第16章 弓子4
あきらに何度かメールはしてみたものの、さっぱり返事がこないのも慣れてはいたものの
ここ一ヶ月もこないのは不思議には思ってみたものの、家まで行く気にもなれずにた。
前のバイトを辞めてしまったので早急に探す必要もあったのだが、自分の嗜好と合致する場所はやはりラブホしかないかなと考えていた。
坂田先生のいうように、少し治すように努力したほうがいいのだろうかとも思ったが数分後には自分が精液入りのコンドームにまみれているのを想像して早く探さないといけない気分になった。
近くのコンビニで買ってきていたアルバイト情報誌を見ながら、またラブホを見つけた。
やはりラブホで働きたいと強く思うようになっていた。
やはりラブホはバイトとしては待遇がよかった。
普通の人は働きたくないのかな?
少し考えたが、なぜかはわからなかった。
人の情事の後の掃除はものすごい楽しかった。
こんな楽しい仕事があるなんてわからなかった。
使ったベットのシーツの変色した色を見て、あれこれ想像した。
黄色く変色した尿の色。
このベットでした女性はしながらおしっこを漏らしたに違いない。
またちゃんと拭いてあるものの、色が茶に変色したものは浣腸プレイとしたんじゃないかと
想像して顔がにやけた。
部屋についてる大人のおもちゃの自動販売機をみてなにが売れたかを点検し補充する。
こんな大きなバイブが?と思われるようなものも売れていた。
弓子個人ではなにか道具を使って自慰行為をすることは考えたことがなかった。
今まで道具といえば精液のみだった。
だから道具には免疫があまりなかった。
かといって、そんなものを使う気にもなれなかった。
弓子はあっさりと次のバイト先を決め、そこに面接を受けにいってすぐに働いてほしいと言われその日のうちにバイトにはいった。
働いている人は40歳代の年齢の女性が4人ほど。
それで全40室のラブホテルの清掃をする。
今度のホテルは一人で一室掃除することになっていて、最初のころは二人で回らせてくれたが
すぐに経験者だとすると一人で一室もたされることになった。
やはり部屋にはいってすぐに飛びつくのはベット脇のゴミ箱。
中をあさって、コンドームを探す。
見つけたコンドームを掃除用エプロンのポケットにいれ部屋の清掃にかかる。
シーツのにおいを何度か嗅ぎながら、新しいシーツと替える。
それだけに恍惚になっていった。
弓子の性は倒錯していった。