第52話
「ルナ、俺も手伝うよ」
「あっ…助かります~」
「卵液でも作ろうか?」
「それはレオンさんとマリーがやってるからわたしが煮詰めた分を容器に移してって~」
「分かった。終わったら話があるからな。あとハルはどうした?」
「うっ…ハルは材料買いに行ってます」
「そうか」
今は夜の12時ぐらいか。6時間ぐらい経ったか
「レオン、出来た数分かるか?」
「800個ぐらいですかね」
丸1日で1000個、半日なら頑張って800個か。もういいんじゃないのか
「ハル、ルナもう十分じゃないのか?」
「明日は今日買えなかった人も来るわ。全然足りないわ」
「わたしもまだ大丈夫です」
「とりあえず全員座れ」
「まず個数制限をかけろ。100単位なんて絶対売るな」
「それは分かってるわ。明日からは1人10個までにするつもりよ」
「それじゃ半日で終わる。せめて5個にしとけ。次にその個数制限の看板でも作れ。とりあえず明日はホワイトボードでいいから」
「説明してたらキリがないですからね」
「次に注文は2人で対応しろ。明日だけ俺も働くから担当を決めるぞ」
1組目のチームは接客ハル、品出しマリー、帳簿レオン
2組目は接客俺、品出しスイミー、帳簿レオン
あとは案内係というか誘導係に女神、ルナは販売に携わらずプリンの調理
「ルナが営業中も作るのは賛成なんだけどあなた接客できるの?」
ハルにそう聞かれルナも微妙な表情をしている
「俺が何年社畜したと思ってるんだ。建設業は現場仕事だけじゃないんだぞ。真似しろとは言わんが参考になるように見ておけ」
「ならそれでいいわ、もう寝ましょう」
「…俺が個数制限をかけさせる理由は分かってるな?みんなに食べてほしいとかいう願望ならすみっこに放っておけ。せっかく並んだのに買えないとか許されるのは最初だけだ。そんなことして悪評が立つようなら店やめさせるからな」
「分かったわ、明日よろしくね…」
「おやすみなさい。ルナも頑張ります」
人がいなくなった店内で俺は明日の準備をしていた
「なんか用かマーちゃん?」
「女神の私が様子を見にきてあげたのに冷たいわよ」
「うるせえよ、おまえが店長なんだろ。俺を使うな」
「仕方ないじゃない。私があの子たちに教えてもたぶんなにも変わらないわよ?同じ人間であるあなたでないと響かないわ」
「そうゆうことか」
てっきりこの女神は俺で遊んでいるのかと思っていた
「それに教えが響いたとしてもそこまでよ。人間が女神に不満や疑問を意見できると思う?」
「おまえにならできるだろ」
まあ分からなくもないか。こいつも一応考えがあったんだな
「ひっぱたきますよ?」
「さーて俺もそろそろ寝ようかな」




