第69話 魔術学園体育祭開幕
やっぱり深夜投稿は厳しいかも!
今日からは昼投稿かなー
■隆臣
ラナがカラスになって空に消えていった以降は、特に何ごともなくこの日は終わった。
そして迎えた東京魔術学園体育祭の初日。
俺は若干緊張していたが、きのうの前夜祭を思い出し、今日から5日間行われる体育祭本番もなかなかにぶっ飛んでいるのだろうと考え、まったく緊張しなくなった。
いつも通り三鷹家に訪れ、エースと一緒に朝食を作って、4人で朝食を食べる。
そして4人で学園に向かい、俺は高等部へ、エース、凛、ジョーカーは初等部へ向かった。
■隆臣
東京魔術学園の体育祭はやはり特殊だ。そもそも5日間って長すぎるし、システムも奇妙なのだ。
まず普通なところから紹介しよう。
赤組、白組、青組、黄色組、緑組の5つのチームがあるということと、勝ったら自分のチームにプラス10ポイント、負けたらマイナス10ポイント、特定の競技を除いて魔法や能力を使った不正をした場合はマイナス100ポイントということだ。また、優勝チームには豪華景品が与えられるらしい。
次に異常なところを紹介する。
第一に、大会のシステムが異常だ。指定競技であれば、いつでも誰とでも試合をすることができるというシステム。
いつでもというのは、今日から5日間の120時間を指す。120時間……つまり5日間開幕しっぱなしで、一時閉幕などはない。だからルール上は真夜中に競技を行うこともできるんだとか。凛に聞いたんだが、実際そんなことするのは極々一部で、ほとんどの生徒は17時には下校するらしい。そりゃそうだ。
誰とでもというのは、違う学年だけでなく、中等部や初等部の生徒、もしくは違う色のチームとも試合内のチームを組むことができるということだ。
例えば赤組3人白組1人青組1人のAチームVS赤組2人白組2人青組1人のBチームでバスケットボールをしたとする(人数が足りなかったらベンチメンバーはいらないんだって)。Aチームが勝ったとすれば、赤組は勝った分の30ポイント+負けた分のマイナス20ポイントで合計プラス10ポイントとなり、白組と青組も同様にして計算すると、白組はマイナス10ポイント、青組はプラスマイナス0ポイントになるのだ。
だから同じ組どうしで潰しあっても、大きく得することは少ない。豪華景品も遠くなる。
さて、では指定競技を紹介しよう。野球、サッカー、ソフトボール、バレーボール、バスケットボール、バドミントン、テニス、卓球、ハンドボール、ラグビー、アメリカンフットボール、クリケット、ビリヤード、ダーツ、スカッシュ、アルティメット、アーチェリー、ホッケー、弓道、剣道、柔道、空手、相撲、競技射撃、プロレス、ボクシング、陸上十種競技、ロッククライミング、水泳、水球、ストラックアウト、かけっこ、リレー、綱引き、玉入れ、パン食い競走、ちゃんばら、大玉転がし、台風の目、騎馬戦、ノーマルサバイバルゲーム、ノーマルバトルロイヤル競技、障害物競走、立体鬼ごっこ、VS嵐競技、eスポーツ(CoD、BF、CounterStrike、Overwatch、CrossFire、R6、PUBG、Fortnite、Splatoon、ストリートファイター、ぷよぷよ、テトリス、ウイニングイレブンなど……)などなど
……。
ここまでは普通の(普通とは一体……)の競技で、ここから紹介するのが魔術学園らしい競技だ。
飛翔装置と浮遊装置を用いたアルティメットサバゲーとアルティメットバトルロイヤル、魔術模擬戦、スプラトゥーン競技。
ね? 変でしょ? 俺もびっくりしたもん。でも色んなのがあっておもしろそうだよね。
さてさて、体育祭のルール説明と競技紹介はここまでにして、9時から体育祭が開始されるので、準備をせねば。
俺は白組だった。エースは赤組で、凛とジョーカーは緑組。
俺は数少ない友達――杉野亮二や京篝、清瀬薄男とともに校舎を出た。この3人は全員に白組だ。それに関してはほんとよかった。
ちなみに女子の体育着は初等部から高等部まで全員スパッツだ。素晴らしきかな魔術学園!
心地よい気温だ。絶好の運動日和。
さて、一種目目は何にしようか。
To be continued!⇒
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