第24話
俺は1人寂しく晩御飯と思っていたがスイミーじゃ案内人には役不足なのか彼女たちは戻ってきた。
何本かこいつらに食べられたがどのみち1人では食べきれないのだ。話し相手代わりにくれてやってもいいだろう。
「我は別に食事なぞしなくてもいいのじゃ」
いやお前毎日ブラックサ⚪ダー食べてるじゃん…
「オークはどうしたんだよ?はじめて会ったとき食ってただろ?」
「あれはあやつが悪いだけなのじゃ特に意味はない」
「じゃあブラックサ⚪ダーも…」
「それは必要なのじゃ!我の体のブラックサ⚪ダーでできているのじゃ!」
雑食が…
「ねえそのブラックなんとかってなに?おいしいの?」
「この店に存在するお菓子のことでまあ甘くてうまいよ」
「あたしも食べてみたいわ。ルナも食べたいよね?」
「食べ「駄目なのじゃ」です」
ちなみに今日の分はもちろんもう無い。そうだこの需要を利用してこいつを働かそう。もうスライムってことはバレたし特に差別的なこともないのだろう。レオンもなにも言ってなかったしな。
「スイミー今日やった仕事を明日からできるか?できなきゃブラックサ⚪ダーは没収だ」
「なに!?駄目なのじゃ!あれは我の物なのじゃ!」
「でも2人も食べたいって言ってるしな?それに働かざる者食うべからずだ。ハル、ルナ今日の分はこいつが食べたからもう無い。明日食わしてやろう」
「ぐぬぬぬ…分かったのじゃ!やってやるのじゃ!」
「じゃそゆことで。明日は俺と仕事な」
「ごめんね…スイミーちゃん…食べたくなっちゃって」
「まあいいのじゃ。我も退屈しておったしシャカイコウケンというやつなのじゃ」
なんか言ってんな。とりあえず俺は商品リセットがかかるまで起きておくか。こいつに食べられないようにしないとな。
そう思って俺たちの夜は更けていった。
スイミーを明日から働かせるとして1日何件依頼を捌けるか?いいとこ5件ぐらいか?1件2500円の収入として10000円は稼げるな。2人でこれは赤字もいいところだが頭の良いこいつなら1人でこなせるようになるだろう。ギルドに案内したら俺は別のことをしよう。
3人の輪から閉め出されたシミズはようやく次のステップに考えを移すのであった。
このブラックサ⚪ダーも30か40円ぐらいだったっけ?50個買っても2000円か。あいつにはああ言ったがこれじゃブラック企業どころか最低賃金も守れない犯罪経営だ。なにか考えてやらないとな…
俺は恨めしそうに見ているやつを無視してダイヤル錠の収納コンテナに物を仕舞った。




