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とりとめのないこと 抜粋  作者: 汪海妹
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自分はこんなところで終わる人間ではないという想い












   自分はこんなところで

   終わる人間ではないという想い

   2022.04.30











 自分のコトに一生懸命になっていた時は見えなかったんですけど、会社に入って何人か下の子を見ていて知ったことがあります。結構みんな、自分はこんなところで終わる人間ではないと思いながら生きているんだなということです。そして、会社という箱の中でコツコツとぶつかり合ってるんだよね。


 自分は子会社の契約社員で親会社に紐付けされている人間ではないんですね。だけど、上の人が結構私を気に入ってくれて、本社の人が辞めてしまった時に、子会社の人間で契約社員だけど、本社で雇ったらどうかと話を出してくれたことがあったようなんです。正式な話になる前になくなってしまいました。


 他聞に漏れず自分も少なからず自分はこんなところで終わる人間ではないと思ってたわけですから、その結果にガッカリしちゃって、認めてもらいたくってガンガンバリバリ働いていたのが、やめた、やーめたってサボるようになりました。


 でもね、別に会社員として頑張っていきたいと生きてるわけではないんだった。昔っからの小説家になりたいという夢をこじらせにこじらせて生きてた途中でした。それなのにな。認められたいという気持ちを持ってるからだろうな。本当になりたいものとかではなくても、嬉しかったし、がっかりしたんだよな。


 こんなことはね、よくあることだと思うんです。


 みんながみんな、自分はこんなところで終わる人間ではない、と思ってて、出世したいと思ってる。

 だけど、なかなか思うようにいかないなと思った時に、人は真面目に働かなくなるんだよね。

 そして、会社の悪口を言うようになります。


 こうすればいいのに、ああすればいいのに、ああ、自分はこんな優秀だしいろんな意見を持っているのに、なんであの人にさせるのか。


 自分がそういうところにいました。ここ数年。


 私は能力があります。アイディアもあります。私だけじゃない。こんなところで終わらない軍団のみんな、能力がある。アイディアもある。

 しかし、思うようにいかないと、裏で会社改善策のようなものをピイチクパアチク話すようになり、自分達の妄想の中で自分達は優秀社員になっていくのですよ。


 だけどね、現実を見ると、会社の就業時間中におしゃべりして、本来すべき仕事をしていないだけだったんだな。


 そういうふうになっちゃったのは、私だけのせいでもないんですよ。意見を言っても提案しても、女の人の意見とか、現地採用という名の契約社員の意見とか、中国人スタッフの意見は通りにくいんです。そういう過去があっていうのを真面目に働くのをやめてしまった経緯もある。優秀な部下も辞めてしまいました。


 上の人が変わって、今の上司との関係が間に入ってくれる他の日本人の人もいて、少し改善してきました。


 小説を書き始めて、別にもう会社員としてはどうでもいいやと生活費だけもらえれば、私会社員向いてないし。

 じゃ、小説であてて有名にでもなるんかい、と言ったら、人生そんな甘くないよ。ははは。

 ま、でも、いい意味で肩の力が抜けたんでしょうね。


 要になるような人を、私の部下ですが、会社は失ってしまいました。私が日本に帰ると決めている残りのあと5年。できることはしようともう一度真面目に働き始めました。


 それが、今、ここでの私の役割だと思ったからです。


 私の下の子たちは、社内での権力争いみたいなのがあってね。感情的な部分で揉めてるのもあって、会社の味方でもないんです。

 私が会社よりで行動すると不満に思うようですが。でも、目には目を歯には歯を、とでもいうように会社に報復するような態度を取り続けてもね、現実はダメですよ。


 自分があと5年でいなくなるから、だから、こういう仕事ができるのかな。

 自分のために働くのではなくて、自分が抜けた後にうまく回るような状態を作るために働いています。

 自分はいなくなるのだから、この仕事によって自分が偉くなって会社でのポジションが確固としたものになるとかね、ないよ。

 なーんもない、ほんと、お人好しだな、自分。


 そこまで頼りにするのなら、もう少し給料あげてくださいよ。

 あげなくてもやってくれるだろうと思ってるところが甘いです。


 一生懸命やったって給料も上がらないし、というか、一生懸命やってる人とそうでない人の給料が同じなのである。

 やる気出ないなと、頑張るのを辞めてしまった人、あちこちに結構いると思うんです。

 文句を言えないから損するんだよなー(泣)私の文句言えないのは筋金入りですからね。


 もう知りません。どうにでもなってしまえと辞めてしまおうかな。スッキリするだろうな。

 何行か前と言ってることが違いますが。


 ま、でもね、こんな矛盾や葛藤を抱えながら頑張ってる人は私だけじゃないよ。

 

 ちょっと手を抜きながらやった方がいいのかもしれませんね。

 ゆっくりのんびり考えて、改めてそう思いました。

 自分が正社員で、やった結果がちゃんと考課に響くのなら価値はあるけど、頑張っても頑張らなくても同じではな。

 じゃあ、正社員になりたいのかと言われたら、ないな。生活費が必要なんです。お金が多いのは嬉しいけど、時間がっつり持ってかれてもな。

 ただ、その時間ギリギリでいろいろさせるならさ。金額と引き換えでどこまでやるか交渉したいな。


 あまりに丸投げしてくるので、青ざめてしまうのですよ。

 適当にやるとどういう未来が待っているか見えるのでね。


 いや、こうつらつらと書いてみると、結構困った状況にいるな!私。

 ……

 

