第14章 嫉妬
あきらが勤務して数週間が過ぎた。
思い通りにコレクションもたまりつつあった。
目下のところの悩みは新鮮なものを新鮮なうちに味わえないこと。
以前のスーパーならトイレにはいったあとにすぐさま入って、清掃中の札をかけて
自分は個室を堪能することができた。
それができなくなったことはやはりさびしい。
なんとかいい方法はないものだろうか。
ある日きた女性グループ。年齢は20歳代後半くらいの4人。
彼女らがトイレに行った後に、すぐに清掃の時間になった。
1時間に一度しかないが至福の時間。
個室の便座を舐め上げ、汚物入れの使ったナプキンを取り出す。
中を見ると経血とともに数本の陰毛がついていた。
彼は血にまみれた陰毛に興奮し我を忘れて自慰をした。
新しい快感だった。
数日が過ぎ、いつもの通りナプキンを集め、自宅に帰った
このときでもはや収集は400枚くらいにはなっていただろう。
新しい新鮮なものしか興味はなく、古くなったものから捨てているから
家にはそんなにはなかった。
それでも20枚程度はそろえていた。
その一枚になんと男性の精液がついたのがあった。
あきらは猛烈に怒りまくり、家中の中のものを投げた。
くそぉ〜
あいつだ、あの女だ。
彼はちゃんと誰が誰のだかはわかっていた。
嫉妬に似た怒りの感情が彼の心に渦巻いていた。
数日間彼はその女性がはいってくるのを待った。
夕方になろうかというときに、その彼女は友人と2人で連れ立ってやってきた。
席に二人が座ると、彼は注文をとりにやってきた。
いらっしゃいませ。ご注文は後ほど伺いに参ります。
あら、じゃ珈琲二つでいいわ。
はい・・・
怒りがじわじわとこみ上げてきた。
自分の気に入った女が生理中に中出しさせたことが気に入らなかった。
彼女がトイレにいこうとするときに、いきなりトイレに彼女の後ろから入りこみ彼女の胸倉をつかんだ。
おい!おまえ、生理中に男に中出しさせただろ・・わかってるんだ!
な、なにを?あんたいったいなんなの?
苦しみながらも彼女はそう言った。
おまえがやったことはわかってるんだ。
このやろう!
大声を上げているのが、トイレの外にまで聞こえ、店長が真っ赤な顔してやってきた。
あきら!なにをやってるんだ!
警察だ!警察を呼んでくれ!店長は大声で叫び、あきらを押さえつけようとした。
つかまれてる女性は泡を吹きながら倒れていった・・・