プロローグ
気ままに書いてみました。
恋愛小説を長編にするのはこれが初めてです。
最後まで恋愛するのでしょうか?
温かい目で見守ってください。
必ずしも人生には勝ち組と負け組が存在する。
生まれたその瞬間から自分の役割は決まっていて、天命を全うするまで義務づけられている。
シェークスピアの四大悲劇とされる「リア王」にも人は泣いて生まれてくるという名言がある。
きっと、負け組は自分の不幸さに嘆いて生まれてくるのだろうと思う。
勝ち組?ああ、うれし涙じゃね?
そもそも勝ち組がいるなら、負け組がいるなんておかしい。
勝ち組と負け組が位置づけされているこの世の中にどこに正しさがあるというんだ。
全くの疑問である。
もはや、神は死んだ。
いや、もともと神なんぞいないのかもしれない。
そう思ってしまうぐらいに、俺は勝ち組が嫌いだ。
そう、俺は負け組だ。
負け組だからこそ、勝ち組が嫌いだ。
きっと、勝ち組は俺ら負け組の事を見下していて、悪意の塊をもって叩き潰す。そして、負け組が弱っているところを見て、あざ笑うのだ。
周りが悪意で満ちていて、負け組を蹴落とすのならやはり負け組もさらにその下の負け組を蹴落とす。
世界は善意で満ちてなんかない。
世界は悪意で満ちている。
この一言に尽きる。
高校生になった俺はようやくその真理に辿り着いて悪あがきはもうやめた。
幼稚園から小学生、中学生に受け続けられてきたいじめもまたこれからやむことのない高校生からのいじめも改善の余地はない。
関わると、いじめの標的。だから、周りも関わらない。
それが正解だ。
俺は外部に助けを求めるいじめのタブーをやったりしない。
これは俺の問題で耐えるのは俺なのだから。
人生には常に残酷さがつきものだ。
それでも、その残酷さも悪意があり、善意がないこの世の中が
俺は嫌いだ。
不定期更新ですが完成できるように頑張ります!