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とりとめのないこと 抜粋  作者: 汪海妹
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ドラマ感想:ちはやふる、めぐり













ドラマ感想:ちはやふる、めぐり













また、まだ風邪を引きずっておりまして、今日もパリッとした文章にならないかと思いますが、お許しください。

|ω・)


7月開始ドラマ、ちはやふる、めぐりを2回まで見ての感想です。もともと、アニメで見てたんですよね。元祖のちはやふるを途中まで知っていて、途中までしか知らないから最後が気になっていた。そんな折にちはやふるのドラマがあるということで見てみました。


ちなみに、めぐりについて知らない人のためにイントロを。公式HPからの情報です。ちはやふるには漫画による原作がありますが、今回のめぐりはドラマオリジナルストーリーです。しかし、原作者の方がプロット作成の段階の脚本作りに携わってます。


主人公の子は、高校生ですがバイトしながら、そのバイト中にすら株式投資をしているような女の子で、かるた部の幽霊部員だが、部活動は時間の無駄だと思っていて、バイトと塾に駆けずり回り、本来はかるたなんて何の役にも立たないことはしないと思ってる。


青春に没頭するのは、贅沢なことだというのですね。


そんな今時の子にあいたいする先生が、ちはやふるの中で和服屋のお嬢さんだった奏ちゃん。そう、ちはやふるオリジナルのキャラが大人になった状態で、脇役として参加してます。あと、机くん、か?


第一回目の印象は、主人公の女の子、めぐるちゃんが、冷めた子だなーって印象だったのですが、本当はそうじゃなかったというどんでん返しがある。


こっからネタバレしますが、


中学受験で失敗しためぐるちゃん。とある時に、両親が話しているのを盗み聞きしてしまった。曰く、めぐるの中学受験にかかったお金があれば、それを投資に回して、FIREできたかもしれないのにね。まさか失敗するとは思わなかった というものだったのです。

(FIREとは、投資による利益収入で生活し早期退職して人生を楽しむ生き方)


合理的で論理的な大人であれば、無駄を排除して、最大限の利益を獲得することが 生きることのアンサーですから、別に深い意味はなかったのかもしれない。


ただ、まだお金を儲ける年代に入る前の学生の時は、そういうことから自由でもいいんじゃないかね?というのは私の個人的な意見です。


中学受験に失敗したことで、損失を出したと思っためぐるちゃんは、青春する間を惜しんで、高校生なのにお金を儲けることをはじめ、青春は自分には贅沢だと思うようになってしまった。


ここで、1人の大人、かつての子供として思う。無駄ってなんだろうなって。無駄って本当に人生に必要のないものなのかな?というか、全ての無駄を排除して、必要なことだけして生きていくのは、本当に正解なのか?


大人になればそんな青臭いことなんか言ってる暇ないけどさ。でも、学生のうちは言っててもいいんじゃないかしら?え、個人的な意見ね。これ。


中学受験での挫折をまだ引きずっている主人公めぐるちゃんの次は、彼女の同級生の風希君。家はボクシングジム、父親は元ボクサー、5歳の頃から言われるがままにボクシングをやってきて、チャンピオンになったこともある高校生ですが、自分がやりたいのが本当にボクシングなのかで悩んでいる。


親のいうがままに生きてきてしまって、本当の自分がどこにいるのかわからない。これは、めぐるちゃんにも共通している事項で、親のいうままに勉強してきたが期待に応えられなかっためぐるちゃんも、自分が本当は何をしたいかがよくわからなくて苦しんでいる。何をしたいかではなく、何をしなければならないかを軸にして生きてきているから。


そして、そこに、男優勢の社会に疑問を覚えているちえりちゃんが入ってきているあたりまで進んでいるのかな。


この、自分が本当は何をしたいのかがわからないという点に関しては、共感します。こういうこと、若い頃悩んでいたなと思いながら見てた。こういう年代の心理を描くのが上手いなと。これは、原作者の末次先生の持ち味なんですかね?原案作りに参加されてますし。


一生懸命になることが 無駄のように思えてしまう、これって、現代の病なのか、それとも、今の若い子だけではなく、幅広い年代の人々が、今、こういう状態なんだろうか。


これについては簡単に結論を言えないけど、ただ、自分が生きてきて時々感じてきたことは、こういうことだ。


世の中が便利になるに従って、情報が過多になり、また便利さのために日々がテンポアップして、その結果、私たちは、一生懸命になって時間を消費することに対して、躊躇するようになったと思う。


