第21話
「すいません、メガネの職員さんはいらっしゃいますか?」
「メガネ…?ああ彼なら今は外出中ですね。どうされましたか?」
(なんだあのメガネサボりか?まあ結局魔法で解決してしまったから事情を知らない彼女の方が都合がいいか。)
メガネへの対戦を持ち越した俺は依頼達成の報告と報酬の受け取りと他に同じような依頼はあるか確認をしてギルドを出た。
(修繕依頼500件以上はあったな。1日5件回っても3ヶ月は仕事があるな。)
俺は晩御飯を調達するためにぶらぶらしていた。
(おっ、串焼き1本100円か。あれでいいか。)
「おっちゃん、これで串焼き貰えるか?」
「あいよーどうしたこの辺じゃ見ない格好だな?観光かい?」
こうゆうおっさんは俺含めておしゃべりなのだ。敬語は必要ない。
「観光ではないんだが昨日この街に来たばっかりだ。今日は仕事をしていてそのお金は戦利品だよ。」
「こっちは助かるがもうちょい稼ぎがいい仕事しろよ兄ちゃん。こんなんじゃ宿代にもなりゃしねーぞ。」
おっちゃんは笑いながら串焼きを用意してくれた。
「ギルドで建物の修繕依頼を受けたんだが初仕事だったんでな。ギルドに中抜きされるはで飯代にしかならん。」
「まーそんなもんよ。その飯もうちみたいな安飯しか買えんがな。」
「そんなもんて、おっちゃんもギルドに入ってんのか?」
「いいや?俺みたいな個人店はギルドになんか入らねーぞ?食いぶちがなくなっちまうよ。」
「へー、デメリットはないのか?」
「職種によるんじゃねーか?串焼き屋なんかメリットもデメリットもねーよ。ほらよお前さんの串焼きできたぞ。」
俺はおっちゃんから包み袋を受けとる。
「ありがとよ、うまかったらまた買いにくるよ。」
「ははは、じゃあまた会えるな。今度はもっと割りがいい仕事してこいよ?」
(今日はコー⚪ンで過ごすか。レオンには申し訳ないし金も使いきったしな。)
晩飯を持った俺はスイミーを迎えに行くことにした。




