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第01話「魔王決戦」

テ○ルズのフ○ンタジアとエタ○ニアと、鬼滅○刃と、チ○とかに影響を受けたかもしれない、なろう系作品です。


BGMはク○ノトリガー魔王決戦か、フ○ンタジアDecisiveか、私の曲Last Your Love https://youtu.be/6WscFqQ9rTA?si=rd7Q8l-_oeT2PABU 辺りをイメージしてもらたら嬉しいです。

# 第01話「魔王決戦」


 パイプオルガンが響きわたる魔王城最上階。カッコいい演出をする為に魔王が魔族に弾かせている。


 魔王が白銀の長い髪を、これでもかというくらい手で払う。体力の限界であっても強さを誇示する奴だ。


「ふっ、貴様ら……もう限界であろう。見えるぞ、MPの限界が。だからこそもう一度言おう。ホムラ、お前も魔族になれ! 我の元に下れ! そして永遠の時を技を磨く為に過ごそうぞ!」


「ならない! 弱きを切り捨てるお前とは相容れない!」


「弱い者などどうでもよいだろう! この世は強き者が支配すべき世界! 情けなく嘆く弱虫共は、我らが支配してしかるべきなのだ! その方が争いは無くなると思わないか!?」


「弱さからしか生まれるモノもある! だが、抑圧による支配から生まれるのは憎しみだ! 平和から遠ざかるお前の野望は! このオレがぶった切る!」


 この世界くらい……平和にならないとダメなんだ!


 仲間はもう満身創痍。MPが尽きて魔王の魔力を受けたら魔回路崩壊する。その中で攻撃を受ければ死ぬ。


 そんなオレも、そして、相対する魔王も、MPは尽きかけだろう……。お互いが最後の一発だ……。


剣先に集中する。最高の攻撃と、最高の詠唱を。MPの源は気持ちの高ぶり。炎の力を周囲に纏う。


「緋色の翼は黄金の輝き、凰怒り羽ばたけば大地は光り割れる……」


「親愛なる貴様の最後だ! 我も唱えねばなぁ! 神はかしずき絶対零度の黙示録。理の終焉は凍土となりて、また凍獄の底より界放せよう……。ダイヤモンドの塵となれ!」


「鳳凰! 飛翔けぇんんん!!!」


「霧氷神殺!」


 炎の飛翔と氷の世界がぶつかる。その瞬間大量の水蒸気が立ち上がり、オレたちを朦々と、戦いの終演を見せないかのように覆い包んだ……。


――――――――


 時間はオレが鳳凰の力を手に入れる前。親の遺産で働かず怠けていた頃に遡る。


「あー、カッコいい技を放ちてー」


 考えながら剣を振るう。しかし、オレは基礎練厨のプータローだ。ブーサンだったか? 現実世界の事はだいぶ忘れてきたな。


「ふんっ! はっ! 炎迅剣!」


 炎の斬撃を食らって木々が倒れる。ただひたすらに剣で切るのは、斧で切るよりも骨が折れる。魔力を伴わない物理現象は現実世界とそう変わらない。しかしこの世界では、魔力を込めれば、そして風属性である木に対して炎属性攻撃なら、なんなく木を切れるという算段だ。


「炎迅剣! 炎迅剣! 炎迅剣!」


 あー。基礎魔撃だけどたのしーなぁっ! 


