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旭日の超大国  作者: 反共主義者
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西暦2030年、旭日の皇国は異世界に行った

西暦2029年12月31日19時30分 大和三重皇国 首都東京 某所

2029年が終わり2030年になる日、居酒屋に二人の男が食事をして話していた。

「あと四時間位で新年を迎えるな」

「ああ、そうだな。ただ今年も大変だったな色々と...」

藤原友重と荒木貞道は、愚痴を言い合っていた。第109代内閣総理大臣である藤原は親友の皇軍大臣荒見と2029年を振り返っていた。

2029年は大和皇国には忙しい時期になった(100年以上超大国として君臨しているためいつも忙しいが)、ドイツ第四帝国とフランス王国との領土問題に介入し戦争を止めたり、中国で起きた軍閥の戦争に巻き込まれたり、左翼の一部の過激派が天皇制社会主義を政府に認められるようテロを起こしたりといつもと違い政府の仕事量が1,5倍位増えたため胃に穴が開きそうになりながら(特に皇軍大臣は)生活していた。

「はたして、来年はどうなるんだろうな~?」

「せめて、戦争が起きないことを祈りますよ、自分の仕事が増えて家族に会えなくなるのは嫌なのでそれに妻に怒られるますから。」

荒見には妻、荒見峰がいる。いつも妻には「子供が貴方と会えなくて寂しい思いしているのだから早く帰ってきなさいよ!」と口うるさくいわれているが妻も荒見の仕事を知っているため常々心配している。

「そういえば、最近国土交通省からやけに不審な地震が国内や自治領でも起きているらしいが荒見は知っているか?」

「ああ、その話か軍の一部の参謀や技術者やがなんかそれで変な話をしていたが...たしか昔の隼帝国時代の資料になにか似ている記述があって調べた方がいいのではという話をされたんだよ」

「隼帝国時代の?本当か?三万年以上前の資料だぞ出ているだけでも。」

「それがな、最近出土した資料に書いてあったんだよ、同盟国で不審な地震が起きたとな。しかも、そのあとその同盟国がいなくなってしまったらしい。」

「はあ?嘘だろそんなファンタジーの話、そうだとしてもどこにいったんだよその国は?」

「わからないとしか言いようがない、だから一部の人たちが遺跡発掘をし始めたんだよ」

「成果は出たのかそいつらは?」

「いや、出てないのが現状だ、だが一応警戒してもいいんじゃないか?」

「わかった、親友の頼みだ一応石油などの必要物資を集めておくように他の省に伝えておくよ。」

「ありがとう、せめてなにもなければいいが,,,」

西暦2029年12月31日23時59分 首都東京

「もうすぐで2030年です、さあ数えましょう!10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,ぜ――」

ガゴォーーン

「緊急速報です大和列島、ロシア地域、イギリス地域、ハワイ、アラスカ、東南アジアにて震度5弱の地震が起きました国民はすぐになにかすぐ近くの手すりなどに捕まってください!」

「何が起きた!」

「大和皇国全領土で地震が起きました!それと同時にドイツやアメリカ、フランスとの連絡が取れなくなりました!衛星とも連絡が取れないと宇宙省が!」

「何!建物などは大丈夫かそれと国民に政府から緊急発表があるとつたえろ!」

「建物は不思議に被害はないとの連絡が、では緊急発表の準備しろと伝えてきます!」

「とりあえずこれで落ち着けるか?皇国軍に連絡しなければ」

「こちら皇国軍ーー皇軍大臣を今すぐ呼べ!ーーはい!」

「こちら皇軍大臣荒見です。」

「荒見、皇国軍から何かないか?」

「いや、特にない、逆にそっちはどうだ?」

「緊急発表する羽目になった。」

「そりゃおつかれさん」

「そんなことより、本当になんもないのか?」

「いや、一応ある哨戒していたF-0地上戦闘機からイギリス地域と東南アジア地域、ハワイの場所がおかしいという報告が来た」

「本当か?!どのようにおかしいんだ?」

「ハワイとイギリスは岩手県の400㎞ぐらいで、アラスカとロシアはあまり変わらず、東南アジアは台湾から250㎞ぐらいだそうだ」

「かなり変わっているな、それ以外はないんだな?」

「いや他にもあってだな…」

「なに言おうとしてんだ?なんか言えないことか」

「はっきりいうぞ我が国は異世界来たかもしれない。その証拠にいままで見たこのない陸地を発見したという報告もあった」

「はぁーまた忙しくなるな確実に!」

「国民に言うのか?」

「言うだろ普通」

「じゃあなんて伝えるんだ?」

「そりゃ、地震が起きたので異世界に来ましたと伝えるぞ?」

「そうか(こいつたまにボケるからな)」

「じゃあこれで」

「ああ、じゃあな」

こうして大和三重皇国は異世界へと行った。



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