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ソルジャーズ

作者: ZMES

 ソルジャーズ。それは裏の闇社会と戦う、人気の職業の1つだ。

「何だって!?あのクラスで陰気なエサキが裏で社会の闇と戦うソルジャーズの一員だって!?私も負けてられない!!すぐに入社追い越してやる…!」

と負けず嫌いのロカはそう言うと、すぐにソルジャーズへと出願しに向かった。

「私もソルジャーズの一員として活躍したいんです…!銃を扱う経験なら小さい頃に銃の仙人であるスナッパさんに教えていただいたことがあります!どうかよろしくお願いします!」

「ほぉ…、あの仙人のスナッパさんに…。わかっていると思うけどこの仕事は命の管理は自己責任だし、学校での皆からの評判が良いからって危ないよ?それでも大丈夫?」

と面接官がふるいにかけた。

「それでも良いんです!!どうか、よろしくお願いします…!!」

とロカは答えた。

「ならテストをしよう」という事で実技試験をする事になった。銃を使った的当て、正確に敵だけを狙えるか等を行って上位に食い込む結果となった。

 後日合格届が来てロカはソルジャーズの一員として働くことになった。

 そして任務初日。ある荒野で武器の密輸が行われているという情報があり今回の任務は密輸を防ぐという任務だった。

「あ~っ!お前は陰気なエサキ!!何であんたがここに居んのよ!!」

とロカがエサキに向かって言った。すると同じチームの一人で隊長であるタツが

「同じ学校のクラスメイトだったらお互いの事を知ってるから組みやすいだろ?まあ、よろしく頼むよ。」

と言った。エサキは、

「よろしく。」

と、ただ一言言っただけだった。敵は持っていないこちら側がだけの装備で傷を負わないシールド付きの装備を着けるようにタツに言われた。これがあれば任務は楽々終わるようになっていた。任務開始の合図と共に敵のいる領地へと出撃すると

「私が一番になってやるんだから…!!」

とロカのその意気込みと気持ちの焦りからか、自然と敵地の前方へと進んでいた。

「あの馬鹿…!!前へ出すぎだ…!!」

と隊長のタツは敵地で声を出すと居場所がばれるので心の中で呟き、解決策を考えていた。ロカは移動しようとした弾みに「ガサッ」と物音を立ててしまいそこから発砲され銃撃戦が始まった。敵の情報とは違う猛攻撃にシールドを展開して撤退を計るがロカのシールドはどんどん削られていく。

「やばいっ…!!このままだとシールドが破壊される…!やばいっ!死ぬっ!誰か助けてっ…!」

その時黒い陰が横から飛び出した。エサキだった。エサキは巨大なシールドをはり

「一時撤退だ!」

と言った。

「うん、わかった!」

とロカは返事をして二人は撤退を開始した。その日の任務は敵が密輸場所から逃げてしまい失敗に終わったが、次の日からロカは任務に来なくなった。

 今でも学校で度々顔を合わせるが以前のようにエサキはロカから悪口を言われることは無くなっていた。


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