第39話
今日は棟入れまでするので全員参加させてある
「じゃスイミーあいつ出して」
「別に我でもやれるが?」
「おまえというかあとで全員やることがあるから分身しておけ」
一度やったからなのかバーナードも息切れすることなく作業は順調に進み昼までに2階の建て入れも終わり昼御飯となった
「大きいねぇ~」
「そうね、ほんとにうちの2倍はあるわね」
「ワシは屋根の束柱立ててるときに上に上ったが街の端から端まで見てしまったわ」
「なにそれあたしも見たい!」
「心配しなくてもこの後みんなで棟叩きするから上がってもらうぞ」
「楽しみー」
「我もその棟叩きとやらをするのか?」
「ああ、本来は施主と大工だけだが今回はみんなでやろう。もちろんレオンおまえもな。マリーさんは高いとこが大丈夫ならやろうか」
姉妹はすでにやる気だったので言わんでもいいか
「あっ僕もやるんですね」
「当たり前だ、営業マンが棟上げ知らなくてどうする」
「常識みたいに言ってますが絶対にあなたしか知らないことですからね!?」
「棟叩きはその建物に命を吹き込むことだ。木造建築で一番大事な工程といっても過言ではない作業だ。棟上げはその叩く棟木までを終わらせること。あと無事に建築が進んで感謝すると共にこれからの無事故を祈る上棟式を行うこともある」
準備してないから上棟式はしないが
「それが僕になにか関係あるんですか?」
「俺は資材が飛んでいってないか回りに目を向けているからわかるが絶対にあとでいろいろ聞かれるぞ。通行人のうちを見る目がスカイツリーを見てるぐらいやばい。あとで説明するのもめんどうだからいっしょにやっとけ」
ということで分身体クレーンに道板をならべてもらって全員持ち上げて最上部に立ってもらった
「すごーい!たかーい!」
「ほんとね街が全部見えるわ!」
「山頂からみた方がもっと見えるのじゃ」
「空気を読めスイミー」
「街の大きさは分かってましたがギルドってあんなに広いんですねぇ」
「わたしたちの家も2階が欲しいわね」
「次はおまえたちの家でも増築するか?」
「じゃ親方の合図といっしょに持っている木槌で棟木を叩きます。それではお願いします」
「…なにを言えばいいんだ?」
「んーなんかあったけど俺も忘れたわ。えい、えい、えいの3回でいこう」
「分かった。それじゃいくぞ」
「どうぞ」
「えい!えい!えい!」
3回良い音と声が響いて棟上げ終了だ
パチパチパチとちらほら拍手してる人がいる
「手でも振っておくか?」
「なんか恥ずかしいわね」
「あっ!あれマクガルムさんだよ!」
「なんじゃあいつ来てたのか」
そんなこんなで建て方作業終了だ。これから忙しくなるんだなと感じたと共にいよいよ会社を背負っていくんだなという実感も持てたな




