第27話
ばあさんに言われたが経営者か…ギルドには入りたくないが自分で営業するのもなあ…でも1日10000円やそこらじゃ生活出来ないし…もっと使い勝手がいいスキルにすればよかったな…
そんなこんなを考えているとバーナードの店着いてしまった。
「よう、待ってたぜ」
「この店大丈夫なのか?俺なんかを待ってないで客を相手にしろよ…」
「心配せんでも客なんかめったにこん!」
「よくそんなんで生活できるな!?」
「ま、この店は趣味みたいなもんだ。できればこれで食っていきたいが時代は魔術師。武器なんて無用の時代さ。ワシは武器でダンジョンに入って稼いどるが魔術師からしたらこんなものただの荷物じゃ」
そう言ってバーナードは感慨深そうに俺の肩を掴む
「話しをそらせたと思ったのですが…」
「そんなことあるわけないだろうが。お前が今日の客じゃ。相手をしてやろう」
俺とこの髭だるまで相手をしてやるのニュアンスが違うんだが
「てことでこの街に来て俺たちは今日で3日目だ。俺にいたってはこの世界に来て1週間も経っていない」
俺はバーナードに別世界から来たことを話すことにした。隠そうと思っていたがどうせこうゆうのはバレること。娘2人が友好的であること。異世界の髭だるまは友好的であると信じて。
「それでギルドの仕事でワシの店に来たと。だがあんなもの家賃にすらならんぞ?これからどうするんだ?」
「それについては考えはあるもののイマイチ踏み切れないというかどうしようかなって…」
「娘もおまえの相棒を気に入っとるみたいだし話しぐらいは聞いてやるわい」
「そうですか…それじゃ。俺はギルドとは別の会社を作ろうと思っている。仕事内容は総合建設業。今スイミーがやってる建物の修繕や新築の建造をメインにしていくつもりだ。」
「だがこの街には新築の建造なんて需要がないぞ?」
「そこは大丈夫だ。人間ゆとりのあるやつらは人より良いものを欲しがるのは当たり前だ」
「は?」
「俺には前職の知識が豊富にある。この街の建物なんてちびっこが作る秘密基地と変わらん。必ず価値観を変えてやる。」
「ほーん、なかなかたいそうな目標じゃな」
「俺にはこの世界にはないスキルが備わっているからな。で、踏ん切りがつかないのは俺自身は経営をしたことがないこととスイミーだけじゃ人手不足ってことだ。知り合いなんてバーナード家と目の前のレオン家ぐらいしか知らん」
「…ワシはそろそろ冒険者をやめようと思っておる。いや…もともと鍛冶を専業にしたかったからそろそろっていうのは違うか…。娘も成人したことじゃしこれからの生活を見直すことを考えておる」
「なら俺といっしょに働かないか?この面白みのない街を変えてやろう?」
「ワシは鍛冶をしたいんじゃ。やれることはあるのか?」
「いくらでもある!困ったら俺のスキル商品をバーナードさんが作って売ればいい。数百年先の発明品だ。俺の商品は転売出来ないから売れないが商品自体には必ず需要がある!」
「そうか…鍛冶ができるか…それじゃやってみるか!」
「あぁ!ここが異世界建設業の幕開けだ!」
俺はいろいろ悩んでいたが乗り気になってしまった。実はこのおっさんの方が悩んでいたのでは?まあいいか




