第87話 ガチロリコン板橋VSゲイーズ青戸
きのうはすみませんでした!
■ガチロリコン板橋
ロリかわいいロリかわいいロリかわいいロリかわいいロリかわいいロリかわいいロリかわいい。
ロリはなぜかわいいのか。全国ロリコン擁護協会会長であるオイラにさえ、未だにその答えがわからないデュフ。
かつてその真髄にたどり着いたのはたった2人だけ。
そのうちの1人が元ガチロリコンの矢田デュフ。
ロリに対する情熱でヤツを上回り、オイラは四皇になったわけデュフが、あいつはロリの真髄に到達した世界で2番目の男デュフ。
だからこそ――真髄にたどり着いたからこそ、オイラに負けてしまったのだろうか?
ちなみに世界で初めてロリの真髄にたどり着いた男は、真祖の吸血鬼なんだとか。
吸血鬼でもロリコンはいるんデュフね。ロリコンに種族は関係ないってことデュフ! ロリコン万歳!
そういうわけで、オイラはロリの真髄に到達するために日々仲間たちとロリの研究しているのだ。
しかし、そんな平穏な毎日を脅かす集団が現れたデュフ。
そう、ロリコン撲滅隊デュフ。風紀委員もよく考えたデュフよ。
ロリコン相手にゲイを送り込んで来るなんて。さすがは高尾美咲いいんちょデュフ。
いいんちょは、責任感が強いわりにおっちょこちょいなところが萌え萌えポイントな16歳ロリデュフよ。
中等部以上はみんなババァって言ったよな? なんて思ってるデュフ?
見た目がロリなら全員ロリデュフよ! ナメるなデュフ!
そんなかわいいかわいロリロリいいんちょだが、ロリコン撲滅隊を設置したのはちょっと許せないデュフね。
でも、ロリコン撲滅隊に自分を入れちゃうアホなあたりがまたかわいいデュフ。
ま、でもオイラたちロリコン擁護協会に構ってくれてるってだけで幸せデュフ。
■ゲイーズ青戸
筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉ッ!
筋肉こそ正義よぉおおおんッ! 筋肉があればなんでもできるッ! そんなワタシは〜ゲイーズ青戸ッ!
ってことで最強のオカマとしてロリコンどもをぶっ潰していきましょう!
ロリコンは悪だわ。だって男のくせに筋肉がないもの。
だからワタシたちボディービル部はロリコン撲滅隊となって悪しきロリコンどもを鍛え直してやるのッ!
■凛
わたしたちにとってロリコンさんは恐怖でしかない。かわいいと思ってもらえるのは素直にうれしいけど、度が過ぎてると思う。
だって気持ち悪いんだもん。ぐへへとデュフフとか!
それに執拗に触ろうとしてくる。触らないでほしいのに。
だからわたしはロリコンさんがきらいです。ロリコンさんはみんな紳士だと聞いたことがあるんだけど……絶対迷信だよねっ! みんな変態ロリコンさんだっ!
でもわたしたちが安心して学園生活を送ることができるのは、すべて風紀委員管轄のロリコン撲滅隊のおかげである。
初等部に入ってこようとする怪しいお兄さんたちを検問して、疑いがあれば追い返してくれるんだよ。
だから初等部はいつも安心安全っ! ありがとうロリコン撲滅隊!
「ぶぅううッ潰してやるわぁぁぁあああああんッ!」
学園の黒きダイヤこと、四皇ゲイーズ青戸さんがガチロリコン板橋さんに殴りかかった。
足から腰へ、腰から背中へ、背中から腕へと力を増幅しながら伝え、太ももくらい太い腕でパンチを放つ。
当たれば脳震盪は免れないだろう。
攻撃モーションが大きすぎるため、ガチロリコン板橋さんはすぐに距離を取ってゲイーズ青戸さんのリーチから離れてしまう。
「ちょこまか動き回るんじゃないわよぉおおん!」
「避けなきゃオイラが死ぬデュフ。もう二度とロリっ子を拝めなくなるデュフッ!」
やはりゲイーズ青戸さんの攻撃は全て大振りで、簡単に避けられてしまう。
「デュフデュフうっさいのよッ! 筋肉のキの字もないマッチ棒風情が男を名乗るんじゃあああないわよぉぉおんッ!」
「無駄デュフ! 遅いデュフよッ!」
ガチロリコン板橋さんはゲイーズ青戸さんの顔面にカウンターパンチを放つ。
しかし、ゲイーズ青戸はビクともしなかった。
「あらぁああん? ハエでも止まってたのかしらぁぁあああんッ!?」
「ヤバいデュ……グハッ!」
ゲイーズ青戸さんはガチロリコン板橋さんの顔面に渾身の拳を放った。
ガチロリコン板橋さんはぶっ飛び、壁に当たってようやく止まった。
「成敗よぉおん!」
To be continued!⇒
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