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13話 祝勝会

投稿が遅れて本当にすいませんでした。



 鬼神率いるゴブリンたちによる村への襲撃を食い止めたことで、騎士団長であるリリーが祝勝会と称して宴を開こうと提案した。そして、その宴に俺とヘレンも参加することにしたのだ。まあ、まだ6歳だから、お酒は飲んじゃいけないけどな。


「ねえ、ガイア! こっちにも美味しそうな料理があったから、取りに行きましょ!」


「あ、ちょっ! そんなに引っ張らなくてもついて行くから〜!」


俺は、ヘレンに引っ張られながら、その料理のところまで行った。それにしても、この料理って、確か、リトルボアの丸焼き、だよな。何で、魔物の料理なんて出てるんだ? 前世では、魔物の肉は人間には毒だと教わったんだが・・・・・・。


「・・・・・・っ! ねえ、ガイア! これ、すごく美味しい!」


ヘレンが、幸せそうな顔で俺を見てくる。・・・・・・守りたい、この笑顔!


「ガイアも食べてみて!」


「え? ・・・・・・!? はぐっ! ・・・・・・んっ!? 美味しい!」


「でしょ!」


何だこれ! 魔物の肉ってこんなに美味しいものだったのか! それじゃあ、魔物の肉は毒っていうあの教えは何だったんだ! 


「・・・・・・ガイア、ちょっといいか?」


「父さん? ・・・・・・ごめん、ヘレン。父さんが呼んでるから、俺ちょっと行ってくるね」


「あ、ちゃんと、戻ってきてね!」


「うん、もちろん!」


そして、俺は、父さんの元へと向かった。一体何だろうか。


「・・・・・・来たか、ガイア」


「はい、父さん、それで何でしょうか?」


「いや、何、お前が鬼神を追い払ったとヘレンちゃんから聞いてな、それで、ギルドの支部長さんが、是非とも、お前に会ってみたいんだと」


ヘレン、何でそんなこと言っちゃうの! いや、悪気があったわけじゃないだろうけど・・・・・・こうなるなら、口止めしておくんだったな。


そんなことを考えていると、ギルドの支部長という人が、こっちに来た。というか、支部長ってどんなに厳ついおっさんなのかと思ったが、女性なのか。しかも、普通に可愛い。


「・・・・・・あなたが、ガイア・アーカス?」


「は、はい、そうです、けど」


「なるほど・・・・・・単刀直入に聞くけど、あなた、何者?」


「・・・・・・!? それは、どういう意味、ですか?」


まさか、俺が、アレス・ブラッドの生まれ変わりだってことがバレたのか!? いや、流石に、それはないと信じたいが・・・・・・。


「・・・・・・特に意味はないわ。ただ、6歳で鬼神を追い返すなんて聞いたことなかったから、ただの興味本位よ」


何だ、そうだったのか。てっきり、俺が生まれ変わりだってバレたのかと思ったが、バレてなくて、良かった。


「・・・・・・俺、は・・・・・・」


「もう、その辺でいいんじゃないか? ガイアが何者でも、俺たちの村を救ってくれたことに変わりはないだろ?」


「・・・・・・」


父さん、ナイスフォローだ。ありがとう。でも、まだ、この人は、何だか、納得してないような気がする。


「はぁ、まあ、いいわ。なんか、ごめんなさいね。私、気になることがあると、確かめずにはいられないから。もう用も済んだし、行っていいわよ」


「は、はい、それでは、失礼、します」


何とか、切り抜けられたな。しかし、ギルドの支部長、何という感の鋭さなんだろう。この人の前では、気を抜かないようにしよう。


そして、俺は、ヘレンの元に戻った。


「ヘレンー! お待たせ〜!」


そこには、少し頬を膨らませたヘレンがいた。そんなに、時間かかったかな、そう思って魔法時計を見ると気付かないうちに、1時間が過ぎていた。これは、怒るのも無理はないな。


「・・・・・・何、してたの?」


どこか、不安気な、それでいて起こっているような声でヘレンが問いかけてきた。


「ほら、俺って、まだ6歳だろ? だから、その歳でどうやって鬼神を追い返したのかをしつこく聞かれただけだよ!」


本当は、俺の正体は何なのかとか聞かれたけど、そのことについては黙っておこう。


「本当に、それだけ?」


「う、うん、それだけ、だけど・・・・・・」


「そ、そっか、なら、良かった」


「え? 良かったって?」


その瞬間、ヘレンの顔がだんだん赤色に染まっていく。


「・・・・・・だ、だって、父さんから呼ばれたのは嘘で、本当は、他の子のところに行ってるんじゃないかと思ったら・・・・・・! や、やっぱ、何でもないぃぃぃぃぃぃ!!」


「ちょっ! ヘレン!?」


ヘレンは、叫びながら、走り去ってしまった。結局、何でヘレンは怒っていたんだ。それは、謎に包まれたまま、俺の心の中に迷宮入りしてしまったのであった。



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