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アメリカ本土防衛戦  作者: オカリン
20/33

激突

偵察隊が戻る少し前にP1000ラーテ2輌とマウス8輌が進軍を開始していた。偵察機の情報を元に列車砲と重砲とロケット砲の攻撃により森は半分無くなっていた。

陸上戦艦は巨大さ故に進軍スピードは遅かったが威力は絶大だった。一撃で敵のコンクリート陣地を吹き飛ばし進軍経路にあるありとあらゆる物を破壊し尽くした。陸上戦艦と超重戦車はSSが指揮している。陸上戦艦にSSアメリカ派遣軍総司令官が搭乗しており敵の防御陣地を突破する様を見てとても上機嫌に笑っていた。


『見ろ!敵の防御陣地が木っ端微塵だ!』


『いゃあ実に気分がいい!最高の気分だ!戦争はこうでなくては!!これだから戦争は楽しい!』


『今まで我らを苦しめてきた奴らを蹂躙するのは実にさいだ!』


『全SS部隊に通達!!突撃だ!突撃し敵の全てを破壊し奪いし尽くせ!さぁ共に『ホルストヴエッセルのリート』を歌い突撃しよう!きっと楽しいぞ!!』


前線でSSが狂った事を言っているのを国防軍は無線で聞いていた。

すると全ての兵士が一言揃えてこういった『狂ってやがる!』と。

するとロンメル将軍は兵士達にこう言った『彼らの事は気にするな!自分の事に集中しろ!』と喝をいれた。

しかし皮肉な事にその狂信集団のおかげで進撃出来ているので彼らの事を否定する事はできなかった。


SSが敵の本隊と正面で戦闘している間に国防軍とアメリカ機甲師団は背後に回り込む事に成功した。


『敵は此方に気づいていない!一気に畳み掛けろ!』

合図と共にアメリカとドイツの機甲師団が前進し、情け容赦のない攻撃を開始した。


『動いてない車両を攻撃しろ!』

動いてない戦車や装甲兵員輸送車を大量に破壊した。

パンター戦車とパーシング重戦車は後方にあった資源集積施設も片端から破壊していく。

ちょうどその頃正面で戦闘しているSSはというと苦戦していた。押せてはいるものの数で押し負けていた。


『28センチ斉射用意!』


『撃て!』

『ドガァァン』爆音が鳴り響く

敵戦車と戦車の後ろに隠れていた歩兵が空高く吹き飛んだ。

『見ろ!戦車が木っ端微塵だ!』

『敵後退始めました。』

『そのまま敵を踏み潰せ!MGの掃射も忘れるな!』

陸上戦艦は生き残っていたが超重戦車は履帯が切れて行動不能の車両が何両か出ていた。

上手い具合に前後からの挟撃に成功した。

この戦いで戦闘車両を多数撃破し戦略物資を破壊する事に成功した。これで敵も回復にはかなりの時間をようするだろう。反撃の開始である。



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