦を遂行出来る! だが、これは本当に危険だ…賭けるか…絆に!)

その時、徳魔の病室に天雲がやって来た。

(天雲)「徳ちゃん! 目が覚めたのね!」

(徳魔)「この通りだよ」

天雲は徳魔に駆け寄り抱きついた。

(徳魔)「……」

徳魔は天雲の耳元で何かを話した。

(天雲)「! 本当にする気なの?」

(徳魔)「あぁ、それしか方法は無い!」

(天雲)「良いよ」

(徳魔)「済まない…」

(天雲)「終わったら…扱き使うけど良いよね」

(徳魔)「あぁ」

徳魔は優しい笑顔で答えた。それに天雲の優しい笑顔で返した。


徳魔が取った行動は正しいのか!? そして徳魔の作戦とは!? 次回は死夢現間の事件とアメリカで起きた一つの大騒動が運命を分けることになる!


悪魔と子供~誘拐と悲鳴~ 第1話 完


悪魔と子供~誘拐と悲鳴~ 第2話 続く――


大統領寮での事件は無事に解決した! だが、徳魔と天雲は悲しき運命に行こうとしていた

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