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予感と、気づき 侑side
凛梨に着いてくと夏渚が凛梨のとこまで走っていった。
「なんか……嫌な予感がする……」
「お前もか、侑……実は俺もだわ」
真也もそんな気がするということは……まさか
俺は、凛梨を連れて来るのをやめていたら良かったかもしれない。
だけど……買い物がしたいと言っていたから連れてきたかった。
真也と話しているとスマホの通知がなった。
『侑!大変!!凛梨ちゃんが……倒れた!○○まで急いでくれ』
「凛梨が……」
「おい、とりあえず凛梨ちゃんとこ向かお!悔やむのはその後だ」
"ああ"と返事をし、凛梨と夏渚がいる場所に向かった。
そこには、一人の女と凛梨、その後ろでオロオロしている夏渚がいた。
「凛梨……もう大丈夫だから」
「……侑……くん……」
顔が真っ青だ……きつかったんだろう。吐きたいのに胃液しか出ないから。
ごめんな、遅くなって……ホントにごめん。
俺は……今気づいた。あぁ……凛梨が大切で好きなんだと。




