親との決別と
侑と過ごして幸せ……だけど本当の幸せを掴むためには、立ち向かわなきゃいけない。
例えそれが私にとって重くのしかかるものだとしても。
母さんと、妹への……決別。
前に前に進むにはこれしか無かった。
それと、まだ確定では……ないけど帰りにアレを買って確かめるしかないことも。
「私……不安で押し潰されそうだ……けど侑に頼ってばっかじゃダメな気がする。……ふぅ……」
心臓がズキズキする破裂しそう。
ふううう、辛いなぁ。
とりあえず明日、行こう。
色々とケリつけたいし、嫌なことは終わらせたい。
とりあえず、侑が帰ってきたら話そ。
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夕方、私は夕飯の支度を或程度済ませ侑の帰りを待った。
少しだけ帰るの遅くなると連絡あったからそれだけでも安心。
そして待つこと、30分後侑が帰ってきた音がした。
「ただいまー」
「あ、侑……おかえり」
「ん?凛梨、どうした?」
ねぇ、どうしてわかるの?私が変だって。
泣きそうだよ。
「侑……あの、ね。」
「ゆっくりでいい、俺はお前を避けたり追いやらないから。な?」
「うん……実は、明日実家に戻って決別しようと思ってて……」
「うん、あの親と妹にか。」
「そう……一応、侑に話しておこうと思って……あと」
言いづらい、ここでまた否定されれば私は、、、。
「うん。?……あと?」
「私、その後び、病院行こうと思ってて」
「どこか、悪いのか?」
「どこ、というかお腹たまに痛くて……気になるから」
確定じゃないから、話の仕様が分からない。
でももし、ホントならこれは侑と話し合う必要が出てくる。
「……そうか、一旦家のこと終わったら連絡くれ。その後一緒に病院行こ。」
「え、でも侑……仕事……」
「そんなの、凛梨の方が先。店長には伝えとくから。安心しな。」
そういって私の頭を撫でる侑、ほんとに心強いよ……いつも寄り添ってくれる。
「侑……?ありがとう!凄い助かる……」
「いいよ、言ったろお前の傍に俺が居るって。」
「うん……」
そうだ、そうだったね。侑が言ってくれた。
だから、前に進もう。侑が背中押してくれる。負けたくない。




