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4 面倒だぁーー

遅くなりました!


これから出来る限り更新していきます(*´ω`*)


よろしくお願いいたします!

 (と、とりあえず)

 

 今は、この状況をなんとかしなければ。

 

 気を取り直して。

 

 自分を確認し、(なんかもっと確認しなきゃならないことがある気がする……)

 

 気を取り直してっ!

 

 今度は周り。

 

 (この世界には魔法があって、私は魔力が人より多い。だからいろんな魔法が使える)

 

 事実、ただの雷を打つにもかなりの魔力が必要だった。それに「10倍増し」なんて付けたのだ。あの雷は人なみの魔力ではまったく足りないだろう。

 彼女の魔力は彼女自身でもちゃんと把握していなかった、いや、できなかったのだ。魔力切れなど起こしたことがなかったので。

 

 (魔物とかいっぱいいて、炎竜もその一つ。Aランクだもんねぇ、他の魔物とは比べ物にならない…けど)

 

 魔物には強さによってランクがつけられている。

 

 SからFまでがあり、大体普通に生活している成人男性がDランクを倒すことができる。

 冒険者にもランクがあり、これもSからFまでだ。Fランクは10歳以下しかもらうことはないので、実質EからSランクである。

 コノハはBランクだったが、年のせいでギルドマスターに頼んでもここまでしか上げてもらえかなったのだ。

 …普通12歳になるまで上がってもEランクなのだが。

 …というか、10歳以下は問答無用でFランクなのだが。

 コノハはいろいろやらかしたのである。

 

 (って言うかあいつもあいつだよ!!!何であんなに簡単にあいつやられちゃうかな!!!)

 

 自分で倒しておきながら、心の中で悪態をつく。

 超理不尽である。

 これを竜が聞いたらしばらくは立ち直れないだろう。

 コノハにとって今回のことは、

魔物えものが来た→倒すやっつける、という考えしかなかった。

 ……だってそのままほっといたら間違いなく町が無くなるので。

 …………………。



 

 (うん、落ち着いてきたかな)

 

 心の中で悪態をついたからだろうか、思考力が戻ってきた。

 これで今の状況を判断できる…だろう。

 多分。

 

 (まず間違いなくこのまま行けば王様謁見だよねぇ。竜を倒した褒美かなぁ?面倒事がおきなきゃいいけど…)

 

 はぁー、面倒だぁ~…

 

 (竜を倒した子供に興味を持った?それか私を取り込もうとしてる?)

 

 どちらであっても面倒事には違いない。

 コノハは頭を抱えた。

 

 (日常がぁ~平凡な日常がぁ~…)

 

 コノハがどう思っても馬車は王都に向かって進んでいく--。

 

 

 

 

 

 そもそも、世界中が頭を抱えていた竜を一撃で倒す少女を国がほったらかしておく訳がなかった。






 

 彼女に平凡は遠い…………。





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