第51話
「バーナード明日どうする?俺の方は基礎終わったから土台並べていくけど」
「ワシは事務所の内装でもやっとく。店も気になるしな」
「オッケー、初日だし宣伝もやってないから心配ないと思うが任せたよ」
「ワシが心配しとるのは冷蔵庫やエアコンを見たやつらが強行手段に出てこないかなんだがな。接客や経営はレオンもおるしもともと客商売はしていたんだ心配ない」
あんたの店はガラガラだったじゃないか…
「事務所ができるまでスイミーを休みにしてるから大丈夫だよ。あいつ店にいるって言ってたから。非常事態になればたぶん女神の鉄拳制裁もある」
「…うっあたまが」
翌日、朝食をさっと済まして店内と彼女らと少し話をして現場に向かった
「土台敷きって1人はしんどいんよなあ…まあ頑張りますか」
「やあシミズくん、今日は1人かい?」
「こんにちは、事務所の完成も急がないといけませんからね」
見習い2人はバーナードの手伝いをさせている。こっちに呼んでも良かったが途中で抜くのも気が引けたのでやめた
「店の方は大丈夫かい?」
「なんとかやるでしょう。俺がいても変わりませんよ」
「そうかい?まあ頑張ってね。私は仕事に戻るよ」
「とりあえず土台の固めまで終わったし今日は帰るか」
とはいってもすでに夕暮れ。普通に1日かかってしまった
「ただいま」
「よう、今日は遅かったな」
「1人だからけっこうかかったわ。こっちは何もなかったか?」
「事務所の方は大丈夫だ。あと3日ぐらいでだいたい終わるぞ」
早すぎん?クロスなんて張れないからベニヤ板仕上げにしたけどそれでも断熱材、天井下地、フロア張りいろいろあったはずなんやけどなあ
「じゃあそれまで領主邸は空けておこうか。事務所の内装が終わったら俺と領主邸の建て方して引き継ぐよ」
設備は俺しか出せないからな
「それより店を見てきてくれ。ありゃたぶんだめそうだ」
「なんか静かだなとは思ったがなにかあったのか?」
結局バーナードに聞くより見に行った方が早いかと思った俺は店に入った
「お疲れ、今日はもう終いか?」
「もうって何時間も前に終わりましたよ」
女神はそう答えた
「うん?早くない?そんなに作って無かったのか?」
たしか結局1000個作ってたって聞いたが
「1000個作ってましたが完売です」
マジかよ…
「ちなみに内訳は契約商人さん100個、領主の秘書さんが100個、ギルドのおつかいさんが300個、契約ではない商人さんたちが300個、あとは10、20で買っていくお客さんで終わりですね」
アホかー売れたらいいってもんじゃないんだぞ
「全員呼んでこい。言いたいことは分かってんな」
「あの子たちは明日の分の仕込みを超特急で頑張っています。説教は後にしなさい」
「俺も手伝おう」
「そうしてあげて」
どこか他人事のこいつにも腹立つがそれより今は明日のことだ。俺は厨房に向かった




