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とりとめのないこと 抜粋  作者: 汪海妹
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アメリカについて思ふ













  アメリカについて思ふ













ネイルをしに行った。お前の爪はほんとに薄いなと散々言われた挙句、例によって例の如く弱くて割れちゃった爪に偽物の爪、プラスチックね、を継ぎ足し、その後、爪の際や指と爪の間をゴリゴリ責められる。その時、必ず、確か中世の拷問にこういう系のあったよなと思い出す。爪を剥がすとか、爪と指の間に、きえええええい!


「何をそんなに怖がってるの?」

「えっと……」


生まれつき、想像力というか妄想力が半端ないので、ネイル屋に行くと必ず拷問の白昼夢を見るのである。やれやれ。


その帰りだ。子猫に会いました。写真だけだとわからないが、二匹いた。そっくりな猫。私のカメラテクがイマイチで彼奴等のちっこさがわからないのですが、ちっちゃかったよ!生まれたばっかなんじゃね?と思った。


猫は好きである♡ただ、言っておくが私は猫アレルギーだ。


チーン……


割と比較的若干の、虚弱体質なのである。よくも中年まで生きたな、私。妄想体質で、虚弱体質で、食いしん坊で、酒飲みなのだ。ちなみにアレルギーは猫だけではない。自慢できるほどある。しかし、自慢してもしょうがないのでやめておく。


それから、こっから猫はどうでもよくて、今日はダラダラ続く雑談的文章である。今日は、なのか、今日も、なのかは置いておく。


アラセブン(70代の人のこと、ウルトラマンの名前ではない)の父とよくチャットで話すのですが、本日はアメリカの政治情勢について話しかけてきました。


父はトランプさんよりハリスさんに どっちかといえば 勝って欲しいそうだ。私も父ど同じである。


政治についてとても詳しいわけではない。だから感覚的なもので上の話をしているのです。私は論理的で客観的な面も持っていて、リアルでお付き合いしていても私をよく知らない人は私を論理的で客観的な常識人だと思っているのですが、よく知る友人や家族は、私が直感的な人間だと知っております。占いをよく信じるし、根拠のないことを直感で断言していることも多い。


本日も、この、直感をもとにしてここに文章を綴る。だから、今日これを書いているのは優等生ではなくて、隠れ乙女である。


自分がトランプさんじゃなくてハリスさんがいいなと思うその訳は、トランプさんが撃たれたからです。その後のアメリカの動揺と、そして、トランプ派と反トランプ派の対立の様子をテレビ画面を通して見たからです。


以前に比べてアメリカの社会が断絶している、だったかな?分断している、だったかな?そんな報道の文句も聞いた。


ただひたすらに、私という人間はあまりに激しい人とか、激しく物事を進めようとする人に懐疑心を持つ人間らしい。激しく押し込めばその押し込んだだけ、同じぐらい未来で相手に押し込められる。そういうことを信じている。


そして、織田信長を思い出すのである。


信長がいいね、と言って、そして、女に至っては、信長が生きてたら結婚したいだなどというほどの人もいますが、私は信長の激しさも苦手である。そして、その激しさが苦手だなと思いつつ、ここまでの持論に対して自分でまた別の角度から切り込んでみようか。


時代によって求められるリーダーというのは違うから、ある意味、激しさとか急進的であることが求められる局面もあるのだと思う。自分自身はあまりそれを好まないのではあるが。


信長がその激しさで破壊してくれた土台があったからこそ、秀吉はやりやすかったのだし、ということだ。歴女としての私はツッコミどころ満載なので、あまりボロを出さないうちに次へ行こう。


本日のニュースで、現在のハマスとイスラエル情勢に対し、トランプがパレスチナに対して友好的であるとはいえないが、それでもトランプならこの戦争が長引くことを好ましいと思わず、多少強引な手段でこれを終わらしてくれるのではないか、そう思って彼はアラブ系の支持を得ているそうなのだ。


なんだかなぁと思ふ。


戦争というものが起きている現代ではやはり、トランプさんになっちゃうのかなぁ。時代は激しさを求めているのだろうか。


反面、アメリカ国民ではないけど、ハリスさんがいいなと思う身として、世界情勢がどうとか信長も秀吉もどっかへ放り投げ、純粋に今から、ハリスがどう戦うかについて考えてみた。


トランプさんはバイデンさんが高齢すぎるよと言ってそこを攻撃してましたが、なんの、トランプさんだって結構な高齢なのよ。ハリスさんはバッチリ若いです。そして、女性です。女性からの支持を期待できます。黒人です。黒人からの支持を期待できます。


うまくいくかなぁ、と思いつつ父と娘と見守る。選挙戦。ちなみに主人はトランプがなるに決まってるじゃん、と言っておりました。主人は保守より革新の好きな人。私とは違うぜ。


トランプやハリスよりパリオリンピックじゃないの?って話なんですけどね。


そういえば我が国は、パレスチナ住民への暴力行為でイスラエル入植者を資産凍結の制裁対象としたそうですね。アメリカやイギリスが既に同様の措置をとっていて、それに続いたそうだ。


若い頃の自分なら、やるならさっさとやれよ!アメリカとイギリスと同じ頃にさ!と思ってたと思う。しかし、最近、かなり考え方が変わりました。


発言や行動というのは、自分の立ち位置を見極めて行うべきで、ま、つまりは勝てるならいえばいいしやればいいけど、言ったりやったりすることで更に自分が苦境に追い込まれることもある。国と国の情勢も、或いは、会社の中で個人や集団としての行動も、よくよくパワーバランスを見極めて、一手一手を置いてゆくべきだと年をとるうちに学びました。


そして、それなら勝てないからとずっと黙っていればいいかというと、それも違うんだろうなと思うわけです。アメリカとイギリスが意志表示してから日本が発言するまでのこのタイムラグ、これにもちゃんと意味があるのだろうなと。


それもまた、大きい意味では激しくぶつかれば、後に激しくぶつかられると同じだと思います。時と場合によれば激しくぶつからざるを得ない時もあると思いますが、いつもいつも馬鹿の一つ覚えみたいにぶつかるのもいい手とも言えない。


自分の力量を考えずに無闇にぶつかってゆくのは、それは本当の勝ちを狙う行為ではないのだと思います。最近、そういうことをよく考えます。


自分ならば、どうやって勝つのか。日本の方法を見ながら、それを自分と重ねて考えるわけです。激しさを嫌い争いを嫌ってはいても、全ての争いを避けられるわけではない。じゃあ、自分はどうするのか、どうやって生きていくのか、


私もタイムラグを置き、遅ればせながらと自分の意見を主張する、日本のやり方を参考にしましょうか。あからさまに対立はしない。しかし、最後まで相手に迎合もしない。


私にはそういう方法が合っているような気がしてきました。そうだね、そうしよう。


汪海妹息子が塾帰りにアイス買ってきました。アイス買って……来ました。この時間に、アイス?食べないわけにいきませんよね?愛する息子のお土産。

2024.07.23



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