表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君の気持ちに応えたくて  作者: 涼太
それから……
21/22

決別の日

電車で約1時間。そこから徒歩10分のところに私の実家がある。


「……着いた。……侑、私に勇気をちょーだい。」

私は侑から今朝貸してくれたタオルを手に家のインターホンを押した。


すると、はーいと伸びたような声がドアの中からした。

出てきたのは、やっぱり母さんで……。


「凛梨……あなた……」


なんでここにいるの、帰ってくんなとでも言うような顔。


「お久しぶりです、母さん……。それで、あの」


「なんなの?……いきなり帰ってきてどうゆうつもり?」


「か、母さん……わ、私は」


「意見もなく、ボソボソと返事するだけ。それだけでも私達はうんざりするのよ……出ていって清々したと思ったのに……」


キッと睨んで顔を見せに来んなと言われた。

実の親だとしてもそれは言われたくなかった。


だけどもう解放されたかった。


「母さん……私、もう貴方達と縁を切りたいの!これからは私の人生は私で決めて生きて生きたいから」


「っ……」


「だから、妹へもそー伝えといて欲しい。もう私の目の前からいなくなって欲しいと。邪魔を……しないでほしい。」


それだけ……と言い、私は実家を出た。



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



家を出たあと、私は侑に連絡を入れた。


『侑、家のことが終わりました。今から病院へ向かいます。』


と送ると数分後にピコンと連絡が来た。

『わかった。俺も店長に言ってあるからすぐ向かう。病院の入り口で待ってて』


と来た。


『了解です!』


そういって、私は病院まで向かった。

病院について侑が来るまで入口にいた。


1時間後、侑がこっちに向かって歩いてきてるのが見えた。


「凛梨、お待たせ。家の……事大丈夫だったか?」


「うん、言いたいこと言ってきた。」


「そうか、じゃあ後は病院だな」


「……うん、行こ。不安だから。」


私たちは、病院のフロントに行き、診察券とアンケートを貰った。

なんでアンケートって思ったけど。


内容は、お腹の痛み、頻度等だった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