第10話
「まあシミズ、元気出すのじゃ。」
そう言って慰めてくれるスイミー。駄目女神の姿で。
「ありがとよ。」
(俺、こいつは別物と強く思うんだ。こいつは別物。こいつは別物。よし大丈夫だ。)
よくわからない葛藤を乗り越え志水とスイミーは北を目指すことにした。
「暗くなってきたなー。そろそろ野宿の準備するかー?」
「そうじゃなー。まあこの辺でいいのじゃ。どうせ我がいればみんな逃げだすから関係ないが。」
「そのことで俺もスキルが使えるんだが出してもいいか?」
「ん?おぬしのスキルはあの鉄の棒を使うなにかじゃないのか?」
「ちげーよ。俺のスキルはホームセンター召喚だ。」
「ほーん、そのホームセンターとやらは分からんが出してみるのじゃ。」
「ちなみになんで鉄筋がスキルと思ったんだ?」
「簡単じゃ。人間は基本スキルを1つしか使えん。オークとはいえ魔獣を倒すのに自力じゃ無理じゃ」
「ふーん、あとブラックサ⚪ダーはホームセンターで得られる物だ。」
「なに?早く出すのじゃ!」
「まっ今日の分はおまえが食ったからもうないがな。コー⚪ン召喚!」
扉が現れて俺はドアに手をかけた。
「これが俺のスキル、ホームセンターだ。中に入ってみるか?」
「ブラックサ⚪ダーが我を呼んでいるのじゃ!はよ行くぞ!」
だからおまえが全部食ったから待ってねーよ。
「どうしてないんじゃあぁぁぁ」
そこには売り切れの商品棚の前で嘆いているスイミーがいた。
「だから無いって言っただろ?補充される0時まで待ってろ。」
「仕方ないから待ってやるのじゃ…」
(なぜに上から目線なのか。)
「他に似たようなものはないのか?」
「あと2つあるけどブラックサ⚪ダーみたいなもんじゃないぞ?」
「まあ出してみるのじゃ。」
「はいはい」
「…チョコがないから美味しくないのじゃ。」
「カロリーメ⚪トは俺の生命線だから食うなよ?その塩飴ならいいが。」
「いらないのじゃ。」
とりあえず俺の分の食料は守れたみたいです。
異世界生活2日目終了




