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13 逃げる準備 その3 やらかしたぁ!!

 コノハは自分が作ったマジックボックスの性能がどれくらいかわくわくしながら見ていた。

 

 「あ、無くしたと思ってたティーカップだぁ!!!」

 

 が、収納魔法に何が入っているかよくわかっていないコノハは中身をマジックボックスに移す時けっこう「無くした」物が出てきて感動していた。

 

 しかしある事実に気付く。

 

 「収納魔法にどんだけ入れてたの……私」

 

 出しても出しても終わりがない。

 

 そして。

 

 「どんだけ入るの……マジックボックス」

 

 もう見た目より5倍は越えているだろうが、余裕そうだ。

 

 ついに収納魔法に入っていた物は全て移してしまった。

 

 「……………」

 

 無言でマジックボックスに手をつっこつむ。

 

 「……あ、これまだまだ余裕あるなぁ」

 

 

 

 冗談半分でリビングに置いていた丸テーブルを入れてみた。

 一瞬テーブルが光に包まれたと思ったら、そこにテーブルはなかった。

 

 「………………………」

 

 (うっそ………)

 

 マジックボックスに触れてテーブルを頭の中で思い浮かべる。

 すると彼女のすぐそばが光り、そこにはテーブルが…。

 

 まさかの事態はのんびり屋の彼女も絶句。

 

 (うっわぁ………マジかあ)

 

 冗談半分でしたことがまさか成功するとは……。

 

 彼女が作ったのはショルダーバッグ型のマジックボックスである。

 あまり大きくないため腕のいい職人でも見た目より5,6倍あればいい方だ。

 だがこれはこの丸テーブルが入る時点で10倍は越える。

 

 (うわぁ、やらかしたぁ~~~)

 

 

 

 

 しかもテーブルが入っても余裕そうである。

 

 もうコノハは考えるのを止めた。

 

 

 

 

 

 

 

 ……ちなみに完璧なマジックボックスを作るのは高等技術で、それを作れる人材は高齢化を突き進んでいた。

 

 

 尚、コノハはその手の情報に興味がない(疎い)ので高等技術とか、高齢化とか全く知らない。

 

 

 

 

 

 

 



 さて。

 

 (さぁ、気を取り直して!!!)

 

 

 (次、いってみよー!!!)

 

 

 コノハの逃げる準備はまだまだ続く……。

 

 

 



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