ドラマ感想文:光る君へ
ドラマ感想文:光る君へ
ちょっと前の話ですが、ネタバレするよ。
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このくらいでいいかしら?ま、見てないけどこれを読んでいる人もいるかもしれないと思い、簡単に説明すると、やっと妾の立場とは言え夫ができたまひろですが、ちょっとしたことで夫の宣孝と喧嘩してしまい、宣孝の足が遠のいてしまった。それで、気晴らしにというわけでもないのだけど、寺社に泊まりがけに参りに出たら、なんと偶然に道長も来ていて、そして、思いがけず再会できた勢いで……
えー、と思った。
その後、それでもおとなしく見ていると、寺から帰ると足の遠のいていた宣孝が久々に来て、またお土産をくれたり優しいわけだ。まひろもいつもの憎まれ口は引っ込んで優しい。
それを見た時、思った。そうそう、浮気した人って後ろめたさから相手に優しくなるっていうよねん。
ちなみに、この時期、道長も宣孝に何かと褒美だとかなんちゃらで特別目にかけてるのだわ。ウエーイ!
それからである。なんと、まひろ、妊娠したのですが、月日を数えると、ちょうど宣孝が、足が遠のいていた時期に妊娠しておるんですわ。
えーー、と思った。
そして、それからである。あっという間に宣孝にバレた。それで、まひろがお別れしとうございます、と言ったら、もともとこんなこともあるかと思ってたからいい。お互い様だと言うわけよ。
えええええええええーーーーーーーーー、と思った。
それでも大人しくテレビを見ていたが、流石にちょっと黙っていられなくなって、誰かとこの話をしようと横を見ると、思春期真っ盛りの息子しかいない。ゲームをしてた。
「……」
この人、相手に話してもな、と思うけど、じゃ、友達に電話でもかけるのかよ、いい迷惑だな、お前、何歳だ?という話で、背に腹は変えられず、しょうがないから中学生男子相手に話しかけたみた。
「あんた、奥さんが浮気して浮気相手との間にできた子供、育てられる?」
「ん?」
息子がしばし、私の話を咀嚼する。
「それ、ありえないでしょ?」
「だよね?だよねー?」
ある程度までとりあえず満足した後に、第二の思考ポイントに到達する。
いや、紫式部は、こんなちゃめっけねだろ。紫式部だぞ?
現代なら、学年でいちばんの成績を取り、尚且つ、スカートはきっちり校則通り長い女子だろ、学校で人気のある男子とうっかりちゃっかりやったり、しねえだろおおおおおおおお!
うおおおおおおおお!
太陽があったら太陽に向かって吠えたいが、なかったので、テレビに向かって吠えた。もちろん、心の中で。
しかしだな、しかしだよ。史実と比べてどうかはわかりませんが、少女漫画以上女性漫画以下、いや、これは、女性漫画?女性漫画的展開としてはっ、
ありだろおおおおおおおお!
歴女と痴女の間で惑ってみた。(←どちらの要素もあるのが私の悩ましいところである)
そして、しかしだな、わしゃ、倫理観が高いので、不倫もんはおもろくても自分では書けんなぁ、主人公が裏切るなんて、不道徳なことするなんて、いくら話的に盛り上がると言っても、フィクションであっても、書けねえなぁ。
つうか、取材どうすんだよ。不倫したことない人が書く不倫小説ってどうよ、これはこの前の乱闘したことがない人が書く乱闘シーンってどうよ、の続きである。
するか?不倫……。あくまで創作のために!(←誰とだよ)
そんなことを考えながらその熱いテンションが徐々に下がってきて冷静になる。そして、思い出した。
いや……、書いたな。
よく考えてみたら、書いたよ。自分の子供じゃない子供を育てる男の人の話。しかも、2人いるよ。
チーン……
つうか、わしゃ、おばあさんに優しいイケメンが好きだし、究極に優しい男が、好きやねん。
究極に優しい男:他人の男の子供を育てる男
ふっ……
ま、一応言っておくが、この子供は浮気でできた子ではない。もうちょっと言っておくと、不倫も書いたよ。ええっと、厳密に言えば、三つは書いたぞ。
書い、てる、じゃーん!不倫したことないのに、書い、てる、じゃーん!
(ま、しかし、本人がそう証言しているだけで、私が不倫をしたことがないという物証はあげられないわけだが)
じゃ、不倫はやっぱ、盛り上がるからって書いたんですか?と言われると、
いやー、
成り行き、ですね。
チーン……
不倫を書こうと思って不倫の話を構築したのではなく、メインエピソードの道筋のために不倫という設定が必要で、背景として書きました。その後、息子視点で書いた話を今度は母親視点で書こうとか、彼女視点で書いた話を彼視点で書こうとか、視点を変えて話を書く活動をするときに、図らずも不倫がメインエピソードになっちゃったのよ。
ま、何事も修行だと思って、ね!実生活では浮気も不倫もしたことないけど(←しつこい)、書いてみました!
で、まひろに戻ろうか。どうよ、やっとこさ結婚して大切にしてくれてる人、裏切るってどうよ。
不倫なー
平安時代って意外と、みんな結婚してても割と自由に生きてたんかねぇ。わしゃな、結婚しても恋愛感情がいつまでも続くとは思わずに生きている人だものね。それに、平安時代の貴族って一夫多妻じゃない。
今ほど、意外とガチガチでもなかったのかなぁ。現在のこの一夫一妻と浮気はダメみたいな倫理観って実は古来からのものではなくて、明治ぐらいからの価値観だとどっかで読んだ気もするし。
じゃあ、自由恋愛で、男も女も自由でいいじゃん!と、私が思うか?私は男も女も複数と同時に付き合っても、それなりに嫉妬すると思うのよね。
嫉妬するからこそ、自分が相手を好きだというか、独占したいと思っているというのをより強く感じ、恋愛感情を楽しめるのではないですかねぇ。
ま、愛憎をたっぷり楽しみたい人は、ドロドロと楽しめばいいんじゃねーって感じかしら?
ただなー、紫式部は、あれやろ、スカートの長い、学級委員長タイプで、隠れ乙女だろっ!(←どっか自分と重ねてる?)それとも男を手玉に取る悪女タイプだったんかーい!!!
ピギー!
今週、どうしても、どこかで、豚みたいに鳴きたかったんです。悪女かもしれない紫式部を思うと、(つうか、悪女でなかったのなら、名誉毀損で訴えるためにご本人が蘇りそうだがな、ちょっと何勝手に私のこと書いちゃってるのよ、的な。)
ピギー!
今宵は豚のようにないてしまったぜ。
しばらくマイブームになりそうだ。ピギー!
2024.07.18