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第48話

「つまりあそこで接客しているのが女神様だというのか!?」

「そうです」

「女神様なのに働いているじゃないか!」

「店長とは店の長です。働いてて当たり前です」

「そ、そうゆうことを聞いているわけではないんだが…」

「ちなみにあの女神、勝手に読心術使ってきますし、どこでも覗ける千里眼も持ってます。関わらないようにしておきましょう」

どうせじきに上司とやらに連れ戻されるでしょ

「帰りませんよー」

「…おいシミズくん、女神様が喋っているが」

「女神様も人間みたいなもんですからね。言葉も発声できますよ」


「お待たせしました。当店のプリンとお茶です。ごゆっくりどうぞ」

「ありがとう、いただくよ」

「どうぞ召し上がってください」


「これは…」

「パパ!これ甘くてすっごく美味しい!」

「ああ、娘さんだったのですね」

「こらこら、人前では領主として話せと言っているだろう…すまないなシミズくん」

「ごめんなさい…」

「私はかまいませんよ。ですが経営者の立場から申し上げますと領主様のおっしゃる通りだと思われます」

「はい…」

「1人で来るのも寂しいもんだから私が連れ出したんだ。娘のイチカだ」

「よろしくお願いします…」

「シミズです。よろしくお願いします」

「まあそんなことはおいといてだな、プリンと言ったか?領主の立場上いろんなものを食べてきたが間違いなく1番美味しい菓子だぞ」

「わたくしもそう思います!」

「そうですね、私が作るより格段に美味しくなってます。ルナの料理スキルのおかげですかね?」

「これが1個500円だと?大行列ができるぞ!」

「大行列になるかは分かりませんが店はパンクするでしょうね。あの子たちには良い経験になるでしょう」

「考えがあるならいいが苦情はすべて領主にくるんだからしっかり対応してくれ」

「承知しました。イチカ様はお菓子に興味がありそうですね?歳も近そうなのでルナとプリンでも作ってみますか?」

「本当ですか!?ぜひやりたいです!」

「ではちょっと呼んできますね」


ルナに領主の娘を預けて本題に入ることにした

「領主様はどのようなものをお求めですか?」

「正直に言うと欲しいものはない。私が君と遜色ないものを所持しているということが大事なんだ」

「うーん、じゃあガレージ付きの家でも作ってみますか?下の階は馬車等を収納できるスペース、上の階は居住スペースという感じで」

「それで頼むよ。金額は言い値で払おう」

「助かります。私も活動資金がなくてですね、困ってはいないのですが心苦しい思いをしていました」

「無理を聞いてもらっているしね。常識の範疇であればいくらでもかまわないよ」

まだ短い付き合いだがこの領主、かなり良いやつではないのだろうか?報酬の件は別として親しみやすいというか傲慢さが無いというか

「ところでプリンは私の家でも作ることができないのかね?」

庶民的というか…

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