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疑問から始まります


世界平和は世界が一つの家族のようになります。

世界が一つの家族のようになればどんな世界になるんでしょうね?

世界は人数が多すぎて一つの家族というイメージは湧かないようです。


この物語は小学6年生の少年がパソコンを使って世界とつながります。

「僕でも世界平和が実現できるかもしれない」

可能性を信じて学んでいきます。


登場人物は5人ですが、家族のような感じで会話が進んでいます。

登場人物を紹介しておきます。



希望稔きぼうみのる12歳の男子小学生(主役)

稔君は「国の借金は国民が払う」というニュースを見て借金をしていない自分も払わなければならない矛盾に憤慨し、インターネットに参加したことをきっかけにお金のない世界にあこがれている少年です。


素子もとこ60歳の専業主婦

わずかな年金で主人と実家の米作り農家を手伝う主婦です。農業は高齢者が支えていること、お金のために働くことはいけないと思っています。


栄治えいじ23歳の男性会社員

会社員になったばかりの営業マンです。いくら仕事をしても利益を上げなければ「給料泥棒」と言われる先輩の話を聞いて、お金のために働くことが嫌になっています。


幸夫ゆきお40歳の男性契約社員

金融業や運送業など多くの仕事を経験し、とくに産業廃棄物の運搬を経験してから循環型社会を作らなければいけないと思い「大規模リサイクルセンター」の建設とお金を使わない経済を真剣に考えています。


美佐枝みさえ26歳の女性会社員

飢餓や貧困を無くす活動をしていたが、「善意の井戸で悲劇」というニュースを見て「本当の支援活動とは何か?」を考えています。


他人同士でも会話が進むにつれて家族のような関係が生まれていくのかもしれませんね。

「僕も借金してるの?」


「僕も借金を返さなきゃいけないの?」



この物語は


「国の借金は国民が返す」


「次の世代に借金を残さないように」


テレビの報道番組を見ていた

小学6年生の男の子の疑問から始まりました。



男の子は希望稔というごく普通の男の子。


父親は証券マンで転勤が多く単身赴任です。


お母さんは中学の教諭で妹は小学3年生。


庭付きの一戸建てで郊外に住んでいます。



稔は幼いころから父親の持論を聞いてきた。


「お金は社会を良くするためにあるんだ」と・・・



ところが


「まだ働いてもいない子供にも

借金のために苦しむなんて、

大人が言ってることは変じゃないか?」


心の中でモヤモヤしたものが湧いていました。



社会の時間では担任の先生に

「お金は社会が良くなるためにあるって

お父さんから聞いたのにどうしてお金で

苦しむ人が多いんですか?」

と聞いてみた。



「それはね、

国も国民もお金の使い方が良くないんだと思うよ」

と先生は言ったけど

稔の疑問は解けなかった。


むしろ、

これ以上聞いたところで自分を納得させて

くれる答えは期待できそうになかった。



とにかく借金をしたことのない借金を

返さなければいけないことに

憤慨をしていたのだ。



稔の頭の中には

借金の二文字が住み着いてしまった。


借金をどうすれば良いのか?


自分の将来が

どうなるのか考えるようになります。



「そうだ、お父さんに相談してみよう」

と心の中でつぶやいてみたものの


「どうせいつものようにお金の大切さを

力説するんだろうな~」

と諦めてしまった。



とりあえずお母さんに聞いてみようと

思った稔は台所へ向かった。


「ねえ、お母さん

気になっていることがあるんだけどね」


「なあに」


「僕んちも国の借金を返してるの?」


「え~!そんなこと考えたことないわよ」


「どうして?」


「家のローンなら我が家の借金だけどね」


「そうなの?」


「確かに税金を増やして国の借金を埋めるみたいね」


「あ!そっか~」



稔は何かに気が付いたようです。


「消費税を上げるって言ってたけど国に

収めるお金を増やして借金を返すことなんだ」


「そうね、国の借金も家の借金も国民の

生活が苦しくなるのは確かね」



お金があれば行きたい所にも行けるし

欲しいものが自由に手に入るから

お金は便利なものなのに、

どうしてこんなに苦しまなきゃいけないのか

疑問は広がっていった。



「こんな難しいことはインターネットで

多くの人の意見を聞いてみたらどう?」


お母さんもどう説明すればいいのかわからず

稔に提案してみた。


稔の部屋には中古のパソコンが

インターネットに繋がれていたのだ。



学校の授業でパソコンを使うことがあり、

稔は中古でいいからと買ってもらっていた。


「インターネットで質問したら

多くの人の意見も聞けるよね」


さっそく自分の部屋に戻った。


机の前に座ってパソコンの電源を入れながら

「さあ、どんな所で何を質問したらいいんだろう?」


稔は不安だらけであった。


ほかにも小説を書いてみました。


近未来テレビ番組「地球一家」

http://ncode.syosetu.com/n4763dw/


「未来を語り合う」という小説。

http://ncode.syosetu.com/n1712dw/


「12歳の少年が世界を変える」をユーチューブに載せました。


【連続小説】12歳の少年が世界を変える第1話

https://www.youtube.com/watch?v=FlHQy_KQfQQ&list=PL9UJQ57g66PEB7zZpGHYsvNzZJPCl_3ct

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