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第26話

ギルドで依頼を10件ほど確保した俺はスイミーの紹介とこれからはどちらかが報告しに来ると伝えた。


「まずは俺がお手本を見せるからスイミーはあとに続いて学習してくれ」

「分かったのじゃ」

「まずはあの民家からだ。挨拶にいくぞ」


「すみませーん、どなたかいらっしゃいませんかー」

物音が聞こえて家からおばあさんが出てきてくれた。

「突然すみません。ギルドから依頼を受けてきたのですが修繕のことで困っているお家でしょうか?」

「はい、そうですが直してもらえるんですか?ずいぶん前に依頼したから忘れてたよ」

「直せるか確認したいので見せてもらっていいでしょうか?」

「ああ、ついてきてください」


「これでしたら大丈夫と思います。安全のために離れてほしいのと近くに貴重品や大事なものはございませんか?」

「無いからやってください」

「それじゃスイミー頼んだぞ」

「その子が直すのかい?」

「そうです。私は土魔法を使えませんからね。今日は付き添いみたいなもんです。すいませんね」

「かまいませんよ直るのなら」

「ハハハ安心してください。昨日もこの子が似たようなものを直していますので大丈夫ですよ」


「ほんとに直ったねえ、あんな小さい子なのにたいしたもんだよ。ありがとね」

「いえいえこれが仕事ですから。今回私はなにもしていませんが困ったことがありましたら連絡ください」

「そうさせてもらうよ。1人暮らしは不便でね。ギルドに依頼すればいいのかい?」

「今のところはギルドですね」

「そうかい、ずいぶん丁寧な物言いだから店の経営者か商人と思ったよ。」

「お客様ですからね。不快感を持たれても我々には損しかありませんよ。仕事も態度も丁寧が一番です」

「シミズ、もう終わったからぺちゃくちゃ言っとらんと帰るのじゃ」

「そっちのお嬢さんはまだまだのようだねえ」

「すいません、この子はまだ始めたばかりでして…」

「いいよ、私たちにはそれぐらいの態度で十分さ。ありがとねお嬢さん」

「我にかかればこんなのばあさんが歩くより簡単なのじゃ」

「頼もしいね。また頼むよ」

サインをもらっておばあさんの家をあとにした。


「と、まあこんな感じだ。まずは相手に判断を仰ぎながら求められていることを確認しろ。さっきのことで言うなら修繕する場所を見て出来ると判断するまで絶対に直せると言うな。あと客商売だから仲良くなるのは良いことだが馴れ馴れしくするのは相手に信用されてからにしろ。スイミーのあのタイミングはバッチリだ。」

「我も無駄に長生きしとらんのじゃ。それぐらい分かるのじゃ。」

なぜか得意げであるんだがまあ大丈夫そうだな。

「よし、今日の分の依頼書渡すからあとは1人でやってきてくれ。あと9件分あるが出来る分だけでいいから。あと出来ないと思ったやつは断れ。依頼は他にもいっぱいあるから出来ると思ったやつだけでいい」

「おぬしはどうするんじゃ?」

「俺はちょっと今後のことを考えるのとバーナードさんに弁明をしてくるよ」

「まあ分かったのじゃ。我のお菓子をあやつらに渡すでないぞ」

「はいはい、終わったらギルドに報告してバーナードさんのとこに帰ってきてくれ」

さ、時間が出来たし断罪されるとしますか     

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