韓国ドラマ感想文:青春ウォルダム
韓国ドラマ感想文:青春ウォルダム
私はBSで見ておりますので、19回まで見たのかな?19回までネタバレするといえばしますが、例によって例の如く全体について語るのではなく、自分が気に入った部分中心に書こうかなと、そして、あらすじは私が書くよりNHKのこの↑頁がわかりやすいだろうと思います。
どっから書けばいいのかしら?そうだなぁ、このウォルダムは、本格ミステリーというよりは恋愛要素がかなり高いドラマで、恋愛のためにミステリ的展開があると言ってもいい。つまりは引き離される二人の切なさを要素に入れたいから、事件が起こる、といった感じのね。私、もう恋に恋するような年齢じゃないし、普通は恋愛要素がカレーでミステリが福神漬けのものは食べないんです。えっと、間違えた。見ないんです。私が見るのはミステリがカレーで恋愛要素が福神漬けのものです。あるいは、ゴリゴリミステリで恋愛の福神漬けもお笑いのらっきょうもないものです。じゃ、なんでそのマイルールを久々に離れて恋愛がカレー的なものを見ているのか?恋愛引退した(→創作ではなくて現実)、あとは若いもの同士でよっこらしょだった(→現在の自分の恋愛に対する態度を端的に表す比喩である)自分が、いや、まだまだ若いもんには負けないしっとなって、怪しい淫らな中年の不倫的な世界に足を突っ込むために、とりあえず恋愛ドラマでも見ようとなったのか?
いんや
わしゃ今、刑事物か探偵物か弁護士ものか、歴史物か、あるいは歴史ドキュメンタリーとか経済系しか興味ない。あと、魔法とな!
それなのにどうしてこれを見たか?ひとえに、呪いの書、これに限る。この黒字で書かれて一部だけ赤字の呪いの書が皇太子に届くところが、怪談好きな自分のツボにハマったのである。
なんと!!
そして、時々、甘ったるすぎて恋愛描写はブラックコーヒーでたまに砂糖くらいの自分としては
かい、かいい(→体が痒くなっている)
思いをしながらでも、毎週、非常に真面目に見てました。ぶっちゃけ光る君より真面目に見てた。結論から言うと、私なら無駄な恋愛描写をバシバシカットし、ミステリのあの素敵だった呪いの書登場とかあそこら辺の禍々しさにもっと尺をとってだな、……勝手に人のドラマを切ったり貼ったりしてますが、
しかし、しかしだよ!ここまで人のドラマの恋愛部分をけちょんけちょんに言っといてなんですが、その恋愛部分の描写がラストに向けて素晴らしいのです!!
泣きました!!(→ちなみに私は簡単に泣く人です)
皇太子とその幼馴染の兵士長(→これは役職ね。名前ではない)とヒロインの三角関係という王道が出てきて、とにかく皇太子より私この兵士長が好きなのですよ。
とにかく兵士長の役者さんとキャラ設定とセリフが良かった!!!この人いなかったら私は、この人のドラマの恋愛部分に対して、キングギドラのように炎を吐いていたと思うよ。つうか、恋愛ドラマ苦手だったら見るなよなって話ですが。
きちんとしたあらすじはNHKがまとめたものをご確認くださいませ。端折ってかけば、ヒロインはもともとは兵士長の許嫁でした。ところが結婚間近な時に何者かに家族を殺害され、そしてその嫌疑をかけられ逃げた逃亡犯になってしまうのです。男装して身を隠したヒロインが皇太子を頼った時に皇太子は許嫁の兵士長の元へゆけと何度もいうのですが、ヒロインは身の潔白を明かすまではと断り、そして皇太子とヒロインで皇太子を呪った書の犯人とヒロインの家族を殺害した犯人を探すうちにこっちの二人が惹かれあってしまうと、でも、その傍で兵士長は生きているかいないかわからないヒロインのことをじっとただ信じて待っているんです!!
物語の設定では許嫁とは言っても婚姻まではお互い顔を合わせないしきたりで、許嫁の顔を知らない兵士長は王宮で男装したヒロインと知り合ってもそれと気づかない。しかし、とあるタレコミがあって内官であるその男が実は生きていると信じて待っていた許嫁だと気づくわけですが、それで本人に問いただすシーン
「どうしてわたしのところへ来てくれなかったのですか」
そして、今からでもいいからわたしのところへ来てくださいというシーンですよ。泣いたー、泣いたわー。そして、心から思ってました。
皇太子なんてどうでもいいから捨てて、こっちにしとけよ!
私にはわかる。結婚して幸せになる相手はこういう男の人だ。中年女性のアドバイスしたがっとけ!皇太子なんかやめとけー!