 もっと上の魔撃を放ちたいモノだが、その為にはモンスターを殺さないと拾得出来ない。そう、殺さないといけないんだ。


「ホムラちゃん。また剣を振るってるのね。飽きないの?」


「うるせぇ。これがオレにはあってるんだよ」


 この世界での幼なじみ、シズクが現れる。同じ村の裏山。オレが魔撃を放ってる音を聞いてすぐさま飛んできたんだろう。


「火事になったら大変だからアタシを呼びなさいって言ったでしょ? 魔撃はメッ!」


「そんなの、カッコよくねぇだろ。鍛錬ってのは一人でコツコツやらねぇとな」


「カッコいいも悪いも……親の遺産食いつぶしながらやってる事がこれねぇ」


「あ? なんだって?」


「なんでもないわよ。まあ納得するまで頑張ってみれば」


 そうだよな。誤魔化してしまったが、そうだよな。


 オレには分かってた。カッコ悪いって。親の遺産で生きながらえてニートやってる事がこれだって。


 幼なじみのシズクも愛想つかしている事だろう。昔はカッコいいカッコいい言ってくれたんだけどな。


 昔は間違いなく強かった。その理由はオレは異世界転生者だったからだ。現世では少年マンガオタクの中二病女子高生。少年マンガから卒業できないし、女社会には馴染めなかった。一匹狼だってカッコいいだろ……。


 それはともかく、手に包帯を巻いて腕に魔法陣を描くのは、もしやカッコ悪いのではないかと考え始めた頃、トラックに跳ねられた。即死したと思ったら、この世界の赤子だった。ある意味で強くてニューゲームに近い状態だった。


 いっぱいマンガやラノベを読んだ知識で魔法に対する妄想力があった。この世界では女だけが魔力を有し、その源は想像力。そこに未来の知識。十五歳+αとしての理解力も重なって、魔力はみるみる高まり、親に勧められて大学にも行かせてもらった。国から期待されるほどに優秀だった。


 だが、今はこうして無職の身。何かを殺して生を謳歌する、そんな世界に合わなかった。現実世界で言う平和ボケ、現代病みたいなもんだ。修羅場を知らないんだ。


 四年生での実地試験で、モンスターを倒せなかった。オレは軍の幹部候補入りも期待されてたのに。人も殺す事なんてもっての他だった。血が吹き出るのを想像してしまうんだ。


「自分の血なら平気だってのにな」


 そんなうだうだしてる矢先に、両親は不慮の事故で死んだ。残ったのは生きていくには一応不自由のない遺産と、幼なじみのシズクだけ。シズクも同時期に両親を亡くしてから、街に薬士として働きに出つつ、たまにこうやってオレを心配して、料理とかもつくってくれる。


 シズクも実質十五歳差だと思ってたのに、いつの間にか大人になっちまった。立場逆転だ。


 ダセェなぁ。ツレェなぁ。


 どこかで、何か覚悟を決めたい。そう思って時間ばかりが経つ。基礎練は好きだが、新しい事に挑戦するのは苦手なんだ。カッコいいのを求めていながら、ダセェもんだ。


 そんな中で、とある噂を聞いたのだった。


「炎の剣豪?」


「そう。昔魔王を退けたという剣豪が隣街に来てたんだって。もしこっちの方にも来てたら、指南してもらったら?」


「それは……」


 すげぇ……ソソるじゃねぇか……! 伝説の! カッコ良すぎる!


 だけど……。


「ま、気が向いたら探してみっかなー。めんどくせーし」


「あらそう。最近のアナタはそればっかね」


 何かをする覚悟を決めるには、出来なかった時の為に予防線を張っておきたかった。

イケメン女子にカッコいい技名を叫んで欲しくてですねぇ……。イケメン女子とイケメン女子の詠唱合戦が見たくてですねぇ……。


書き始めはそんな感じで、AIと相談しながらエタ○ニアよりカッコいい技名浮かばないかなーって思いながら練ってる途中の作品です。まだ3話くらいしか決まってない……。


見切り発車なのは、小説書くやる気を出したかったからで、百合ハーレムの作り方とは平行するような、どっちもまた放置しそうな。


 テンション上がれば続けばいいなという気持ちで、とりあえず1話の投稿だけします。あとから色々変更すると思いますし、鳳凰飛翔剣よりもカッコいい技が浮かんで欲しい……。緋凰絶○衝くらいのを思いつきたい……。

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