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とりとめのないこと 抜粋  作者: 汪海妹
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我慢は愛の証族へ、愛を込めてこの手紙を綴る。














我慢は愛の証族へ、愛を込めてこの手紙を綴る。













noteに投稿するために、かなり久しぶりに自作の わたしの を読み返しつつ、投稿しております。書いた当初には見つけられなかった様々なアラが見える。


あらー


ふっ、親父ギャグでしたね。私としたことが。


自作に関するマイルールというものがあって、例えば、漢字を間違えていたとか、レイアウトが見にくいとか、そういう誤字脱字以外は極力修正しないことにしております。にゃんでかというと、今の自分には書けない文章だからです。自分の歩いてきた足跡のようなものなので、現在の自分色に染めないように気になる箇所があってもそのままにしております。


そして、 わたしの を読み返しながら、当時の自分を思い出していました。


結婚した全ての女の人がこのようになるわけではありませんが、中にはね、結婚して子供が生まれると、自分がやりたいこととか、欲しいものを我慢して、夫や子供のために時間やお金を使う女の人って、いると思うんですよ。


それが、女の人の一種の愛情表現だと思う。


自分もそうだったわけですが、子供が生まれて、好きな洋服を買ったり化粧品や髪の毛にお金をかけたりするのをやめて、一生懸命家族のために我慢しました。そしてあっという間に時間が経った。鏡に映る自分が、とってもおばさんになってました。


そして、夫や子供のためにと思ってやってたけど、夫はこれを喜んでなかった。つまりは我慢という名の私の愛情は届いておりませんでした。それどころか、自分の存在が軽くなった気がした。物理的には重くなってたんだけど。


わたしの を書いていたときは、我々の夫婦仲はかなり悪かった。息子が接着剤みたく我々をくっつけてました。


昔、私は子供の頃嫌なことがあると、物語を読むことでその世界に入り込んで、うさを晴らしました。今度はそれを物語を書くことでやっちゃおうと思った。


それで、寝食を忘れてせっせと書いた。


ところがである。無意識にただ頭の中に浮かんだことを書いて、書き終わって少し熱が冷めた頭でそれを読み返してみると、涙が止まらない。ちなみに私は普通の人よりかなり泣きやすい人ですが、それにしても泣けたわけです。


その瞬間まで、自分が結婚に悩んで疲れてたことに自分で気づいてなかったんです。それを見たくなくて、小説を書いていたのに、なぜかその小説の中に自分の気持ちがそのままスコンと書かれていた。


我慢するのが癖になって、夫との仲を変えようとか、自分の気持ちを伝えようとかそういうのも諦めて、自分の殻により深く閉じこもろうとしていた自分。その殻の中に入ってこられるのは息子だけでした。


それで自分で書いたものに泣かされて、泣いた後に、このままでいいの?と自問自答をした。


このまま、結婚で失敗したなと思いながら、諾々と生きていっていいんだろうか。そしてそれから、長かった髪を切った。新しい服や靴を買った。そして、毎日歩き始めた。退勤の車を途中で降りて、来る日も来る日も歩きました。


もともと自分は自分で働いているわけだし、我慢してくれと夫に頼まれていたわけでもない。ただ、女というものは嫁いでは、おのれを一番とはせず夫や子供に尽くすべしという教えのようなものに従っていたのだと思う。しかし、この我慢、相手に届いてなんぼじゃないですか。思うにおそらく世の中の男性は、そりゃ、べらぼうに無駄遣いする奥様には困るだろうけど、だからと言って、我慢しまくって醜くなってゆく奥様を求めているというものでもないんだよ。


日本の伝統的価値観(?)、役に立たないんぢゃ、ありませんかぁ?


ばかやろ、そんなの、とっくに廃棄してらぁとどこぞのお姉様に頭を叩かれそうですが……。


私と同じように、ついつい自分のやりたいことや欲しいものを我慢してしまうお母さんたちに伝えたいのは、たまには、旦那さんのカードで思いっきりぱあっとね、お姫様に戻ったような気分で、買い物をして、自分を可愛がってあげてください。


気の利かないご主人が 女心 に効く言葉を持ち合わせてなくても、それは心がすれ違っているだけで、たまにぱあっとお金を使っちゃったって、きっと怒らないよ。そんなことしたら怒られるって思い込んでいるのは、自分なんじゃない?


周りのみんなは、遠慮しているとか、我慢しているんだってことに気づいていないんじゃないかなぁ、愚痴を言わないから。


私の学生時代の友人によると、男と女は火星人と木星人くらい違うんだそうです。だから、本来であれば外国語を話すぐらいの覚悟で相手の星の言葉を話さなければ分かり合えないんです。私の経験からいうと、女としては「買っていいよ」と言われたり、或いは直接物をプレゼントされなければ、それはそんな高価なものはお前には必要ないと思われてると思ってしまうものなんですが、


男はね、


「え?そんなこと言ってない。買うななんて一言も言ってない」


女が遠慮や我慢をしてること自体に気づいていない生き物です。


それなら、もっと気の利いた男と結婚すればよかったとため息つかないでください。女に気を使える男は高い確率で浮気しますよ。


だからね、たまには相談も何もせず、ご主人のカードでぱあっとやっちゃってください。


「え、うそ?何これ」「買っちゃった」


この後、もし、ご主人が怒り出さないのであれば、それで十分にいい旦那さんですよ。


是非、ご自身の人生を十分に楽しんでください。人生を心から楽しんでいる女の人は、何歳になっても綺麗なんです。女は我慢をするから愛されるわけではない。


ちなみに、普段全然我慢されていない方は、「そうよねぇ」と大いに納得して早速、買い物に出かけないでくださいね。


2025.02.26汪海妹


追記、本日はレディファーストな話でしたが、男性ファーストも、いつか、どこかでってことで、よろしくお願いいたします。<(_ _)>

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