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アメリカ本土防衛戦  作者: オカリン
10/33

メキシコ湾海戦(前編)

ヒューストン空爆から5日後

海軍は特に仕事もなくメキシコ湾で艦隊を哨戒させていた。重巡はペンサコーラ、ソルトレイクシティ、ニューオリンズ、ノーザンプトン、チェスター、ルイビル、シカゴ、ヒューストン、オーガスタ、ペンサコーラ級3隻、ノーザンプトン級6隻の計9隻

駆逐艦はラドフォード、ジェンキンス、ニコラス、オバノン、シャバリア、ソーフリー、ウォーラー、ストロング、バッチ、ハドソンのフレッチャー級駆逐艦10隻

戦艦はコロラド、メリーランド、ウェスト バージニア、コロラド級戦艦3隻がメキシコ湾を航行していた。


『レーダーに不審な反応あり!』


『場所はどこだ?』


『本艦より西に50マイル地点を18ノットで移動中!』


『ニコラスとオバノンを向かわせろ!』


『可能なら拿捕しろ!』


『了解。』


ニコラスとオバノンは28ノットの速力で不審船に向かっていった。


不審船のすぐ近くまで接近した。


『不審船に告ぐ!直ちに停止せよ!停止しない場合は発砲する!』

すると不審船は停止した。

オバノンが不審船に接舷させようと近ずいた時、オバノンが攻撃を受け、船体が真っ二つになった。


『不審船の攻撃を受けたとコロラドに伝えろ!』


『戦闘準備 !』

警報が鳴り響きすぐに戦闘準備が完了する。


『戦闘準備完了!』


『発砲開始!』


すぐさま命令が伝えられ5インチ砲が発砲開始した。


『直ちに増援を要求する!』


『こちら旗艦コロラド。ペンサコーラとニューオリンズを向かわせている。到着するまで時間を稼げ!』


『了解。』


『全乗組員に通達する。増援が到着するまで各員奮闘せよ!勝利は我にあり!』


『主砲撃ち続けろ!』


『魚雷1番から3番発射用意!放射状に撃て!』


『撃て!』


mk18魚雷が敵船舶に向けて発射された。


約35ノットのスピードで魚雷が進んでいく。


『敵船舶増速!』


『魚雷かわしました!』


『5インチ砲一斉 発射!』

10門の5インチの砲弾が飛翔し、敵に命中するかと思われたが敵の回避行動でことごとく躱されていく。


『敵に突っ込め!』



『こちらニコラス!コロラドに伝達する!我敵艦に突入す!合衆国に栄光あれ!』


『これより本艦は敵艦に突撃し、一撃を与える総員奮闘せよ!』


『速力最大船速!』


『敵砲撃開始!』


『面舵30』


敵の攻撃が真横に着弾する。


『対空機銃も使え!使えるものはなんでもつかえ!』


『敵艦との距離2000』


ニコラスの全火力を叩き込む。


依然として最大速力で突撃をかける。


『1番煙突に被弾!』


『現在被害確認中!』


『速力30ノットまで低下!』


『敵艦との距離500!』


『艦中央部に被弾!機関室にて火災発生!』


『魚雷全門発射!』

7本の魚雷が発射された。

敵艦に5本命中した。


『敵艦に命中!』


『敵艦炎上中!』


『コロラドに伝達する。敵艦大半せしめるも、本艦は火災と舵の破損により、航行不能。我艦隊の勝利を祈る。我祖国に栄光あれ!』


こうして海戦序盤は米海軍の敗北であった。






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