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50話 人魚族の少女



「寝ている・・・・・・のかな?」


 というか、いくら人魚族の造った遺跡とはいえ、なぜ、こんなところに1人でいるんだ?


「ん、んんんん〜・・・・・・」


「あ、起きた・・・・・・」


「・・・・・・え?」


「おはよう」


 寝起きの挨拶は大切だからね。特に、初対面の人には。


「な!? ななななななななっ!?」


 おっと、すごく動揺しているな。さては、この子、人見知りか?


「大丈夫、俺は怪しい者じゃない。偶然、ここに辿り着いた、ただの村人さ!」


「も、もしかして、も、もう、事後?」


 おい、なんてこと口走ってんだ、あんた!?


「いや、だから、何もしてないって・・・・・・」


「・・・・・・」


 彼女は、自分の身体をそそくさと調べ始める。どれだけ信用がないんだよ、俺。


「ほ、本当に、何もしてないんですね・・・・・・」


 何で、ちょっと残念そうなんだよ!


「はぁ・・・・・・それで、君、何でこんなところに」


「・・・・・・っ! わ、私は・・・・・・」


「あ、ごめん! 言いたくないなら、別に言わなくても・・・・・・」


「・・・・・・違う、そうじゃないの! ただ、私、思い出せなくて」


「もしかして、記憶がないの?」


「・・・・・・」


 彼女は、何も言わず、こくっと頷いた。


「・・・・・・そっか、なら、良ければ、だけど、俺と一緒に来るか?」


 俺がそう言うと、彼女は嬉しそうに、また驚いたように微笑んだ。


「はい、喜んで!」



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