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アメリカ本土防衛戦  作者: オカリン
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オーバーロード作戦(2)

オーバーロード作戦発令から1ヶ月が経過したが作戦の進捗状況はあまりよくなかった。作戦開始から戦線が20キロほどしか進んでいないからだ。

これを受け作戦一部変更し戦略爆撃機で敵の拠点となりうる場所は徹底的に爆撃することにきまった。また1度に出撃する爆撃機は最新鋭爆撃機であるB-47爆撃機である。爆弾搭載量はB-17の搭載量の約5倍の爆弾を搭載できる。また護衛としてP-51マスタングE型である。


P-51マスタングE型は20ミリ機関砲2門、12.7ミリ機銃4門を搭載し最大速力は780キロを発揮する。


B-47爆撃機80機とP-51マスタングE型40機が出撃した。


『間も無く敵の制空権下に入ります。』


『全機高度を8000から14000に上昇。』


『了解。』


『先行した。P48より入電!』


『対空レーダーに感あり!探知6。速度800キロにてこちらに急速接近中!』


『先行から入電!『我これより帰投する。』との事です。』


『その高速接近の目標に制空隊を向かわせろ。』




『目標は6だ。数で押しつぶせ。』


『攻撃開始!』


『見た事ない機体だ。落ちろ!』


発射ボタンをおして軽快な発射音と共に銃弾が吐き出される。


しかしあり得ない軌道を描き避けたのだった。


『くそ。避けられた!後方注意!奴らは手馴れだ!注意しろ!』


『例の作戦を試すぞ!』


『了解』


前方に敵機を発見した。


『よしいくぞ!』


1機が機銃掃射し敵機は素早く回避したがその隙を突きもう1機が機銃掃射を加え撃墜した。


『撃墜確認!その他敵航空機撃墜確認!』


『被害報告せよ!』


『8機が撃墜され2機が敵に追突されました。』


『護衛任務に戻る!』


『各機高度15000まで上昇!』


『目標空域に到達爆撃開始!』


地上では砲撃支援の為榴弾砲780門、自走砲250両、列車砲6門、450門の速射砲による砲撃が始まっていた。


『爆撃開始!』


爆装庫が開き爆弾を投下開始した。


『爆撃終了!これより帰還する。』


一方地上では支援の砲撃が止み戦車を主力とする機甲師団及び機動部隊が進撃を開始。


また突撃砲、自走砲も随伴し支援部隊としてあたった。


歩兵部隊は移動は徒歩ではなく自転車を使いある程度の機動力を持たせる事に成功した。


歩兵部隊は分隊ごとに分かれており1個分隊12名で編成されており1名機関銃手、1名が狙撃手、10名が半自動小銃を装備した歩兵である。


『前方敵陣地発見!』


『主砲装填!弾種HE!撃て!』


防御陣地に榴弾が殺到し歩兵部隊が敵陣地に突入し制圧をはかる。


『突入!』


陣地の中は人がすれ違うのが厳しい程狭い通路での銃撃戦になり突入部隊もかなりの損害がでた。


『制圧完了!


こうして敵の防御陣地を制圧撃破しながら敵の防衛線を突破しながら進撃し8日間の間に25キロ進攻した。


また敵の補給線をレジスタンスにより破壊して疲弊させていた。

また機動空挺師団により敵の後方にて弾薬集積所、検問所、レーダー施設、空軍基地襲撃などを行い大いに混乱させていた。

また海軍の艦砲射撃、大量の艦載機の通り魔的襲撃により異世界進攻軍はヒューストン占領軍以外は補給が滞り戦力の低下が著しかった。


ここでアメリカに展開する兵力。

異世界進攻軍

陸軍

歩兵125個師団


機械化歩兵20個師団

戦車9500輌、装甲車3万5000両、自走砲650輌

輸送トラック8万9000両

海軍

駆逐艦128隻、空母3隻、軽空母4隻、巡洋艦18隻、戦艦3隻。

空軍

戦闘機250機、爆撃機40機、輸送機45機


アメリカ軍

陸軍

歩兵135個師団

機械化歩兵60個師団

戦車5万8000輌、装甲車12万200両、自走砲6700輌

輸送車18万9800両

海軍

駆逐艦250隻、巡洋艦78隻、戦艦28隻、空母45隻、軽空母129隻

空軍

戦闘機9800機、爆撃機6500機、輸送機350機


ソ連軍

陸軍

歩兵180個師団

戦車1万2000両、装甲車3000両、自走砲2500両

空軍

襲撃機350機

イギリス軍

歩兵12個師団

戦車120両、装甲車320両

榴弾砲350門

海軍

駆逐艦35隻、巡洋艦3隻、戦艦2隻、空母1隻、軽空母2隻

ドイツ軍

歩兵35個師団

戦車450輌、装甲車3500両、自走砲450輌

列車砲4門、陸上戦艦12両

空軍

戦闘機450機

日本軍

陸軍

歩兵18個師団

戦車30輌

海軍

駆逐艦45隻、戦艦4隻、空母4隻、軽空母4隻


以上がアメリカに展開される両軍の戦力


弱体化した敵軍の陣地を突破していくがヒューストンの手前90キロの地点にて燃料切れを起こし地上軍は進軍を停止したが空軍、海軍の攻撃は止むことがなかった。


昼夜を問わず爆撃、ロケット弾攻撃が止むことはなかった。

しかし伸びきった補給線を増強する意味でオーバーロード作戦は中止となった。

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