表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
161/363

第154話 楽園(パラダイス)

定期テストも終わり、今日から毎日投稿再開!

◾隆臣


 その日の夜。俺はこの世の神秘に触れた。

 空から女の子が降ってくると誰が予想していただろうか。ラピュタのパズーやセーラームーンのうさぎや衛、ToLOVEるのリトだってきっと予想していなかっただろう。もちろんこの俺も。

 しかし降ってきたのだ。空から小さな女の子が。

 シータのようにゆっくりではない。ちびうさやララのように、その子は唐突に降ってきたのだ。


◾隆臣


 ここは幼稚園ではない。更木荘201号室だ。にも関わらず、俺は先生のようなことをしていた。


「わーわー! それオーラのっ!」


「違うよ私のだよ! だってねこちゃんだもん!」


「オーラのもねこちゃんなの〜っ!」


「やー! 返して〜っ!」


 そんな言い合いをしながら押し合い圧し合い、白くてかわいい布を引っ張り合いをするオーラとジャンヌ。

 ちっちゃな2人のちっちゃなおててに握られるちっちゃなこねこおぱんつ。

 しかも俺の右手にはエース、左手にはラナ。右足にはホリー、左足にはエーリン、肩にまたがるルシア。眼前にはオーラとジャンヌ。ナディアは呆れた風に俺の後ろでヤレヤレポーズだ

 これは一体何事でしょうか?

 きっと世のロリっ子ハンターだったら間違いなくこの子たちを狩り尽くしていただろうが、俺はそんな酷いことはしない。やさしくこの子たちを保護します!

 すると俺の左手のラナが、


「ぬ? ぬぬぬ? なんだなんだ? 何か降ってくる!」


「どうしたラナ。降ってくるって、ここ家ん中だ――」


 ――ズドン!


「――ぞ? ん?」


 視界が暗い。真っ暗だ。そして息苦しい。そしてどうやら仰向けに倒れているようだ。どういう状況だ?


「わ! わわわ!」


「タカオミクンは大胆だね」


「もはや芸術っ!」


「わー! 私もやって欲しい〜!」


「すごいすご〜い!」


「こいつ……またっ!」


「それはナディアの専売特許じゃないのか?」


 ルシア、ホリー、オーラ、ジャンヌ、エーリン、ナディア、ラナの声が順々に聞こえてくる。

 どうやら俺の見えないところで何かすごいことが起こっているようだ。何だろ、俺も気になるなぁ。

 とか思っていられたのも束の間、


「これは一体……何事でしょうか?」


 あれ? さっき俺が心の中で言った言葉が返ってきたぞ? こだまでしょうか?


「いいえ。私です」


 俺の心の中の言葉に答えた声は、よく聞き馴染んだ声だった。この声は……颯!?



 To be continued!⇒

ご閲覧ありがとうございます!

前書きにも記載させていただきましたが、お待たせ致しました! 今日から毎日投稿を再開致します!

ですので今後も末永くよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