情報化の時代で、でも、人間は情報処理しきれなくなってるんじゃないかと思う。どんなにたくさんの情報を獲得できるようになったとしても、それを人間として処理できる量は、そこまで進化してないのではないか。


言い換えれば、社会は進化したが、人間という生き物の処理能力は別にたいして飛躍していないってことだ。そして、処理しきれなくなった情報を抱えて、人は時間を切り刻むしかならなくなった。


選択できる選択肢がたくさんあるって、本当に幸せなんだろうか。たくさん選ぶことができる中で、かるただけを選んで、他のものを捨てるなんて、普通はできない。これが、かるたでなくて別のものでもいいのだけど。


何か一つのものに没頭し、それ以外のものを全て捨てるという生き方を、できない人がどんどん増えてる。


そういうことじゃないか。こういうのって、現代の落とし穴だと自分的には思ってる。


そして、今日は風邪をひいてますので、特にまとめずにもう一個のトピックを書いて終わり、本日放映のちはやふるの3回目を見ますかね。


ドラマのめぐりを見たせいで、自分の心の中で凍らしていた ちはやふる(漫画原作)の最後は一体どうなるんだろう?という知りたい欲望が解凍されてしまい、現在電子コミックを大人買いしている最中です。


これ、50巻あるねん。


昔っから、先が気になると本だろうが漫画だろうがドラマだろうが、限りなく一気に摂取してきた人間です。しかも、自分はどんな分野でも気になれば手を出すので、それが、図書館で本を借りて一気読みするならいいし、昔でいうところの漫喫で漫画読むならまだいい。しかし、私は中国にいるわけで、漫喫なんてないわけです。


大人買い、してしまう。イナゴが、大発生して、全てを食べ尽くして移動するような勢いが、自分の大人買いには本来ありまして、ギャンブルにハマっている人が銀行残高がカラカラになるまでマカオでATMからお金を引き出した挙げ句、さらにクレジットカードでキャッシングする話を本人から聞いたことがありますが、さすがにそこまではいかないものの、自分も先が気になると、お金に糸目をつけないところはある。


だから、長い漫画に近寄らないようにして、生きてるんですよ。どんなに長かろうと、一度火がつくと、寝ている時と風呂と飯とクソと働いている時以外の全ての時間を使ってエンドレスに読み続ける人なので。しかも読むペース速いから。


これを常にやるとさすがに漫画にいくらかけるんだって話になってしまう。本の方がまだマシなのよ。漫画より読むのに時間がかかるからさ。


しかし、久々に、全50巻の漫画に手を出してしまった。現在11巻です。来週火曜日に記事書く時にはきっと50巻全部読了していると思います。やれやれ。


さて、オリジナルのちはやふるですが、少女漫画の王道設定で、主人公ちはやをめぐり、男の子が2人出てくる三角関係なのです。で、千早はどっちかというと新くんが好きげで(好きげ、風邪で朦朧としている私がつくった造語)、そして、太一くんはずっとちはやちゃんが好きで片思いをしているのです。


私が ちはやふる を読みたいのは、この太一くんの片思いにハマったからです。かるたも面白いけど、一番好きなのは太一くんです。


50巻もあるので、大人買いしたくないなと、自分の欲望を凍らしていた間も、脳みそのすごく端っこの方で、太一くんと新くんだったら、どっちとうまくいって欲しいかという、競馬の馬券を買う前の予測をするような気持ちで、少女漫画の先読みをしてた。


まだ最後を知らない状態で、どの馬券を買うかを宣言しておこう。


……はて?


太一くんには幸せになって欲しいのだけど、なんか、ちはやは 男のものにはならないような気がする。一時的に新とくっつくけど、それぞれの道は異なっていて、ちはやは 我が道を行き、男とくっつかない気がする。


これは、そういう展開になって欲しいという話ではなく、本能的な未来予想だ。


で、新くんは別に、自分にとってはどうなってもいい人なので、太一くんのことを考える。太一くんにはどんな未来をあげたいか。作者でもないのに勝手に太一くんの未来を決めてみる。


この、史上最高の片思いをしている人が、ちはやと両思いになってごらん?違和感しかねえな。


チーン……


人間って手が届かないからこその、恋心なんだよねえ。かわいそうだけど。そんな完璧な片思いをしている君が、両思いになる気が一ミリもしねえ。


さて、私の予想があたるだろうか?多分、来週にはもう読み終わってますので、その時に答え合わせをしますかね。私と同じで ちはやふる をまだ最後までご覧になってない方、ネタバレ必至ですので、次の回はスルーしてくださいませ。


では。

一日中鼻を噛んでいた汪海妹でした。

2025.07.23

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