 自分がどこまで適当にやるかはちょっと置いといて。でも、こんなこと言っても結局お人好しな自分はたいして給料ももらってないのにできるだけちゃんとやると思うけどね。


 ちょっと現実逃避するために日系会社の子会社運営、主に中国編について思い馳せてみます。


 日本の会社というのは業種にもよりますが、終身雇用を主として新卒採用がメインで中途採用をあまり活用していない場合、新卒からの社員と中途の社員の待遇をどうするかが難しいのかもしれません。それが、子会社の場合、現地採用と本社採用の二層になる。概ね、現採の待遇は本社採用より低いと思うんです。


 ただね、ぶっちゃけ、本社採用の皆さん、中国語話せない人が多いんですわ。それ以外の専門技能とかが高い人なら別ですが、総合力でいった時に現地採用>本社採用となることもある。その事実を真摯に捉えて、赴任したら語学を磨いて語学力も身につける前向きな人がいたら、まぁ、良しですが。もう少し会社側から見た現実路線を考えれば、現地採用と本社採用をもっとミックスさせて、どちらも利用するのが柔軟に対応できていいのではないでしょうか。国内ではですね、新卒と中途のミックスです。

 

 だから、大前提として 現地<本社 というのはやめて、ケースバイケースで給料くださいよ(笑)結局そこかよって話ですが。


 給与体系が、ガチガチに固まってて新卒、本社採用を守るためにできた規則のようなさ。

 日米不平等条約か?みたいな。


 柔軟な給与体系ができて、人事の評価システムがしっかりしていたら、どんな人材をどんなふうに配置して、どんなチームを作るかデザインできるんですよ。もともと社内にある人材の中に足りない要素を中途や現地で補えばいいんです。そういう仕組みがしっかりして来れば、長く働いてもらうつもりだった人が途中でやめてしまっても、怖くないんですよ。


 そしてですね、こっからが私の怖いところですが、思うように伸びてこない社員の昇給カット。

 ずっといていただいて構いません。しかし、伸びません。成果が出なければ。

 成果を出している人への報酬は賞与。昇給の形ではなく。


 勉強したことがある訳ではありませんが、外国の成果主義の給与体系のもうちょっと優しめのイメージが私の頭の中にはありますね。

 ただ闇雲に人を置くのではなく、人を残したい人と残したくない人に分け、残したい人にどう渡すかのための残したくない人にどう払うのかという鬼の計算書ですね。そこには会社の発展のために必要なスキルをどこからどう調達するかという部分まで含まれる訳ですが。


 間違いなく日本の感覚にそぐわないよね。私はね、日本人としてずれてるんです。


 みんなが平等に守られている、という建前で、でも、お金はね、井戸から湧いて出てこないんだよ。

 そば杖くってる人は必ずいるんだよ。日本の場合、それが女の人であることもあると思う。それだけじゃないけどね。

 そば杖くってる人からかき集めたお金で、みんな平等ニコニコと、いかないだろう。もうそろそろ。


 世界は競争しているからね。

 そんな中で、みんな平等!とマイムマイムを踊っている人は、マイムマイム踊りながら一緒に沈んでしまえばいい。ふふふ。

 そのみんなには、本当にみんな入ってるのかってことですよ。


 お金はね、リターンのくる相手に対してより多く払うべきです。投資の原則ですよ。

 2、返ってくる人と、3、返ってくる人、同じ金額払ってはなりません。

 

 私が言いたいのは、愛と平等ではないのです。愛と真の平等を世の中に、と言いたいのではないのです。

 会社が儲けるためには、無駄な社員に無駄に投資をせず、きちんとリターンを返す人が誰なのかと見極めるべきだと。

 そうでないと儲からないんです。すでに出来上がってる人を外から入れれば、教育するまでの費用と時間が節約できます。

 既存の社員と中途の社員のいざこざは、その上の部門長が優秀な人ならまとめられる。

 それぞれのポジションにどんなスキルを持ったどんな人材が必要なのか青写真を描くのは人事の大事な仕事だし、その調達の仕方だって多様化しています。


 何十年も何百年もそれが文化だからって、出る杭を叩くなぁ。

 マイムマイムの奴らと一緒だ。杭を叩きながら、ええっと、ちょっと待ってね。


 何十本もの杭を丸く打って、シャベルを片手にマイムマイムを踊りながら、杭を叩き、そのまま沈んでいってしまえ。ふふふ。


 やべ、笑ってしまいました。私もずいぶん積年のストレスが溜まっているようで。

 でもね、結局これ、ここまで書いてもさ、私の給料もう少しあげてよって話なんだよ。ハハハハハ。


 ほんっとすみません。読んでる人は別に悪くないものね。

 こんなとこで文句言ってないで、いろいろやってやっても構わねえけど、給料あげてくれないとやめちゃうよって人生1度くらいは脅迫してみるか!(多分できないんですけどね。争いごとが本当にダメな人で、だから苦労しています)


支離滅裂なのが最近のマイブームかもしれません。

まとまりのない文章で申し訳ございません。

汪海妹

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― 新着の感想 ―
[一言] 汪海妹様 いつもしみじみ拝読しております<(_ _)>(*^-^*) いつもいろいろ、大変ですね? 僭越ながら、 汪海妹様の作品群にこの「小説家になろう」で、エンカウンターしたときから…
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