生存者救出作戦①
ゾンビスペック書く必要あるかな?
日本時間朝5時北海道東から10海里ぐらい離れた太平洋洋上、潜水艦1隻が浮上した
同時刻潜水艦の作戦室
「作戦内容は以上だ!もう一度ゆうが生存者救出不可能と判断した場合速やかに撤退しろ!これは命令だ!絶対に英雄なろうとするな!解散!」クラーク中佐は神経質に命令を下した。
「やあ、レビィちゃん。今回の作戦も楽すぎだなw島行っって息してる奴をここまで連れてくる簡単なお仕事さ」吉井曹長は軽い口調で同じチームの女子隊員に言いながら一緒に作戦室から出た。
「吉井曹長はいいですよね~今回の作戦終われば安全な空母で2週間休めるよね」
「ああ、なんならおれと結婚するかい?そうすれば特例で一緒に空母暮らしできるぞ」
「いやです!いつ死ぬかわからない人と結婚したくないし、吉井曹長も好きじゃないです」
「おいおい、はっきり言うなよw悲しいじゃねえか。まあ、これで今回の作戦おれは死ぬことないな、死亡フラグがレビィちゃんがへっし折ってくれた!なぁ~川越2等兵ちゃん?」
「おれに振るなよ、吉井さん」おれは迷惑そうに返して、急いでハッチに向かった
今回の作戦は俺たち3人でこなすことになってる、先月新しい組み直した救出チームだ。前のチームはおれ以外全滅した、まあレビィも吉井さんもおれと似った様な経歴だろ。
今日の作戦もよくある生存者救出作戦だ。10回目から数えてないけど今まで救出できたのは2人だけ、大体の場合は着いたら宴おわったゾンビ達の熱い出迎え、仲間が食われながら命がらがらで脱出、いつものことだ。作戦参加人数少ないけど仕方ないことさ、なんせあっちもこっちも人がたりない。
そういえば一昨日ゾンビともを監視する情報衛星から送られた衛星写真に人工的作られたSOSの文字があったな。あそこはどこの部隊いくだろ?
「川越、あそこが上陸ポイントだ」いつも軽口が売りの吉井曹長が真剣な顔で地図見て上陸ポイントを指差しておれに伝えた
「了解!」おれはゴムボート減速しながら静かに返事する
「レビィもちゃんと海岸近くみとけよ、いきなり海からやられるのはごめんだからな」
「はい!」レビィも適度に緊張した顔で返事した
幸い海岸はゾンビいなく、いや、動けるゾンビがいなく、安全に上陸できた
「川越とレビィはボート片付けろ、あと装備も再確認しろ!おれは周囲警戒当たる、はやくしろよ」
上陸後レビィと二人ボートの片付けと装備の再確認したあと周囲警戒しながら動けないゾンビに止め刺してる曹長と合流した
「よし!いくか」吉井曹長は手にした黒いドロドロついたナタをゾンビだっだもので拭いて腰の鞘に戻し、ショットガンを構え直して先頭で警戒しながら歩き出すとおれはレビィにアイコンタクトして後ろからついていった。
救出目標向かって歩いて3時間、小休憩中
「川越、匂うな」吉井曹長は飲み終わった水筒バックパック戻しおれに言った
「ああ、ゾンビと出会わないですね」双眼鏡で周囲覗きながらおれは小さい声で囁いた
「これって今回も生存者0のパターンになるね」レビィは少しい悲しい表情で返事した
「いや、まだ決まったわけじゃないさ。レビィも川越もわかるだろ?」
「「・・・・」」おれとレビィ無言で答えた
今までおれらみたいの上陸生存者救出作戦は決まった2パターンある。
一つは生存者を助けるかも知れないパターン。それは上陸したあと5分もたたないうちにゾンビが襲ってきて戦友が食われながら生存者を助けに行く、そして生存者連れて離脱するとき同じく食われながらにげる
もう一つは今みたいにゾンビがまったく現れないパターン。ゆうまでもなく生存者のとこにゾンビともが集まって楽しい宴はじめようとしてる、おれらついたごろはもう宴が終わってゾンビともが熱い出迎えってわけだ
どっちのパターンも人間側の戦力被害甚大だけど、正気沙汰と思えないこの作戦はアウトブレイクから45年立った今も1度たりとも中止したことはない。
その原因はあのときある偉い学者さんがこう言ったそうです
「重度汚染地域の生き残った生存者が初期のゾンビに噛まれてゾンビに転化しない人間いるかもしれない、彼らを助け出せることできれば治療薬はできないがワクチンが作れるかもしれない」
このかもしれない話でおれらが命かけて作戦遂行させられてるとおもうと笑いたくなるようなことだ。
もし噛まれて逃げれたとしても身内に追い出されて食われるのかオチ、しかも初期のゾンビじゃないとダメとゆうおまけ付きだ。運よく生き延びたにしてもアウトブレクからもう40年以上経ってる、20歳いや16歳で計算しても今じゃあ60代、俺たち3人でその幸運なお爺さまかお婆さまを生きて安全地帯までつれていけるかどうかもわからん。
ふっと肩叩かれた、おれは考えことやめて意識を現実に戻した
「さあ、休憩はおわりだ、早いとこ生存者いるポイントに向かおう、まだまにあうかもしれん」
曹長に休憩終了とゆわれ、おれとレビィはショットガン構えてあとついていった
「曹長、ゾンビまったくでないですね、普通なら1体2体出会うはずですが・・・」レビィは不思議そうに吉井さんに聞いた
「ああ、ここまで出会わないと不気味過ぎるな、川越どうおもう?」
「この状況おれも初めてですが・・・そういえば生まれた要塞都市で新兵訓練のとき、物資調達部隊の先輩に妙なこと聞かされたな」
「それはどうゆうことだ?妙なことって?」
「その先輩が変わったゾンビ見たってゆうはなしですよ、なんか目に知性感じたとか」
「目に知性?」
「ああ、そう聞かされたんですが・・・あとそのゾンビがほかのゾンビを指揮したってゆうか命令したそうです」
「ん?それってゾンビを意図的に動かせるってこと?」
「そのままの意味ならそうゆうことなりますね。たしかにあのとき先輩いた部隊30人いたはずだが、生きて帰ってきたのは6人だっだ」
「!!! 英治さん、その先輩は上に報告しなかったの?」急にレビィは興奮した声でおれの名前を呼んだ。
「悪いくせまたでてきたぞ レビィ」
「えへへ、あたし興奮するとつい名前で人呼ぶよね」レビィはでれながら謝ってきた
「まあ、いいけど。んでおれの先輩は上に報告したはずよ」
「でも結局なんもわからないよね、あの目に知性あるゾンビのこと」
「ああ、ゾンビ関してわかることはおれもレビィも吉井さんも偉い学者もみんな違わないさ、ただおれら今の状況はまずいかもしれん、いつもより慎重にしたほうがいい」
「それは賛成だ」曹長は変わらない速度で歩きながら周囲警戒する
さらにいつもより深く注意しながら歩いて2時間、目の前に地図にあった小さい村に着いた
「まだ遠いな、今日中着けそうもないな」曹長は地図みながら生存者いる地域を確認する
「どうしますか?時間まだありますけど、このままいきます?それともこの村で安全確報して明日まで待ちます?」
「ん~ゾンビ出会わないのは気になるが、村の安全確保してから明日まで待機しよう。レビィはパックアップ、川越はレビィの周辺警戒、おれは村の安全確認。」
曹長は短く命令下したあと一人で村に向かい、おれはレビィと一緒に村を見下ろせる小さな丘へ走った。