ある意味、有用な情報
ある意味、有用な情報
自分のような、仕事は真面目にやるけど、その分ウィークエンドは基本オフでインドアな人間、遊びに本気になるタイプではなく、楽して楽しみたいタイプ、は、間違っても万博に行ってはならないなと思い知った1日でした。日焼けが痛い。
そして、こっからがある意味有用な情報なのですが、万博に行く直前に、予約が取れなくても楽しめるとどっかに書いてあったのを読んだけど、日にちが変更できるなら変更したほうがいいし、できないなら最初から期待しないで行ったほうがいい。
そして、私みたいに楽して楽しみたい、プラス、近くに住んでなくて一回しか行けない人は、別の場所に遊びに行ったほうがいいと思う。
未来を感じられそうな魅力ある館はたくさんありますが、攻略し、攻めてないと入れません。プラス、頑張っても、1日に何個も人気の館の予約取れてる人いないだろう。一回しか行けないのにたくさん見られないなら、最初っから諦めて別の場所に行ったほうがいい。
たった一回行くだけのために仕事でもないのになんでそんながんばらなあかんねんと思うような人ですね。入るまでの段階を攻略ゲームのように頑張れる人は行けば良いと思う。
もし、近くに住んでいて複数回行けるなら、価値のある情報だと思うんですけどね、攻略法というのも。ただ、昨日、何人か繰り返しきている方にも聞きましたが、人気の館は情報集めて数回かけて入れたと言っていて、しかも、それは前半だったからできたことで後半はさらに入場者がまして、難しいんじゃないかなあ。
見たいものいっぱいあったんですけどね、残念。未来を見に行って、外の建物だけ見て入れず、入れたものの中身は、むしろめっちゃアナログで、しかし、我らはサステナブルな未来に向かって!と叫んでた。シュールな経験だった。プラス、前評判がかなり良かった館に並んで苦労して入ったが、建物は立派だったが、立派なのは建物だけだった。
私の感じた現代と未来は、ネット情報、あてになんねえな!という実感で、それでも、みんな私と同じで、ネットでいいと見てたから、入りたくって館の前で、戦々恐々してたんです。
結局ものってさ、中身がなくても、これはすごいという評判が立てば売れるんだよ。
なんだ、これ、しょぼいな!
と清々しくびっくりして、並んだ時間に対して、すごくしょぼくて、その落差が激しかった。
おいおい、予約なしで入れる館は、こんなレベルなのかよ、まさかね、へっへっへと思って隣の館に入ったら建物は立派だったけど、確かにもっとしょぼかった。
これは、もしかしたら、並ばないほうがいいかも。並ばず見たらしょぼくてもガッカリしないけど、並んで見てもしょぼかったら、膝が立たなくなるぜ。それでも、最後の悪あがきに当日登録機に並ぶ、当日予約を取ろうとしたのだ。私のスマホは中国契約であり、海外ではつながりが悪く、なおかつなぜか万博サイトにログインできなくなった。しょうがなく登録機に並んだのだ。結局、そこでも30分くらい並んで、しかし取れたのは5時半の予約。
そんな時間まで誰がいるきゃー!
「どこにいるの?」
離れたところで待たせてた息子と旦那から電話が入る。暑い中並んでそれでも何も得られなかった事実を涙ながらに語る。
「帰っておいで。かき氷があるよ」
万博に完全に敗退した母に優しい一言である。
のこのこ帰ったが、もちろんかき氷は溶けていた。トカゲのような毒々しい緑色をすする。それでも少しだけLPが戻った。それからである。てくてく歩き、向こうに眺めるアメリカ館の長蛇の列。あれはたぶん、さっきのほどはしょぼくはないが、かと言って二、三時間の待ち時間に値するかはわからない。アメリカをやめてドイツへゆく。すると、入りたくて入れなくて難民が受け付けを再開したドイツ館に殺到しとりつけ騒ぎになっていた。阿鼻叫喚の図である。
「帰ろー」
金を出してない息子はサクッという。孫子の兵法では、引き際は大事である。負けたのは悔しいが、かといって撤退が遅れれば更に犠牲を出すのだ。
「撤収!」
我が家族は撤退することにした。しんがりは私が務めた。
ちなみに、我が家の万博の感想は、ディズニーランドのほうがまし。これにつきる。万博をディズニーと比べるなとはたかれそうだが、とーしろーの考えなんてそんなもんだろう。家族で夏休みどこいく?の選択肢の一つだ。並んだのならそれに対する対価が欲しい。また、ディズニーの場合は、全てに並ぶことができ、プラスファストパスがある。しかし、万博は予約のみと並べるのと2種類ある。このために、事態や人の流れを複雑にしてしまってる。もう少し統一できなかったのだろうか?だから、入って楽しむ万博ではなくて、入れるかどうかを楽しむ万博になったんじゃないだろうか。
さよなら、万博。見たかったパビリオンもさよなら。それでも、これも家族の思い出なのである。
汪海妹
2025.08.21