えー、こほん、そんなに皇太子がいけてないのかというと、別にいけてないわけじゃないが、この皇太子とヒロインのイチャラブがしつこすぎて、自分はもともとブラックコーヒーにたまーに砂糖を入れるくらいなのに、毎回キャラメルマッツきやーとマシュマロも入れてみましたぁあ的なものを延々と飲ませられていた気分で、
うええええええ……(→吐いている)
ここのシーンをカットして、もっとミステリ要素のおどろおどろしさに時間を取れよっ!と思ってましたので。そこが、この兵士長の控えめなんだけど切々と相手を思うその表情と言葉に
うええええええええんっと泣きました。かわいそう!こんなに想ってるのに叶わないなんて。しかも、幼馴染で親友の皇太子に持ってかれたぁ。そして、
頼むから、皇太子を捨てて今からでもいいから兵士長のもとに走ってくれ!
……ドラマの視聴率が下がるような筋立てを考えていた。ところが、中間をどうでもいいマシュマロ入りマッキャット的なもので濁していたドラマもラストにかけて 私の本来求めているミステリ要素が戻ってきて
あれよ、あれよ、あーれーと展開が2転、3転したのである!そして、中国や韓国の歴史王朝ものドラマの真骨頂、にっちもさっちもいかなくなって主人公たちが追い詰められた!にっくき敵陣営!という展開になりました。
ここが、もはや期待していなかったのだけど、いやいや意外と良かったよ。わたしゃ山のようにミステリ見てるからな。私がいいということはなかなかいいということだ。
そして思ふ。また、性懲りも無く思ふ。余計なマッキャット的な部分をガンガンカットして短くしたほうがもっと面白くなるのに。20回やないといけなかったんかね?とにかく間延びした部分が多かったなぁ。無駄?皇太子とヒロインの仲が進展していく様子をよくもまぁあんなにたっぷりと時間をかけて描いてくれちゃったよなっと。
ぶつぶつぶつぶつぶつ……
それではここで、虫のようにぶつぶつ言ってる本体を置いといて、客観的なもう一人の私からコメントを入れよう。多分このドラマはイチャラブが好きな人のために作られている面も強いため、これでいいのである。しょうがない。
ところがである、ダックスフンドのように真ん中が意味もなくのび、なんか間延びしてたドラマも つまりはね
頭!前脚!(→この部分は良かった)胴、胴、胴、胴、胴、胴……
うおおおお、まだ続くんかーい、この胴っ!
胴、後ろ足、尻尾!
ぎゃっ!終わった!いきなりどどんと変化が起きて尻尾で終わる。頭と前足と後ろ足と尻尾は良かった。胴が長すぎた。(ごめんなダックスフンド、こんな例えに使ってしまって。ちなみに便利だから君を使わせてもらったが、犬として君の胴は別に長いが、長くない。というか長すぎるわけではないぞ!)
こんなに長く胴を見せられていたのでもう期待していなかったのだけど、意外と最後の福神漬けのミステリ部分が良かったのである。
「え、そうなるの?」
刑事ドラマの途中で犯人が分かっちゃう私が、フーダニット(Who done it)で気づいていなかった部分があったからね。
そして、けちょんけちょんに言ってきた皇太子とヒロインの恋愛要素ですが、ヒロインが初めて自分の気持ちを皇太子に告げる場面は良かったのだよね。
ヒロイン、女の身で内官として結婚していない皇太子のそばで仕えていたわけで、王宮の秩序から見てあり得ない掟破りだったわけですよ。こんなことをする皇太子は廃位されるわけで、その廃位のための道具として利用されるリスクに気づいたヒロインは咄嗟に「わたしは皇太子を殺そうとしてそばにいた」と嘘をつきとらえられてしまうんですね。家族殺害と王妃殺害とやってもない罪をきせられ断首される身で牢獄で告げるつもりはなかったけど死ぬ前に言わせてくれと想いを告げるわけだ。
ここは不本意ながら泣いてしまいました(→私は簡単になく人です)兵士長の味方であるべきなのに、泣いてしまいました!うっうっ!
そして、ここまできてとうとう自分もずっと兵士長派できましたが、諦め、皇太子とヒロインの仲を認めるに至りました。長い道のりでした。ちーん!(鼻をかんでいる)
胴が長すぎ、ただでさえ甘い気やらめる末期や後、とうとう文字化けすらしてしまったな、にマシュマロプラスで飲まされるようなうええええな激甘ラブ展開に瀕死でついていってましたが、まさかの後ろ足と尻尾で挽回。私のストライクゾーンである、運命に引き裂かれる二人、的な?シチュエーションにもってってくれました。ロミオジュリエットみたいなね。
最終回が楽しみだ。ああ、でも、兵士長にちゃんとお相手の女性を用意してもらいたいな。私としては。そんなん別に視聴率に全く貢献しない展開だけどね。つうか、絶対兵士長の方がいい男だけどな。ま、いいか。
汪海妹
2024.08.31




