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第45話

「じゃ今日は防水紙張っていこうか」

「こんな紙みたいなもん意味あるのか?」

「ありまくりだわ。これちゃんとしないと雨漏りするからな」

今回はボードに防水紙を張るので防水テープとボンドスプレーを主体で施工する。ボードが無いときはステープルで固定していくが必要無しだ


「ピケ、テープの貼る順番が違うし下のテープが突き抜けてるぞ。重ね貼りしといて」

「イグアインはちゃんとカッターを使って切れ」

「バーナード防水紙は下から下から張り上げていくもんだ。重ね幅の決まりがあるからちゃんと線にそろえて押さえろ」

みんな一生懸命だがやっぱり素人では限界がある。俺はすべてに目を光らしてなんとか今日中に張り切ることができた


「明日はこの防水紙の上に外胴縁を打っといてくれ。細かいことは明日説明するわ」

そういって今日の作業を終了してご飯を食べて勉強をする。そんな生活を数日繰り返して1週間が経過した


「さて、本日の会談を始めましょうか。こちら私シミズと営業のレオンです。」

俺とレオンは一礼して次に促した

「じゃあ次は私、領主のイチジョーだ。先日いたと思うがこっちは秘書のザイードだ」

ザイードもペコと一礼して席についた。てか領主じきじきに来たか。まあいいだろう受けてたつよ

「ギルドのチェリッシュです。よろしくお願いします」

今日はメガネはいないがこの女性、ギルドを統括している偉い人だ。面識はすでにあるので特別驚くことはない

「プライム商店、代表のプライムです。商人を代表して参加させていただいています」

「では今日は私から現状の報告をしましょうか。事務所の方は外壁張りが終わってパッと見完成はしました。ですが、防水処理や雨どい等が残っており内装もほぼ手付かずです。あと1ヶ月ぐらいで完成ですかね。店舗の方は明日からプレオープンさせていただきます。詳しくはレオンから」

「プレオープンと言っても招待する方は最小限にしています。領主様とプライム様も良ければ立ち寄ってください。店の名前はマクスウェルのお菓子工房にするそうです」

あれ?なぜにあの女神が?

「姉妹いわく、女神マクスウェルが店長とのことです」

なんでやねん。忙しいから見ていなかったがあのクソ女神なにしてくれとんじゃい。領主様とか目が点になってるじゃねーか

「ま、まあ順調そうでなによりだ。ところで事務所の方があと1ヶ月と言ってたがもう少し速くならないのか?」

「基本的に私の知る木造2階建てというものは3ヶ月かかります。そこを1ヶ月半に短縮しているので現状これが最速です」

「人を増やしても変わらないのかい?」

「多少は変わりますが今はギルドから預かっている2名の指導に本腰を入れています。工事期間は変わりませんが同時に請け負う件数は増やしていけるかなと思っています」

「了解した。で、無理を言うようだが最初に請け負う仕事は私から受注してもらいたい。これは私のわがままではなく公平性を保つためだ」

「存じております。そちらは問題ありません、最初の仕事はやらせていただきたいと思っています」

「良かった、一応の威厳は保てるよ」

「それで2件目以降はゲームをして優先権を当てた方から仕事を発注できるということにしようと思っています。」

「ゲームとは?」

「パチンコの起源、スマートボールといいます。魔法による物理的干渉は不可能としていますがスキルによる動体視力や物理演算で貴族様には有利なたいへん面白い仕掛けの遊びです」

俺はニコッと笑みを浮かべて思ってもいないことをそう説明した          

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