艦種紹介 DDG-125 ミサイル護衛艦やまと
DDG-125 ミサイル護衛艦やまと
2018年10月5日就役
主兵装 15式127mm速射砲1基 16式垂直発射装置320セル 15式魚雷発射管2基 15式近距離防空システム
やまと型護衛艦はながと型護衛艦の実用発展型で小型化された垂直発射装置を艦体一杯に搭載しておりその数はあたご型護衛艦の3隻分に匹敵する。また本艦では主機に交流誘導電動機を採用しており最高速は40ノット強を発揮することができる。射撃管制には最新型のFCS-05が搭載されている。FCS-05は艦橋上部のフェイズドアレイレーダーにより索敵、目標を捕捉しミサイルを発射、それを誘導、命中させるまでの動作を自動で行うことができる。いわば日本版イージスシステムとも言えるものである。このシステムは艦橋上部の二つのフェイズドアレイアンテナと14式水上艦用ソナー、そして艦内部に搭載されているメインコンピューター『彩梅』と兵装から成り立っている。
メインコンピューターの彩梅という名前の理由は「アヤメ」という花の名前からである。アヤメという名前は菖蒲と花菖蒲のことを指し菖蒲の「大切にする」という花言葉と花菖蒲の「信じる」という花言葉を表している。また彩梅の彩は日本の未来を彩るということから、梅は梅の花言葉「澄んだ心」を表している。
このやまと型は艦隊防空と敵艦攻撃を一隻で行えるように設計された。艦隊防空には垂直発射装置内に収納されている17式対空誘導弾、個艦防空には艦橋前と格納庫上部に搭載されている15式近距離防空システムを使用する。また、対艦攻撃には垂直発射機内の17式対艦誘導弾を使用する。対潜攻撃に関しては垂直発射機内の対潜15式魚雷発射管を使用する。