ドラマ感想:7月開始のドラマ達、その一
ドラマ感想:7月開始のドラマ達、その一
誰にも頼まれていないのに、今季も山のようなドラマをせっせと見ていた私。ちまちまと感想を書いてみようかと思う。
(*/□\*)♡ 一部、ネタバレするよん。 (⸝⸝ ´艸`⸝⸝)
誘拐の日
韓国ドラマのリメイクです。主人公の男が自分の娘の手術費を稼ぐためにとある病院の娘を誘拐したら、その子は天才児で尚且つ記憶を失い、からの、両親が殺害されてて、なぜか2人で逃避行するうちに2人の間に絆が芽生えるという話。
永尾柚乃、8歳、演技うまかった。天才児でクール、からの終盤で誘拐犯で主人公のマサムネが警察に捕まり引き離されるシーンでの、普通の子供に戻って父親代わりのマサムネを求めて泣くシーン。違和感なく繋がっていた。
しかし、残念だったのは、真犯人の安達祐実さんです。最初っからミステリアスな役だった。この人、元夫の政宗のこと、愛してるの?からスタートして、利用してんじゃねえのか?という予想を裏切り、実は可哀想な事情があって愛してたんだね、と清純な人だったと思われる。しかし、その後でどんでん返しがあり、実は子供の頃から政宗を騙し、利用し尽くしてきたやっぱりサイコな悪い人だったじゃんとなる。ここまでは良かったんです。しかしだな、一回、まっくろくろすけになった祐実さんを終盤で政宗が抱きしめて、愛しているというシーンがあるわけだ。すると、祐実さんほろっと絆されるわけ。
いや、そうじゃねだろって話ですよ。韓国ドラマってよくわかんないけど、犯人をゴリゴリのサイコな人に仕立てちゃうのが好き系だと思ってんですけどね、その路線で進む原作に、こりゃ、日本的にアレンジ加えたなって話すよ。サイコを切り取り、義理人情、足したなと。
しかしだな、冷静に人間を切り刻む人が、愛に絆されるってあんた、どんだけ多重人格なんだよって話で、しおり(安達祐実の演じた役)は1人の人間として出来上がってなかったなと思ふ。
結末に清涼感が欲しいなら、ゆのさん8歳と病から逃れた娘と政宗のいい人ってラインで十分じゃないか。左手で冷静に人を切り刻んだ人が、右手で愛を語ってどうする?誰も感動しないだろ。
やれやれま、しかし、安達祐実さんは演技しろって言われてやったのだと思う。彼女のせいではないだろう。
ちはやふるめぐり
会議室から出てきたドラマかなぁと思う中盤と終盤でした。序盤はもっと良かったと思うのだけど。面白くなる骨組みのような仕掛けはできているのだけど、それは、漫画の原作をよく分析して打ち合わせの上で設置された仕掛けのようだなという感じです。しかし、やはり二番煎じの域を出られなかったような。なんか、こう、いい意味でのドラマ制作の独裁者みたいな人がいなかったんじゃないかなぁ。いいから、こうやれ、ここはこうなんだよって一貫した演出を押し通すような人が。個人の好みでさ。
それで、偉そうにいうのもニャンだけど、綺麗に纏めちゃいすぎだったかにゃー。
私的には、なぎちゃんが無自覚にやな人だったので、めぐるちゃんがそこにもっとぶつかってってほしかったにゃー。仲良くなってたね!ははは!!
彼女が日向にいる間は、自分は日向に出ることができない気がする、なんてさらさらセリフが出てくるくらい、めっちゃめぐるちゃんの気持ちわかるやん。
なぎちゃんが悪いわけじゃないんだけど、なぎちゃんが嫌いだなって思っちゃうし、そんな思ってる自分の方が、だから、嫌いだなって思ってる自分の方がダメなんやーんってもっと落ち込む、的な?
そういう人間のくらーいところを見て見たいと思うのは、臍曲がりな自分だけか。やれやれ。
最後の鑑定人
刑事ドラマは見るよなとコツコツ見てきた。いろんな鑑定について見られて楽しかった。私は、立派な刑事ドラママニアだ。しかし、それは置いといて、藤木直人さんにこの役は合わなかったなと思う。
なんというか、くどい性格の人を演じている時の阿部寛さんみたいだった。でも、そういう方向ではなく、理系の人って無感情にさらさら話すじゃないですか。藤木さんなら、無感情系の方向で癖のある人を演じたらすごいカッコよかったんじゃないかなぁ。
結局は感情をどこまで表すかの問題だと思う。藤木さんの素地なら、控えめな感情演技の方が映えたと思う。くわっと目を向いて怒っているのではなくて、微妙にムッとしてるというような。ただ、それは今までの演技がそうだったから見慣れているというのもあるかもしれない。新しい挑戦がしたくてそうされたんだったら、それはそれで応援したいなと思う。役者さんも大変だね。
やれやれ。
DOPE
演技がどうのとか、セリフがどうのって話の前に、はちゃめちゃでしたが、たまにB級グルメを食べたくなるようなのと同じような気持ちで、非常に楽しんで見てました。超能力バトルの話です。薬を飲んだら、低い確率で超能力者になれるんだけど、失敗したら、死んじゃう!みたいな。……結構、超能力、好きなんですよね。フツーに。刑事✖️超能力、好きな設定です。この設定、自分の作品で真似できないかなとワクワクしながら見てました。やれやれ。
世界でいちばん早い春
深夜枠のドラマで、タイムリープの話。何度も何度も同じ時間を繰り返してしまうという話。原作は漫画だったかな?
演技ガッ!
恋愛的なセリフガッ!
でしたが、タイムリープの話も、好きなんですよね。フツーに。学園物でタイムリープの話とか書けないかなーと思いながら、わりと楽しく見ておりました。やれやれ。
実は7月開始ドラマはこのほかにまだ
明日はもっといい日になる
僕たちはまだその星の校則を知らない
19番目のカルテ
を見ていて、これがまだ録画を見終わってないのです。ちなみにこれ以外に
あんぱん
べらぼう
契丹高麗戦争
ニュース
これも見ていて、さらに時々これ以外のミステリ系のドラマを追加で見てました。本当はここに更に鑑定団と歴史探偵と英雄たちの選択とチコちゃんを入れたいのですが、さ、さすがにテレビ好きの私も、ふとテレビ見るの、疲れたな……と思う瞬間があって(それでも瞬間でしかない)、大体、ただ見てるだけでしかも色々見過ぎで細かいところ忘れちゃったし、せっかくなら自分の創作に役に立つような見方しろよ!と、私の中のもう1人の私が叫ぶ。
ウエーイ!(グロッキーな雰囲気での雄叫び)
流石に、もう、連続してテレビを見続けたために頭が痛くなって寝落ちするような生活は改めようかと思います。もう1人の私も怒ってるし。
10月からのテレビ視聴の決まり
あちこち並行して見ているがために、あらすじを忘れてしまうようなテレビの見方はしないと誓います。
汪海妹
2025年9月18日
ちなみに、真面目に見ていないからあらすじがわからなくなるのだ。洗濯物を畳みながらとか、アイロンかけながら、とか。でも、これは主婦としてしょうがないとして、ゲームしながら見るのはあかんよね。聖徳太子でもこんなことはしないのよ。
決まり追記
携帯ゲームは、つい課金もしてしまうし、足を洗おうと思います。汪海妹
いや、これ、守れる気がしないな!守れる気がしないぞ!!
……ま、いっか。
来週、ドラマ感想その二に続く。
汪海妹
2025.09.17