第28話
「それじゃハル店番頼むわ」
「どうせ誰も来ないでしょ…」
おっさん2人は若い者たちに仕事を押し付けてやりたいことをやりだした。
「とりあえずワシにもシミズのスキルを見せてくれ」
「じゃ、行きますか」
「ほーなかなか広いじゃねえか。これらを売れば金になるんじゃないのか?」
「さっきも言ったが持ち出せても売ることは出来ないんだ。あと無制限というわけでもない。1商品につき1日50個までだ。まあリセットされるから実質無限ではあるが」
「ま、それならしゃーねーな」
「俺はキッチン使えるようにしてくるからバーナードさんは一通り商品を見てくれないか?この世界にあるものないものと産業革命にでもなりそうなやつでも探してくれ」
「さん付けしなくてもいいぞ。呼びにくいじゃろ」
「助かるよ。それじゃあっちの方でいるから聞きたいことあったら呼んでくれ」
「分かった」
俺はキッチンを組立て使えるようにした。別に料理で無双する気はない。数日しか経ってないがこの世界の食生活とカロリーメ⚪ト生活から脱出したいだけだ。
「シミズ、だいたい見てきたぞ」
「ああ、俺も終わったよ。どうだった?」
「まあおまえが豪語する理由が分かったわ。ワシらの世界じゃノコギリですら文明革命じゃろな。それが電動ならなおさらじゃい」
「そんなにか?ノコギリなんて作れそうに見えるけどな?」
「魔法があるからな。家も土魔法で作れるし伐採は魔法でスパッじゃ。あとは斧とノミで事足りる。」
「そうなのか。まっ理解されたようでうれしいよ」
「それでおまえはなにをしてたんだ?ガチャガチャする音は聞こえていたが」
「ああ、ちょっと社員の報酬を作ってやろうかってね。これは料理をする道具というか設備だよ」
「その設備とやらでなにができるんだ?」
「キッチンは基本的にはこの世界の人たちが出来ることと変わらない。俺が生活魔法を使えないから必要なのと作業がしやすいだけだ。無双するのはこっちの四角い箱だ。」
俺は冷凍冷蔵庫を見せた。
「中はひんやりしてるな?」
「そうだ。マリーさんに聞いたがこの世界には冷蔵庫がないらしいな。極めると氷結魔法というやつで氷が作れるらしいが現実にはいないみたいだし」
「そうだな。まあワシは料理をしないからピンとこんがなにか考えがあるんじゃな?」
「とりあえず結果を見せてやるよ。ってことで食材を貸してくれ!俺はスイミーが帰ってくるまで一文無しなんだ…」
「なにをやっとるんだ…おまえは。食材ならハルかルナに聞いてくれ。ワシも帰って準備したいしな。店に帰るぞ」
「ありがとう。じゃ一旦戻るか」
「ハル、料理したいんだが食材を分けてくれないか?」
「料理?今日はルナの番だからあの子に聞くといいわ。なに作るの?」
「ひ、み、つキラーン」
「きも」
「おーいルナ~料理作りたいから食材を分けてくれないか?」
「いいですよ。なにが必要ですか?」
「卵と牛乳と砂糖だな」
「…それは料理なんですか?」
「全世界が認める世界一簡単なお菓子だぞ」
「あまり美味しそうには思えないですが出来たら見せてくださいね」
「りょーかい」
「食べさせてやるから俺とスイミーのご飯も作ってくれ」
プリンを作ることにした俺はキッチンに戻ってきた。調理過程は省く。冷蔵庫に入れてごぞごぞしてたら時間が過ぎた。
うん、大丈夫そうだな。これがスイミーの報酬だ。プリンで納得しなかったらまたなにか考えてやるか




