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君の気持ちに応えたくて  作者: 涼太
それから……
20/22

親との決別と

侑と過ごして幸せ……だけど本当の幸せを掴むためには、立ち向かわなきゃいけない。

例えそれが私にとって重くのしかかるものだとしても。


母さんと、妹への……決別。

前に前に進むにはこれしか無かった。

それと、まだ確定では……ないけど帰りにアレを買って確かめるしかないことも。


「私……不安で押し潰されそうだ……けど侑に頼ってばっかじゃダメな気がする。……ふぅ……」


心臓がズキズキする破裂しそう。

ふううう、辛いなぁ。


とりあえず明日、行こう。

色々とケリつけたいし、嫌なことは終わらせたい。


とりあえず、侑が帰ってきたら話そ。



*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



夕方、私は夕飯の支度を或程度済ませ侑の帰りを待った。


少しだけ帰るの遅くなると連絡あったからそれだけでも安心。


そして待つこと、30分後侑が帰ってきた音がした。


「ただいまー」


「あ、侑……おかえり」


「ん?凛梨、どうした?」


ねぇ、どうしてわかるの?私が変だって。

泣きそうだよ。


「侑……あの、ね。」


「ゆっくりでいい、俺はお前を避けたり追いやらないから。な?」


「うん……実は、明日実家に戻って決別しようと思ってて……」


「うん、あの親と妹にか。」


「そう……一応、侑に話しておこうと思って……あと」


言いづらい、ここでまた否定されれば私は、、、。


「うん。?……あと?」


「私、その後び、病院行こうと思ってて」


「どこか、悪いのか?」


「どこ、というかお腹たまに痛くて……気になるから」


確定じゃないから、話の仕様が分からない。

でももし、ホントならこれは侑と話し合う必要が出てくる。


「……そうか、一旦家のこと終わったら連絡くれ。その後一緒に病院行こ。」


「え、でも侑……仕事……」


「そんなの、凛梨の方が先。店長には伝えとくから。安心しな。」


そういって私の頭を撫でる侑、ほんとに心強いよ……いつも寄り添ってくれる。


「侑……?ありがとう!凄い助かる……」


「いいよ、言ったろお前の傍に俺が居るって。」


「うん……」


そうだ、そうだったね。侑が言ってくれた。

だから、前に進もう。侑が背中押してくれる。負けたくない。

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